こんな俺でも異世界でやれること

yamato.K

第7話 俺にできる人助け 其の二

優真達の家で1人リビングのソファにいるセニアは…

「はぁ〜この空気に癒されるぅ…今までの疲れがどんどん消えてなくなりますねぇ…ユーマさん、本当にありがとうございます…今夜はこれで安心して眠れますよぉ…」

ユーマが作り出した快適に癒される空気内で今までのギルド内の仕事の疲れを吹き飛ばし、寝転ぶ前の状態である。


その頃の優真は…


ドーーーーーーン!

洞窟の壁が破壊され、中から出てきたのは…

「サソリだとぉ!?しかもバカでかい!こいつ大型トラックぐらいあるぞ!」

黒い甲殻と赤く光る目が『フラッシュ』のおかげでよく見える。ルナが見たら気絶ものだな…

「キシァァーーーー!!」
「うおぉ!こいつ、鳴き声がかなりうるさい。高級耳栓ものだぞ!しかしどうやって倒すかだな…」
「キィーー!」

大型のサソリがいきなり尻尾の毒針を俺にめがけて刺してきた!

「なんの!当たるわけには…」

横へ飛んで避ける俺に追い討ちがくる。ハサミで挟もうと俺に真っ直ぐ来る。

「ハサミぐらいなら受け止められるか…?オラァ!」

なんとかハサミを両手で抑えれた…だが今のうちに攻撃方法を考えないと…

「触った感じ甲殻はとても硬いと見た。殴ったりしたら俺の手が痛い目を見そうだしな…斬るとしても刃が耐えれるかどうか…いや、鈍器…ハンマーならいけるか?」

両手でハサミに思いっきり力を入れ、時計回りに回転する。そうすれば遠心力も加わり、サソリを壁へ投げ飛ばされるはず…!

「んんん!これぐらい…ならいける…か!オッラァ!!」

なんとか予想通りにサソリを壁へ投げ飛ばすことに成功!あとはハンマーを召喚して叩きまくるだけだ…!

「ハンマー召喚!うぉ!思ったより重かった…ま、そりゃそうか…重くなければ叩き潰せないもんな!」

俺は両手でハンマーを持ち、まだよろけてるサソリに向かって助走をつけ、頭めがけて跳ぶ!

「この一撃で…倒れろぉ!」
「キィーーー!!」

力任せにハンマーをサソリの頭へ振り落とす。ハンマーは命中し、甲殻がメキメキと鳴りひび割れて壊れていく。
そしてサソリは動かなくなった。

「よし、終わったか…多分ドロップは魔法のポーチに入ったはず…ま、確認は後でいいか。急いであいつらの所に行かないとな」

俺はスイの原石をポーチに入れ、来た道を戻る。待っていてくれたあの2人が見えてきた…

「あ、あんたか…それでいくつ手に入れたんだ?」
「何個いるのか知らないけどとりあえず25個はあんた達にやるよ。あとは納品する分だからな」
「お、おぉぉ…こ、こんなに貰っていいのか!?」
「あぁ、それで行く前に言っておくことがあるって言ってたよな」
「あぁ、俺たちからやれる物は全然ないが…何だ?」
「物じゃない。俺はあんた達を見て思ったんだ。これを上のやつに渡した後、すぐに別の仕事を見つけるべきだ」
「…」

「身体に負担をかけ過ぎていてそのままじゃ本当に近いうちに死ぬぞ。そんな人を俺は放っては置けない。それにまだ、いい未来への道へ行く選択肢が残っているはずさ。だから今からでも遅くない」
「…そうか。あんたに言われて決意が決まったよ」
「死ぬのはゴメンだしな…すまないな…いろいろと助けてくれて」
「なに、別に俺は特別なことはしてないんだ。人助けだって誰にでもできる。だがそれには勇気と覚悟がいる。それを俺は今まで体験してきたんだ」



「俺はもう行くよ。まだ仕事残ってるからな」
「なぁ…また何処かで会ったらその時は礼をさせてくれないか…」
「あぁ、その時はお互いに良い笑顔で会えると良いな」

そう言って俺は出口へと向かった。
俺はただの高校生だが、この世界には辛い思いをしている人がまだまだいるってことを実感した。なら俺はちっぽけな人間だとしても出来ることを見つけ、たくさんの人達に笑顔を届けようと、改めて決心した。

洞窟を出て、空を見て気づけばもう昼過ぎっぽかった。急いでヘイリーべの家に帰るとこにした。


to be continued…
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どうも、yamatoです。
今回は内容が思いつきにく、こんなに時間がかかってしまいすみませんでした。

次回はまだ内容が決まってないため、また遅くなると思います。

それではまた…

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