fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

乱入者側・追加されるツートップ


「手術しますよぉう! ヒャッヒャッヒャ!

医療用メスを投げつける。
医療用メスで斬りつける。

「誰か!血を! 誰か!  血を! 誰か!血を
誰か!私を止めてくれェェぇぇええええ!」

血の涙を絶えず流しながら発狂してる。
かつての元殺人鬼が、ここに復活する。

「マスター……もうやめて……もうやめよう…」
そう紡いだ、彼女は、その彼の精神崩壊を治せないでいた、同時に彼女は、少し心を揺らがせれば、彼のように、同じように、そうならざるを得ない運命にあったのだ。
心を折らなかった彼女。
心が折れてしまった彼。

紅の悪夢。
吸血鬼より鮮血する鬼。
緋色の惨劇。
虚言の王子。

「リンボ! 狂った人達を今送りますよぉ!」

!?

「わしを送れるんならやってみぃや!」

族車というバイクに乗りながら、片手で狼牙棒を持つ、隣に並列走行する戦国武将の甲冑を装着した男には、族旗『霧涙死穢螺檎ムルシエラゴ』と書かれ、先端の穂先が、パックリと割れ、チェーンソーが稼働していた。

かつて、表側と裏側をぐちゃぐちゃにして、境界線ごと、混ぜ合わせ、泥々に全てを血に埋没した二人のツートップが極夜師団の過去の組織との因縁、番長との久方ぶりの再会。

それを全て怖そうとしにやってきた。
そのサーヴァントはクラスすらお互いの狂気により英霊の座の召喚方法に一説狂わせた。

「「なれど、業に押し潰れ、咎に嗤え」」

と………

クラス名はどちらとも『デストロイヤー』



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