こんな俺でも異世界でやれること

yamato.K

第15話 決勝戦 バトルロイヤル 前日

さて、余裕というのもあれだが決勝戦まで進んだ。
俺を含め4組が決勝に進出決定。そして今は日が沈みかけている。なんせ、一つのステージに対して結構な試合数だから時間がかかるのも


「…頷けるな。あ、察し…みたいな?」

「あ、ユーマさん!」ピョン

「!?ぐふぅ…ル、ルナ、合流して早々に俺に抱きつくのはちょっと止してくれ…恥ずかしい…」

「あ、ごめんなさい…そんなことよりユーマさん、カッコよかったですよ。見事に決勝戦に進出できましたね!」

「あ、あぁ。ありがとうな。あとこれから移動するからな」

「ご主人様、僕らは何処へ行くんですか?」

「皆驚くなよ?今から行くのはルガマナナ城内だ」

「え!ルガマナナ城内に私たちパーティーが行けるんですか!?」

「あぁそうだ。俺が決勝戦進出したし、それにもう夜になる。ちなみにこれは国王が誘ったんだ」

「こ、国王様が…」

「よし、そんじゃ行こうか。『テレポート』」


城内の入り口が何処にあるのかあらかじめ事前に調べていた。
今更だが俺のテレポートは特殊で、この世なら何処へだって行ける。本来は知っている場所のみだが、真 曰くイレギュラーな存在は常識を覆す。らしい。


「っと入り口手前に到着。だな」

「」唖然

「す、凄いねお兄ちゃん…」

「ルガマナナ城の本殿に行けるんですね…私感激です!」



「ユーマ・キリシマ様…の御一行様ですね」


タキシード姿の男性が声をかけてきた。俺の顔を見ただけで判断するとは…


「はい」

「それではまず、皆様のお部屋へご案内させていただきます」

「さ、行こうか」


男性が先行、俺達の部屋は4階の多分、位置的に奥側の部屋だ。


「御夕食の準備が整い次第、お知らせに参ります。それではごゆっくりどうぞ…」


「おぉ…中は豪華だなぁ」


クローゼット、タンス、イス、机、ベッド、カーテン、床、天井…と豪華な部屋だ。ほぼ白が占めていて、所々薄い青が混じっていてとても綺麗だ。


「ベッドがとても大きいです!これで皆で寝れますね♪」

「お、本当だ。こんなベッド初めて見た。ふわふわしてそうだな…
フェン、リル。君らも当然初めてだろうがあまりはしゃいだりするなよ?他の方の迷惑になるからな。マナーは守っておこう。それが礼儀でもある」


「「はーい!」」


「よし、いい子だ。流石、俺の狼だ」なでなで


「「クゥ〜〜ン♪」」


(優真、話がある。この城の屋根上まで来てくれ。)


突然、真からお呼び出しがかかった。何か話す事でもあるのだろうか?まぁ行った方が良いかな。


「…ん、ちょっと俺だけのお呼び出しが来たから外出する。もし夕食の準備ができたら皆で行っててくれ。留守番頼む。『テレポート』」シュン


「あ、ゆ、ユーマさん!?
もう…もっと一緒にいたかったんですが…仕方ないですね…ね〜?フェン、リル」


「「クゥ〜〜ン♪」」







屋根上に到着…昨日は暗くて分かりずらかったがここは赤色になってるんだな。ま、いいか。
にしても太陽がまだ輝きを放って眩しい…


「…ほぼ沈んでいるけど眩しいなぁ。良い眺め…さて、来たぞ真。」

「…わざわざすまないな。ここでじゃないと話せない事があったんでな」

「それで、その話したいことってなんだ?」

「今、ゲストの方がいらっしゃる。誰か当ててみな」

「…そいつは俺が知っている人物なのか?」

「もちろんだ。知らなかったらがっかりするだろう…な」

「…霞か?」

「いや、あんな我儘なやつじゃない。ヒントを出しておくとつい最近俺と霞がしてきたこと。それで考えてみな」


真と霞がしてきたこと、それもつい最近…ヴァルプルギスを倒すことじゃなくてもっと最近。


それは?


「時の水晶を取り、ヘイリーべ周辺の時を止めたことか…?
ということは、まさか…!」

「皆まで言うな。相変わらずそこだけ勘が良いな」



「久しいな、ユーマ」



後ろで聞き慣れた声がし、振り返ると



「あ、アナンタ…アナンタなのか…?」

「あぁそうだ。二度も貴様に負け、あの方に心の温かさを教えてもらったドラゴンだ」




赤い長髪、体に竜の鱗が見え、立派な翼と尻尾。背後は夕焼けのおかげでとても凛々しく見え、思わず見とれてしまいそうだ…


「ま、マジか…ということはヘイリーべ周辺の時間は?」

「お前に会えたから時の水晶は要らなくなった。ついでに壊しておいた」

「こ、壊す?あれって壊していい物なのか?」

「あぁ、ヴァルプルギスが逃げる時は必ず時の水晶を使っている。なら1つでも壊しておいた方がいいだろう。それと時間を戻したついでにあの町の人々に真実を伝えておいた。みな信じてくれただろう」

「私も事情は2人から聴いた。ユーマ、お前元は未来の世界で生きていたんだな…」

「とは言われても実感ないんだけどな。ま、それよりルナに会いに行きなよ。新しい仲間もいるからさ」

「そ、そうだな。一刻も早くルナ様に会いたい!」

「わ、わかったから顔を近すぎないでくれ…」

「あと、詳しい説明はルナに聞いてくれ。また後でな『テレポート』」


アナンタをテレポートしルナの所へ送れた…と思う。


「さて、真君。さっきの我儘なやつって…どういうことかなぁ?」ニコニコ

「俺は事実を言ったまでだ。撤回はしない。決してな」


ちょ、霞何処から出てきた?しかも漂うオーラが怖いんですが…


「そんな事より、まだ言ってないことがあったから優真を呼び出したんだろ?」

「あ、そうだったそうだった。まだ言ってないことあったね」

「?」


言ってないことか…他に何かあったっけ…?


「一応、聞いておく。優真、

自分の家族の事は覚えてるか?」

「自分の…家族…?」


家族か…俺が覚えてる限りだと、両親は見たことない。と言うか会った記憶すらない。


「いや、全く。まず生きてるのかさえ知らない」

「なら俺達と同じだな。俺も自分の両親が存在する生きているのか知らない」

「ちなみに私も。父さんと母さん、一体どんな人なのか全く知らないし、育ててくれたおじさんに聞いても言えないって頑固だったよ」


ならパーティーみんなは知らないってことか…


「会ってみたいもんだな。実の両親に…」

「そうだね。会ってお見合いを…」



「え?」

「え?」


…霞、君は冗談も程々にしておいた方がいいんじゃないか?


「霞のくだらない冗談は後にして、次に話すことだ」

「次?」


まだ何かあるのか?ちょっと興味が湧いてきた。


「ちょっとーくだらないって何よ。(私は本気で言ったんだけどープンスカ)もう、じゃあ次の話題は、
『私達のステータスについて』だよ、霧島くん」

「あー。なるほどステータスか。そう言えば聴いてなかったな。あと俺が高校生だからってその言い方はよしてくれ…」

「だが断る!可愛いもん♪そんじゃ、まずは私から…」









…真と霞の能力について説明を受け終えた後にルナとアナンタ、フェン、リルと合流し、夕食を食べ終え、現在、部屋の壁側で逆立ちの腕立てをしている。


「97…98…99…100っと!よぉし終わった。汗もかいてないって(この体、ある意味)すげぇ…」


「終わったか?なr」

「こっちに来て下さい」

アナンタが言いかけていたが、ルナが突然割り込んだ。アナンタの頰が膨れてて可愛い。
「ん?あぁ」

俺は言われたようにルナへ近づく。すると

「ベッドに寝そべって、背を上に向ける体制にしてください」

「あ、あぁ分かった?」

また言われたようにベッドに寝そべって背を上に向けた体制にした。


「それじゃアナンタ、いきますよー」

「了解です」


顔が後ろへ向けれないからよく分からないが、何が始まるのかさっぱりだ…


「ふっ…と」

「あったたたたたた!」


アナンタが俺の肩を力強く揉み始めた。そしてルナは多分足の筋肉辺りを揉んでいるのだろう。つまりマッサージをしてくれてる。という解釈でいいの?


「ユーマ、なかなか凝っているな。これはやり甲斐があるな」

「フィ…んがぁ…ファイッ…!」


なんか無意識でフィンガーファイトって言った気がするが、それよりもアナンタのパワーがヤバい…痛い…軽い拷問かなんかだ。そんなに肩凝ってたのか…ルナは優しくしてるれているから問題はない…

ビリビリ

ん?なんか足がビリビリ…ってまさかルナ、雷系の魔法を軽く流してるのか?


ごりぃごりぃ


「ふ、はははっw…いって…アナンタ、そこは…」

「マッサージ受けながら笑うって変なやつだな…」

「これは、っへへw…小さい頃から…ははw癖みたいなやつだ…」

「やれやれ(です)…」

ごりごり     ビリビリ

「でも…うっ…何故急にマッサージなんか?」

「日頃の感謝を込めてです」

「私はルナ様に付き合っているだけだ」

「んっ!それはとても嬉しゅうござんずっw!あ"んがあ"!」


そんな事を言われつつ、2人の俺はマッサージを受けていた。
でも本当に嬉しい。
みんなの明日の為にも元凶を倒さないとな…







有り難いマッサージを終え、みんな寝ている頃に俺は考え事をしていた。


「(明日がバトルロイヤル…相手は真と霞、そしてナイト。あとは…誰だっけ…?筋肉モリモリ、マッチョマンの変態か?ま、いっか。2人の対策を予め考えておかなくちゃな…)」

「(まず俺自身の攻撃が通用しないと予想する。なら俺自身の攻撃じゃなきゃいいんだろうけど、それがどうバレないようにするかだな…地雷設置して誘導をするか?いやダメだ。設置する時間がない。くそぅ…どうしたもんか…ゲームで便利な攻撃方法、思い出せぇぇ…)」





to be continued…



ども、yamatoです。
今回は前日当日に分けました。これ20話で終わるのか不安になってきました…
そんなことより3人とも両親を知らなかったり、真と霞の能力を優真に教えたり、アナンタさん復活と、いろいろありましたね。最後のマッサージは…気分で書きました。はい。

さて、次回は決勝戦。どんな試合になるでしょうか?早めに投稿するよう努力いたします。


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それではまた…

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