こんな俺でも異世界でやれること

yamato.K

第6話 俺にできる人助け 其の一

あの後、いろいろあったんだが、それは全部割愛させてもらう。
アナンタには隠れパーティとしてルナの護衛役として参加することにした。

「今日こそは依頼を達成させて、いろんな人達の助けになると同時に報酬をもらって生活費を稼ぐ!そのためにこれまでヘイリーべに住んでいる人達の依頼を達成してきたんだ」
「…まぁ、ユーマが言いたいことは分かる。人間が生きるには金が必要だからな」
「それで、今日はどんな依頼をするつもりです?」
「昨日セニアさんが言ってた俺宛の依頼を片っ端からクリアしていく!あとちょっとで依頼を持ってセニアさんが来ると思うけど先に玄関で待っておこうかな」

そう、昨日セニアさんのことをすっかり忘れていた…『やらかしてしまった…』と心の何処かで叫んでいた俺がいた。反省も含めて会いに行くつもりだ。

「よし、(地獄への扉を)Open」玄関ガチャ
「おはようございますユーマさん(⌒▽⌒#)」
「あ…どもセニアさん」
「とりあえずこっちに来てくださいねぇ〜#」ガシッ
「わぁぁぁ!俺はまだ死にたくなぁい!!」ズルズル
「あれは自業自得ですね」
「自業自得だな」

ナズェミテルンディス!!
(訳:なぜ見てるんです!!)
オンドゥルルラギッタンディスカー!!
(訳:本当に裏切ったんですかー!!)



イィィヤァァァァァーーー!!



「全く…忘れてたなんて酷いですよ!!」
「ばい、じゅびばぜんでびた…」ボロボロ

鬼になったセニアさんをを初めて見た…顔や足、腹などを殴られ、とっても痛々しい姿が見えるかも…

「流石のユーマさんもこれは耐えれないのです…」
「人間の女も怒るとこうなるんだな…」
「え?アナンタ、見たことあるのです?」
「はい、一度だけですが、空を飛んでいたらオスのドラゴンがメスのドラゴンにボコボコにされていたのを見たことがあります」
「…怖いですね」
「同じ道を辿った者が目の前にいますがね」

「ったく…『ベホマ』。(完全回復)フィ…酷い目にあった」
「二度と裏切るようなことはしないでいただきたいですね!」
「ごめんって…それで、例の依頼を持ってきてくれた?」
「はい、こちらです」

「ええっと…ざっと見て13個ぐらいありそうだな…」
「13個ぐらいなら内容次第で一日でできますかね?」
「それはあくまで予想さ、実際はそうでもない気がするぞ」
「どれからやります?」

依頼の紙を神経衰弱のような並びにして種類別に分けてみた。

「ざっと見た感じとりあえず、まずは素材を届けたりする依頼だな。」
「なら全部で4つか…簡単だな」
「えっと、ファースの森3つととスイの洞窟1つですね。私とアナンタでファースの森に行きましょうか?」
「そうだな、2人ならすぐ終わるだろ。俺は流れでスイの洞窟だな。初めて行くような感じがするが、まぁいいか」
「それじゃ私はギルドへ戻r」
「セニアさん、今日は俺たちの家で休んだ方がいいと思う」
「え、えぇ!な、何でですかぁ!?」
「一回一回帰って家からギルドへ行くのは手間がかかるし、それにセニアさん、最近ろくな休みをとってないでしょ。さっき俺をボッコにした時も顔に疲れているって顔に出てたからさ」
「そ、そんなところまで当てたんですか…でもご迷惑をかけるでしょうし…」
「いえ、セニアさんは頑張り屋さんですからたまにはのんびりしてください。お仕事よりもご自分の身体を大切にした方がいいですよ」
「ルナ様もおっしゃっているんだ。お前は無茶をしすぎるぞ」
「う、うぅぅ…ありがとうございます…それではお言葉に甘えて休ませていただきます」
「どうぞユーマさん特製の癒される空間で休んでください」

「さて、時間は有限だ。困っている人達を救うためにも働くぞ!」
「「「おぉぉーーー!」」」




さてさて、ファースの森の奥地にある滝の裏にあったスイの洞窟へ到着。ここではスライムやメイジバット、大ナメクジ、ゾンビが出現する。

今回の依頼の内容はここの深いところにあるスイの原石って言うスイの洞窟限定で採掘できるアイテムを採ることだ。

「急いで進まないとな。洞窟系のダンジョンはエンカウント率が外よりやや高いらしいから足止めを喰らってしまう。この『フラッシュ』の効果で周りは見えるものの魔物はすぐに見えないから一気に突っ走るか」

今回はハルバードを召喚。簡単に薙ぎ払えるし、槍の部分で突いてスイの原石を早く入手できそうだからだ。実際そうでもない気がするのは気のせいだ。

早速大ナメクジとエンカウント。薙ぎ払って即座に倒す。その2秒後にメイジバットが4、5体天井から飛んできたがこれも薙ぎ払って終了。ドロップ品はルナが最近作ってくれた試作型魔法のポーチに自動回収されていく。マジで便利(^^)

それからずっと同じようなことが続き、多分17分ぐらいでB7Fに到着。一息つこうとすると、近くで人の声が聞こえてきた。ちょっとチラ見をば…

「はぁ…はぁ…もう撤退しようぜ…もう身体が限界だって…」
「何言ってんだよ、せっかく魔物の群れを退いてここまで来ただろ!このまま先へ行くぞ!」
「そんなぁ〜…」

なんか目的があるらしいが、あの2人、見た感じかなり疲れてる。あのままじゃあ本当に死ぬぞ?見過ごす訳にもいかないから言っておくかな。ハルバードを一旦消滅させてっと…

「なぁあんた達、ちょっといいか?」
「な、なんだ、お前は?」
「ただの冒険家だ。そう警戒するなって。それよりもあんた達、そのままだと本当に死ぬぞ?今はここから出た方がいい」
「そんなわけないだろ!それにお前には関係ない!」
「関係あるないはどうでもいい。なんか理由があってここへ来たんだろ?よかったら聞かせてくれないか?」
「…そ、それは」
「俺たちがここへ来た理由はな、リーダーからスイの原石を採りに行けって言われたんだ」
「お、おい!」
「いいだろ、別に…それでな、もし失敗したら俺たちを殺すって言われたんだ…だから必死に魔物の群れから抜け出してここまで来たんだ」
「…なるほどな、それでスイの原石はいくつ必要だ?」
「な、あんたもスイの原石を採りに来たのかよ…ってさっきあんたなんて言ったんだ!?」
「あぁ依頼でここへ来たんだ。そのついでに採ってこようかって言ったんだよ」
「お、お前、何考えてんだよ…あそこにはボスモンスターが現れてるって噂たぞ?そこへ1人で行くだなんて無謀すぎる!」
「へぇ…ボスモンスターねぇ…興味が湧いた。ってかもう俺は行くぞ。あまり時間に余裕がないんでな」

「た、頼む!俺たちの代わりにスイの原石を採りに行ってくれ!」
「な、何考えてんだ!見ず知らずのヤツに頼むなんて…」
「俺たちじゃ無理なんだ!死にたくないんだ…だから…頼む…」
「…ッ。お、俺からも頼む…代わりに行って…くれないか…」
「…元からそのつもりだ。帰ってきたらあんた達に言うことがある。それまでこれ食っときな」ポイッ
「うぉわ!こ、これは…?」
「俺の手作り弁当の半分だ。味は保証する。2人で食べて待ってな」
「あ、あいつ…何者だよ…」

「…な、こ、このおにぎり…めちゃくちゃ美味しいぞ!」
「え?そ、そんなことあんのかよ…(パクッ)な、何だよこれ…こんなおにぎり今まで食ったことねぇ…クソうまいじゃねーか…うぅ…」




さて、弁当半分あげたが、これでよかった。あいつらの為にもエンカウントする前に特攻するか…走りつつ…

「ハルバード、召喚!」

右手に召喚したハルバードを持ちいつでもエンカウントしていい状態にする。すると先の道にゾンビらしき魔物が7体ぐらいいる。これは特技を使用して時間短縮する必要があるか…

「どけ!『ライトニングランス』!!」

エネルギーをハルバードの先端に集中させ、そのエネルギーを一気に放出し、ビームのように飛ばす。ゾンビに命中し貫通もして3体倒したが残りの4体はまた薙ぎ払うことにした。洞窟の幅が学校の廊下ぐらいの大きさだからパワーダウンするが、それでもゾンビを倒すには充分の火力。

さらに奥へ進むと何やら転移魔法陣のような物が見えてきた。多分これでスイの原石がある場所まで行けるのではないかなと思い、乗ってみることにした。うわ…視界がぐわんぐわん揺れてつい目を瞑った…これは酔いそう…


目を開けると広い空間に転移されたらしく、所々壁や天井に光っている部分が見える。ここがスイの原石が採れる場所だな…けどまずはボスモンスターを探してどんなヤツか興味がある。が、いろいろ探ったがいない。ガセネタじゃねーのか?あれ…

「んん〜見つかんねーよー本当にいるのか?ボスモンスターは…ま、とりあえず近くのスイの原石を採るとしますかね…よっこいせ!「カーーーーン」おぉ…いい響き…ハルバードの耐久大丈夫かな…あ、あいつらにいくつ必要か聞くの忘れてた…でも、ざっと20個ぐらいでいいか。依頼の方は15個だし」

カーーーーンカーーーーンと洞窟内で音が響いてくる。ざっと40個集めれた。この鉱石を叩いて響く音以外に何も聞こえないのがかえって不気味に思えてきた…でも!俺にはGMの力がある!慢心するつもりはないけどどんなヤツが来ても勝てるh…


キィー…

…え?何かの鳴き声?と、鳥肌立ってきた…ってか何?今の鳴き声…って地面が少しずつ大きく揺れてきてる…!?あぁ…これ近づいてきてるパターンですわ…

「もう!こんな時に限ってボスモンスターのご入場かよぉ!!」


to be continued…
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どうも、yamatoです。

今回は複数のパートで構成することにしました。ルナ、アナンタ側の方はちょっと書く気はないですね…まぁそこはご想像にお任せいたします。その方が面白いかも知れませんね。

さて、前回言った通りアナンタさんのステータスをここに出します。

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Lv       89/99


名前        アナンタ


性別        メス


種族        ドラゴン


HP         A


MP        E


攻撃力        A


防御力        A


すばやさ       A


かしこさ        C


きようさ        B
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と、このようなステータスにしました。流石ドラゴン。強い。そして長年生きているってことは人間に例えると、やはりまず思えるのがババアドラゴn

「yamato、こっちへ来い。この私が直々に貴様の頭を修正してやろう。光栄に思うが良い」ゴゴゴゴゴゴゴ

あ…ちょ…待って下さい!まだ言うことがあるんですから!

「ほう…なら待ってやろう…だが逃げれると思うなよ?」

はい…ありがとうございます…えぇっと…アナンタさんはドラゴンですが、魔法が少し使える程度にしまして、ルナなどの放つ魔法は甲殻などによって軽減、または無効化するようにしています。ちなみに彼女は火山地帯出身だから赤いドラゴンって感じにしています。

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「さぁて…もういいだろう?こっちへ来い!」(ズルズル

あ、あぁ…や、優しくお願いします…そ、それではまた次回ぃ…

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