異世界の復讐者

1話

初めての投稿です。誤字教えて頂けるとありがたいです。グロイ表現あります。


斉口市斉口北町3-4-7
閑静な住宅街にただ住む近所には似た家がいくつもあるありふれた家の朝の光景があった

「秋斗起きなさい!遅刻するわよ」
「後30分だけ..いや5分だぐぅzZ」
「しょうがないわね...はぁっ!」
「ぐはっ!」
柊家の毎日の光景があった。
柊家 
父 柊秋次 新聞記者
母 柊エリス主婦
息子 柊秋斗 高校1年生
娘 柊 悠里 小学一年生

少子化の日本では普通の家族構成の普通の家庭だった。

「おはよ、父さん」
母の優しい愛の拳でバッチリと目覚めた秋斗は朝の朝食を済ませコーヒーを片手に新聞を読む父に声をかけた。
「おはよう。また夜更かしかぁ?」
いつもの朝からの騒動になれた父秋次は騒動の原因の夜更かしに笑いながら聞いた
父 柊 秋次 38才
黒髪に黒目 特徴が無い事が特徴の地味な新聞記者。性格は穏やかだ少しお茶目な一面を持つ。完全に妻に尻に敷かれている。

「聞いてよやっと完成したんだよ!名ずけて秋丸君8号改」
「何そのダサい名前」

声の先にはエプロン姿で父の鞄を持つ母がいた。
母 柊 エリス 35才
綺麗な金髪の髪に海ような青い瞳二児の母とは思えぬプロポーション。秋斗がなぜこんな父と結婚したのだろう?と月に一度は考えてしまう美人なイギリス生まれの母のエリス。

「にぃにおはよ!あのねお願いがあるの!」

妹 柊 悠里 6才
母エリスに似て金髪の綺麗な髪に青い瞳将来は何人の男を泣かすだろうかと心配するほどカワイイ秋斗の妹の悠里
「おはよ!お願い?どうした?クラスの男子が色目でも使ってきたか?よしにぃににままかしとけ!カワイイ妹の為なら人間の1人や2人ぶっ殺ずがはっ!?」

「何小学生に変な言葉教えてるんだい!!」

母の右手から一瞬で放たれた拳が秋斗の腹に突き刺ささった

「じょっじょうだんだよ!そそそれでにぃににお願いってなに?」

「あのね!りーちゃんが動かなくなったの」
「りーちゃん?あぁ!犬型ロボのオモチャか!あぁいいよ!今日帰ってきたら直したあげるね」
「ほんと!?やったー」

子どものオモチャと言っても中にはコンピュータープログラムなどハイテクノロジーが使われている為普通の高校生には直すなど簡単には行かない事だったが秋斗にとってはたいして問題ではなかった。

柊秋斗 16歳 高校1年生
黒髪に黒目
自分はイギリスと日本のハーフと言っても誰も信じないくらい典型的な日本人の特徴を持っていた。
なぜ自分は母似では無かったんだろう...と小学生できずいてしまったルックスは中の中
そんな日本人顔の秋斗は物心がついた時から父の浮気を疑っていた...だが毎日の両親のラブラブぶりをみて無いなときずいた。
だが頭だけは良かった。簡単な一言で言うならば天才の言葉があうだろう。特に趣味を越えている科学分野では自家製の執事ロボットを作成するなど才能の片鱗をみせていた

「行ってくるよエリス♥」
「いってらしゃいませあなた♥」

甘ったるい朝の光景をいつもの事と制服に着替え登校の準備をする秋斗

「おし。あっ秋丸君起動しとくか!」
準備をおえ昨夜完成した執事ロボット秋丸君8号改を起動させる事にした。

「秋丸起動!」

「ヴィーン、パチリ」
「おはようございます。マイマスター」
「おはよ。学校行ってくるから部屋のかたずけしといてくれ。」
「了解しました。」
秋斗は昨日散らかしたまま布団にはいった部屋兼工房のかたずけを命令し学校に登校した。

秋斗が通う斉口高校
特に偏差値が高いなどと言う事もなく秋斗が進学先に決めた理由も家から一番近いからだった。

「オッス秋斗」
「おはよ柊君」
クラスに着いた秋斗に声をかけてきた同じクラスの二人がいた。

望月里香 15才 
赤髪黒目
先に声をかけてきたショートカットの女子
性格はさばさばとしている風にみられるが実際はかなりの乙女。母がスイスと日本のハーフで日本人ばなれした大きなバストが特徴の美少女
秋斗とは保育園からの付き合いの幼なじみ秋斗いわく霊長類最強女子高生との事
空手世界一の実績を持つ
一部女子から様付けで呼ばれている。

紫藤 由衣 15才
黒髪黒目
続けて声をかけた黒髪ロングの女子

秋斗とは高校に入って出会った
高校で出会った里香と仲良くなった事から秋斗とも交流をもつようになった。実家が由緒ある神社らしく巫女の鏡のような黒髪のロングの清楚な美少女。男子から熱狂的な支持を受けている。

「おはよ」
秋斗はいつものように普通に挨拶を返す。
だがそんな秋斗をクラスの男達が..いや..クラスの男女達が睨んでいた。

「あいつまた紫藤さんに声をかけられてるぞ死ねばいいのに」

「里香おねー様に声をかけてもらっているわ死ねばいいのに」

由衣も里香もタイプは違うがどちらも美少女と呼べるほど可愛くクラスの男女から人気だった。

「ねぇ秋斗、今度の日曜あんた暇でしょ?ちょっと付き合いなさいよ」

「日曜?予定はないけどどうしたんだ?」

「日曜の神龍祭に由衣と遊びに行くんだけど、ほら女の子二人じゃ危ないじゃない?」

「紫藤さんはわかるけど、里香を襲う奴は自殺希望者だろ...ごめんなさい..」

自分の発言こそ自殺希望者と変わらない事にきずいた秋斗はすぐさま謝罪するが....

「グフォ」ドーンと秋斗の脳が揺れる
顔の形が変わってないか本気で気になる秋斗に紫藤が言った

「柊君、私からもお願い。私、祭とか行った事無くて一度行ってみたかったの!」
そんな紫藤達の頼みを背後から盗み聞きしていたクラスメイト達
「紫藤さんと祭だと!?なぜあいつと!」
「里香様の頼みを断るなら死刑ね」

「..わかりました。何処でもついていきます」
「やった!ありがと!」

喜ぶ二人を前に、断っても承諾してもこの後の一時間目の体育のバスケがどうなるかは同じ事になると顔をひきつらせながら想像し落ち込む秋斗だった。



***************

ある一室に数人の男達がいた。部屋の隅が突然ブレだし一人の男が現れた。
「よくぞお越しくださいました。マルク様」
「挨拶はいらないよ。ウォーカーの最後の血族がみつかったと報告を受けたが」
部下らしき者の歓迎の挨拶を一言で終わらせ
報告の真意を確認するマルクと言う謎の男

「はい。長年探していたウォーカーの最後の血族の娘がこの町にいるとわかりました。調べた所娘はこの世界の人間と結婚し、子供と暮らしているそうです。」

「良し。私自ら最後のウォーカーの血族を絶ちきり我ら一族の野望を叶えてみせましょう!」

マルクという謎の男はウォーカーの血を継ぐ全てを殺すと部下らしき者に言った

「娘は斉口市というここから車で1時間程度の場所で暮らしています。」
「車?あー馬のいらない馬車なのでしょう?この世界は実に素晴らしい。一族の野望を達成したらわたくしの支配下に置くことにします。」

この世界と言うまるで別の世界からきたかのように話すマルクという謎の男。

秋斗はまだなにも知らなかった。このあとの秋斗の非情な運命をこの男、マルクが作り出す事を..

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