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fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

暗き黄昏

「先輩のために、料理を作ります」

空ナベ。
文字通り具も何も入っていない鍋をかき混ぜる、破綻した恋慕、それさえ融解させて。

廃墟。
日本古来の屋敷。
衛宮士郎の自宅。

だった場所で。

「いけないいけない、ワンちゃんに餌もやらないといけなかった」

彼女はシシ肉を持って庭に行く。
庭には、犬小屋、中には人間だ。

「わん!」

首輪、蝙蝠のようなキィキィとした雑音のようなノイズ、鈍色の両目、彼は、畜生道に落ちていた、プレイミッツ・マーダー、あの犬畜生に似て非なる、駄犬そのものである女。

「はい、どーぞ」
「わんわんわん」

痛々しい惨状だ。

「わしの孫やないかい」
紫色に腫れ上がった鼻。
茶色のサングラスをしている。
スーツにコートを羽織っている。
ダブル・ガンブレードを持った。
マフィアのようで、ヤクザのような老獪。
煙草をくわえて、ぬらぬらと、鱗がある。

「イライラするのぉ、男なら、もっと、ちゃんとしんかいや、あぁ、戒めというやつか」

「それはどうかと思いますよ、天魔神よ!」

首ちょんぱされる。 
アサシンによって。
だが、ぶちゃらん。
海産物のような液。
クラゲのような膜。
首から放出される。
名状しがたき恐怖。
首が、一から再生。
醜悪カイツール生き足掻けってな!!」

「冒涜的だ」

ノコギリを巨大化させたような大刀。
それを、そのおぞましき血族の中で。
海の神『エーギル』の化身でもある。
全ての鮫の父の擬人化でもある怪翁。

そんな彼が、この場に、煩悩の濁流を撒き散らし、巻き散らかして全てを濁りに変える。

「さぁ、そろそろ悪逆無道を、始めようか」

「七つの大罪・憂鬱と貪欲を捕捉、処刑する、加えて、この世全ての悪もあるよな?」

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