fate/badRagnarökーー魔王の名はアーリマンーー

家上浮太

開幕前の小話『ダーニック視点』

「私もいるぞ! 二頭狐ぇ!」

ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアが自身のサーヴァントの乱入する、奇しくも、第三次聖杯戦争とは立場が逆転し、聖杯戦争そのものに復讐しようと彼は傷痕、生々しい火傷痕を全身に爛れ刻ませながら、暴虐の嵐を、かつての家臣と誇称した、その人物、旧日本軍残党の中で最も異端児とされた、その妖人に腸を赤黒く、煮やして………

フライフェイスが特徴の復讐鬼、第三次聖杯戦争を襤褸絹に執拗に死体撃ちをしたかのような惨敗により、一番の家臣であった者の裏切り、一度目は軽く野心家として自分と似ていると許して、二度目は不参加の盟約の破棄、三度目で、彼のサーヴァントに大火傷を負わされ、以後「ユグドレミアの血は濁ってるプギャー(意訳)」を言わせる事を唆せた二頭狐を心の底から憎んで、同じ目に合わせてやりたいと固執している八枚舌の陰謀家だ。

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