fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

雑談・『イスラフィール視点』

アインツベルンのホムンクルス、最後の審判を司る天使の名前を冠している。
この最後の審判を司る天使は、一日に六回地獄を見てはその光景のあまりの悲惨さに打ちひしがれ、大量に涙する。その涙の量は半端ではなくほおっておくと何と地上を洪水で満たしてしまう程である。アラーは地上にそのような災厄が降りかからぬようにイスラフィールの涙を止める努力しなくてはならない。

その地獄の中で、現世という地獄の中で、彼女が重要視する地獄が人体最凶の蝙蝠が招く大惨劇、死の統率者、冥王の指揮者、ミクラトンテクートリのデミサーヴァント、かつて、彼はそんな邪悪では無かった、あんなにも酷い事が出来る少年ではなかった、誰が、彼を、誰が彼をあんな風にした、誰のせいだ、誰のせいだ、ダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダレノセイダ。

「今となっては全てが笑殺話だろうよ!!」
人体最凶の蝙蝠は道化師なるまま笑殺をした、奇しくも、皮肉に満ちた運命を嘲笑うよりも、その歪んだ笑みは残忍に満ちていた。

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