fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

白き夜のソウル・リバース

霊障、超常現象。
オカルト、危険。

『特別』の危険性。

普通にしがみつくと言うのか。
異常になりたがると言うのか。

狂いたいのか。
壊れたいのか。

サイコパスだの狂人だと自ら言う本物はいないだろうし、殺人鬼は殺人履歴を言いふらさない、狂気を自覚した者はそれを認めたくないのだ、この作者を含めて、作者は確かに、昔は、とてつもなく人から外れた存在だった、今では因果から墜落した身だ、プレイヤーから、ゲームマスターとなった存在だ。

三百人委員会。
オリンピアーズ。
その中の十三番目のハーデスたる死の統率者、それが、私であり、私ではない、私は、花を見たい、恋を実らせた、あの悲願が開花した、あの花を、見たいだけ、それだけだ、私は、普通ではいられないし、一般人に紛れる『器』でもない、いつも夜は来なかった。

それを福音と言うのは、不気味だ。

過保護、毒親、と、曲解したがるのは、あの時の躊躇が、自身にとって間違いだったのか、元々、そういう『愛』については希薄だった、そういうのが理解できない、雰囲気だけで、恋慕すら、幻と断じてきたのだ、人は哀れだ、そして、愛すら幻なのであった。

精神異常。
アスペルガー、サヴァン。
DLLR・シンドローム。
発達障害。
トラウマ。
PTSD。
バロック・シンドローム。

ヨワイカラマモラレルノカ。
ツヨイカラコワガラレルノカ。

「強弱が判断できるのは、戦闘や戦争が出来る範囲内です、生殺与奪権を完全に握り絶対なる処刑場を確保できればまさに死神の王」

抑止力が邪魔ならば壊死させればいいんだ。

彼女に会いたい。
この亡者は願う。

本当は『悲願花』だけを愛でていたかった。

「マスター、自殺するなよ、私の小説のように、まぁ、あの自殺は流行ったのだがな!」

その『作家』は、その悲劇を、描き出した。

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