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正反対の僕と彼女~2人の関係の行方~

梅谷シウア

#1 12.打ち上げ~彼女は意外にも~その2

晴人が家に戻ると、女性陣はリビングにはいなかった。
「ゆいねえの部屋に行ったのかな。疲れたし少し休むかな」
 晴人は買ってきたものを机の上に置くと部屋に戻る。
「あれ、もうはるくん帰って来たの~。お姉ちゃんがお帰りのキスをして~あげますよ~」
 晴人は1度部屋を出て、自分の部屋であることを確認する。
「ゆいねえ、ここ僕の部屋だよね、ってなんで泉さんは僕のベッドで寝てるのさ?」
「ごめんなさい、これを食べたら2人ともおかしくなっちゃってね」
 そういって習志野佳奈が見せてきたのは、ウィスキー入りのチョコレートの梱包氏だった。ウィスキーに含まれる微量のアルコールで酔って、すぐに寝たと思われる泉とブラコンが増した結華を見て晴人は溜め息をつく。
「2人をお願いしてもいいですか? 僕はソファーで寝ますので」
「分かったわ」
 晴人はリビングに戻るとコーヒーを淹れだす。
 体育祭の後で疲れてるのにまともに休めないのはつらいな。
「もらいっ」
 淹れたばかりのコーヒーを飲んだのは習志野美優だった。
「人が入れたコーヒーの最初の1口を勝手に飲むなよ」
「仕方ないじゃない、あの部屋にいると疲れるんだもの。それもこれもあなたがウィスキー入りのチョコをその辺に置いておくから」
「僕だって部屋を追い出されたんだけど」
 晴人は仕方ないと言いながらもう1杯コーヒーを淹れる。
「あなたはもう少し、お姉さんとの関係をしっかりさせなさいよ。あれは異常よ」
 やっぱりそうだよねと晴人は言うとコーヒーを一気に飲み干し、脱衣所に向かう。
「本当に休めないなぁ」
 晴人は風呂から上がると髪もろくに乾かさずにソファーに倒れこもうとする。しかしそこには習志野美優が気持ちよさそうに寝息を立てていた。
「習志野さん、起きて。習志野さん?」
「駄目よ、その子1度寝ると朝まで起きないわよ」
 習志野佳奈の言う通り起きる気配を見せない習志野美優を、起こすのをあきらめると、自分の部屋に入る許可を取り押し入れから出してきた来客用の布団を敷きそこで寝かせる。
「あれ、ここってはるくんの部屋?」
「ゆいねえようやく酔いがましになったんだね。僕はもう寝るからあとはよろしくね」
 晴人はそう言い残すとようやくと思いながら、ソファーの上で睡魔に身を預ける。

*****

 翌朝目を覚ました晴人は、抱き着いてきていた結華を無理やり押しのけると朝食の準備を始めた。それからしばらくし、朝食の準備ができたところで全員が起きてきて食卓に着いた。それから他愛もない雑談をしながら朝食を食べ、帰ることになった。
 晴人は、ソファーで変に寝てしまったし、疲れていたので各自が返った後の寝ることについて考えていた。
 特に俺といった事態もなく終わり、晴人は結華に礼を言ってから自分のベッドに入ろうとっする。
「ありがとう、ゆいねえ。昨日今日と疲れたけど楽しかったよ。おやすみ」
呆気にとられた結華だが、ベッドに入った晴人に抱き着きおもいっきりあまえる。
晴人の脳内に昨日の習志野美優に言われた事を思い出すが、あと1年もないんだしと諦めて意識を手放した。

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