fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

真・セイバー

「真の虹霓をご覧に入れよう……! 『虹霓剣カラドボルグ』!」

ファミリーマートの外でその宝具は発動する、渦巻く螺旋が大地を穿ち、地形ごと敵を粉砕する。
コンビニは倒壊した。
その中から四人が出てくる。
「なんや、あれがお前のサーヴァントかいな」
「そうだ」
兄弟は瓦礫を各々の魔力放出のみで飛ばした後に、その魔剣使いをマスターと同一視して、頭を抱えた、ハジキを潰れて壊れたが、王魔剣は瓶や缶が壊れ溢れた酒の酒精を啜っている、まるでそれは吸血鬼のようだった。
「絶倫しかいないんかよ、わしらの家系」
「だろうな、まぁ、俺はノーマルだぞ?」
「は、俺がアブノーマルみてぇな事言うなや、しばくぞ」
「山田君、大丈夫ーー?」
「えぇ、よくある事です」
「話聞けや、われ!」

「家康の配下か?」
「家康? あの女の?  あー、確かに、この聖杯戦争においては、配下というより妻だな」

その答えにどこまでも顔を歪めるアヴェンジャー、夜叉か、羅刹か、まさに悪鬼羅刹の笑み、魔道に落ちた不動明王にも思えてしまうほど、怒りだけがそこには狂っていたのだ。
「なら、貴様が死ねば奴は悲しむという事だな、あいわかった、早急に絶殺を果たそう」

魔剣を構えた赤枝騎士団の男。
「やれるものならやってみな」

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