こんな俺でも異世界でやれること

yamato.K

第20話 ここから先は選択次第

…ユーマさんは未だに帰って来ないです。
あの魔物達との戦いが終わってヘイリーべは壊されましたが、皆んなで手を取り合って、完全とは言えないですが復興しました。


アナンタは元気いっぱいに皆んなのお手伝いをしていました。私もお手伝いをしましょうかと聞きましたが、


「いえ、ルナ様は木陰で涼んでいてください。力仕事はこの私、アナンタがいたしますので!」


と言われちゃいました…(ガクッ

フェンとリルは…私を魔物の攻撃から庇い、重傷を負ってしまいました…あの時、なんとか私の回復魔法ヒールで応急処置は軽くできましたが傷が酷く、回復が追いつけませんでした。
ですが茶色いローブを纏い、フードで顔を隠した方が手助けしてもらいました。お礼を言い、お名前を教えてもらおうとすると


「…光の子よ。守る為には力が必要です…しかし、力だけでは駄目なのです。他に何が必要か、考えなさい。」

と言い、魔物達の群れに向かって歩いて行きました。

結局あの方は誰だったのか、そしてその言葉の意味はまだ私には判りません。ですがいつか絶対答えを見つけます!


ヘイリーべの復興を終えて、私、アナンタ、フェン、リル、皆んなでユーマさんの手掛かりがないかと世界中を旅しました。


アナンタの背中に乗って海を渡ったり、山を越えたり…砂漠を渡り、寒い土地などなど。いろんな村や国を訪ねました。

ですが情報は何も得ることは無く…気が付けば既に5年は経っていました。



















〜とある宿屋の一室〜


ガタッ

「はぁ…また手掛かり無しですね」

「そうですね…ユーマのそれらしき情報の収獲は無し…明日、次の町へ向かいますか?」

「いえ、そろそろ帰りましょう。皆さんに一度報告をする為にも」

「それもそうですね…ハァ…ご主人、一体何処にいるんでしょう。私たちは頑張って探しているのに」

「まぁそう言うな、リル。アイツのことだ。何かしらの理由があって動こうにも動けないなんてあるかも知れん。頑張って探すしかない」

「それでも、もう雪の景色はは4回以上見ますよ〜」

「それでもいろんな方々がユーマさんを探すのに賛成し、情報を集めようとして下さってるのです。諦めず、私たちも頑張って情報を集めましょう」

「…はーい!ご主人に会ったらお腹に思いっきり体当たりしちゃうんだから!」

「「ふふっ」」

「さぁ今日はもう寝ましょう!明日はヘイリーべに向けて出発しますよ。お休みなさい」

「お休みなさいませ(です!)」



翌日 ~ヘイリーべ~


「…町の方々に報告は終えました」

「はい。ですが、反応を見る限りまた…」

「…世界は広いんです。大陸をいくつか渡りましたが、まだ訪れてない場所があるはずです。次はその場へ向かってみましょう」

「はぁ…いっそのことご主人がお家に帰ってきてたらなぁ…」

「リル、それは流石に無かろう。もし帰っていたとするなら私たちのこれまでの頑張りは一体何だったんだという話になるぞ」

「うぅ…それもそうだね…」クゥ〜ン

「さ、家に帰りましょう。いつでも出れるように準備しなくては!」






ガチャ







「ん?お、皆お帰り〜 あと久しぶりだな〜!」

「「「( ⊙ω⊙)」」」




え?




えぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーー!




リビングの扉を開けた瞬間目に入ったのは、私たちが頑張って探していたユーマさんがソファーでのんびりくつろいでいました。



「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆユーマさん!?ななななななな何故ここに!」

「エェェェア?!ご主人何でー!?」

「え?あぁ ヴァルプルギス倒して帰ってきただけさ。と言っても一回死んだけど」

「お、おい!ユーマ!い…今何と言った!」

「うおっ!顔近って…ヴァルプルギス倒した?」

「「「その後!」」」

「(おぉう息ぴったり…)一回死んだ?」

「…えぇ!!し、死んだ!ということはユーマさんは幽霊に!?」

「そ、そんな…で、でも私はアンデットになったご主人でも…」

「いやいや、俺今生きてるよ?死んだけどちゃんと人間として、一つの命として生きてるんだよ?」

「「「え?」」」

「だから、生きてますー心臓動いてますー  あと勝手に殺さないでくれ…」

「あ、ありえん…死んだ者が生き返るなど魔法でもできんものだぞ…!?」

「あー…そこは…秘密で…」


ユーマはヴァルプルギスと戦い、確かに一度力尽きた。それが何故今幽霊でもアンデットにもなっていない彼がいるのか。



「(答えはシンプル。ゲームと現実の違いは何か?それはいくつも答えが見つかるが、その中で俺は『やり直し、又の名をコンティニューができる』というゲームならではのシステムを利用し、生き返った。でも、こんな事を彼女らに言っても理解できないだろうからあえて言いたくないんだけどね…)」

「(それに俺の部屋の床から紫の土管が出てきてテッテレテッテッテ〜って…しかも時空を無理矢理通り抜けた影響か思ったより未来だったし…)」


「どれだけ…どれだけ私たちが必死に探してたか分かってるんですかぁ!うぅぅ…バカバカバカァ〜」ポカポカ

「え、あ、その…ごめん?」

「もうユーマさんなんて最低です。大馬鹿者です…」

「…ごめんって。でもさ、俺ちょっと嬉しいって気持ちがあるんだよ」

「ふぇ?」

「立派に成長したルナを見れるなんて思っても見なかった。歳と身長、もしかしたら俺と同じぐらいかな?レベルも随分上がったなぁ〜。アナンタは相変わらずだな〜流石ドラゴン。寿命長いだけあるね。リルも大ききくなって…」ヨシヨシ

「…うぅ」

「アナンタ、すまんな。1人で支えるのはさぞ大変だったろ?」

「フッ…お前という奴は…なぁに、これぐらいは容易い。私を甘く見るな」

「リル、フェンの事聞いたぞ。大丈夫さ…完治しているのを聞いたからな。また兄妹で仲良く冒険をしよう」

「はい!ご主人!」




さて…




「随分と待たせたが…
   皆んな、体の疲れが取れきった後!…久々に冒険者としての仕事を再開しよう!」


「はい!(あぁ!)」













これから先、何処へ行くか、どんな出会いと別れをするか、それは彼らの選択次第。何故なら…












人生はRPGなのだから



〜end〜



 どうも…yamatoです。
 先に謝罪いたします。もし楽しみにしていた方がいらっしゃったら長い間放置してしまい、本当に申し訳ございませんでした。
言い訳をさせていただきますと、この作品自体、私の気まぐれで投稿を開始したものです。言い換えればやる気が段々落ちてきたのです…急展開やガバガバストーリーで、「こんな素人の作品なんてほんの数人見てくれるぐらいかなぁ…」なんて思っていました。まさか多くの方々に読んでいただくとは思っても見ませんでした。感謝感激です、ありがとうございます。
  さて、話は変わりますが現在新しい作品に挑戦しようと思い、下書きを書いています。(続編や外伝等ではないです…)次作は今作の反省点を活かして、ちゃんとしたストーリーと設定を考えておこうとおもっております。


優「えぇ…ケチ〜やる気出せよ」

ル.ア「ブー!」


…本当に言われそう(汗
じゃなくて、えぇっと…ここまでの閲覧本当にありがとうございました!時間は掛かりますが、もしよろしければ次作をお楽しみに!

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