こんな俺でも異世界でやれること

yamato.K

第5話 ドラゴンよ、今度はそうきたか。

そう言えば、まだ名前を言ってないっけ…こういう1対1の展開は燃えるから真面目にやろう…
「俺の名前は優真!霧島優真だ!」
「ほぅ…ユーマと言うのか、私は名乗る名は無い!」

…それってカッコいいやつが言う台詞?もしくは名前ないことか?それはそれで可哀想なんだが…まぁ、血気盛んだし問題ないかな。

「それじゃあ…」
「始めるとしようか!私にとって負けとは恥なのでな!今回は負けはしないぞ!」

「いざ!」
「尋常に…」
「「勝負!」」

掛け声と同時に俺はヤツに向かってすばやさSの力で走った。どうやらヤツも俺と同じ考えらしく、翼をはためかせ勢いよくこっちに突っ込んでくる。そこで俺は、右腕を腰の位置に移動させ殴る構えをする。その瞬間ヤツの拳がいきなり俺の目の前にきた…!あまりにも不意だったため俺はヤツの拳を顔でもろに受けてしまった。

「ふんッ!!」
「ぐぅ…」

勢いも加わって俺は岩の壁へ吹き飛ばされ、また深くめり込んでしまった。

「…そうか、ヤツの方が戦いの年が上なのか。戦いの経験が少なければ、いくらステータスが良くても体はイマイチってことになるな…」
「どうした!貴様はそんなに弱いのか!無様な姿を見せるのはよせ!」

ヤツが少しずつこっちに来る。経験…か…

それなら戦いの経験が少なくてもゲームのキャラの動作は多く見てきたつもりだ。それに俺にはGMの力がある。ルナにカッコ悪いところを見させてなるものか!

「いや、少し考え事をしていた。イテテ…悪かったな弱っちぃとこ見せて。たが、もうさっきみたいなヘマはしない」

まずは深呼吸。壁にめり込んでいても深呼吸だ。慌てず落ち着いて、コマンドを選択する。RPGと考えることは同じ。そう思えば言えば気がしてきた。俺は力任せに壁から抜け出して思いっきり上へ飛んだ。

「『サンダーショット』!」

左の掌から雷魔法を、ヤツに向けて放った。

「ふん、小賢しいことを考える余裕はあるようだな」

ヤツが翼を広げて飛び、サンダーショットを避ける。

「空中では戦えんだろう!」

落下しつつある俺をヤツは追いかけてくる。そして俺の腹辺りに殴ろうとしたが俺はそれを何とか受け止めた。だが、勢いもあるため地面に向けて一気に降下していく。

「フフ、所詮貴様は人間!空中で何もできまい!」
「…そうかな?何もできないって訳じゃないぞ?」

そう、何もできないって訳じゃないんだ。俺は知ってる範囲のあらゆる魔法が使える。つまり…

「俺も飛べるんだよ。空を」
「んなぁ!?」

俺は飛ぶ魔法も宙に浮く魔法も知っている。宙に浮いた俺はヤツの背へ回り込んで思いっきり蹴って上昇した。


ドォーーーーーーーン


下を見るとヤツが落ちた所が地面がクレーターみたいに凹んだ。攻撃力Sの力ってすげぇ…まるであの有名なDBみたいな戦闘ができるとは…

目を瞑って感激してるとヤツがいつのまにか上昇していた。

「…チィ、今のはなかなか効いたぞ」
「やっぱりタフだなぁお前」
「長き間、何人もの強者の人間を相手にしたからな。脆い体ではすぐ死に至る」
「あぁ…納得…」
「だが貴様、そろそろ動かんと私の火球の雨が上から降って当たるぞ?」

…え?火球の…雨?
ふと上を見上げると上からかなりの数の火球が流星群のように落ちてくる…ヤバい!感激してる場合じゃない!

考えろ俺…下にはルナがまだいる…このかなりある火球を避けたとしてもルナに一発は被弾する…そんな事は最悪の場合でも避けなければならない。なら、どうするか…

答えは俺の中で考えが一つ… 昨日俺が赤く光っていたってルナが言っていた…その赤く光る現象の発動条件は分からないしできないかも知れない…だがやる価値は充分にある!(この間約0.98秒)

「いけるか…?あいつが流星を降らしてくるなら俺は彗星になって舞う!!」

俺の体が赤く光り、さっきまで空中では動きが鈍かったが今ではすばやさSと同じぐらいの速さになれた!

俺はルナが岩の間から少し見えた辺りの上まで飛び、銀色に輝く長剣を二本召喚し両手に持った。

「スゥ…でぇぇぇぇい!!」

火球の雨をルナに当たらないようにひたすら斬りまくる。一発も見逃さないよう、確実に。斬っている最中に何発かは俺に命中したが、不思議なことに痛みはなかった。それが大体34秒ぐらい続き、

「これで終了!んでこれはお礼だ!受け取れ!」

火球の雨を全て斬り終え、長剣をヤツに狙いをつけて投げ、俺はヤツに向かい突進した。

「ふん!こんなもの避けるまでもな…」
「GMの力、甘く見るなよ!オラァァァァ!」
「何!?うぐぅぁ…!」

見事にヤツの顔にパンチが当たり、ヤツがよろける。その隙に、オマケの雷魔法を唱える。

「喰らえ!!パワーMAXの『サンダーブレイク』!」
「うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

会心のサンダーブレイクが命中し、ヤツが地面に落下した。何とか決着がついた…気が抜ける前にさっさと降りないとアイツの二の舞になる(汗

「お、お疲れ様でした。ユーマさん、ドラゴンさん」
「はぁ…はぁ…こ、こんなに疲れたのは久しぶりだ…大丈夫だったか?ルナ」
「はい!ユーマさんのお陰で助かりました!」
「くそ!また私は負けてしまったのか…」
「流石、長年人間と戦ったドラゴン様だな。今回は俺の勝ちだが、いろいろと教えられたよ。ありがとう」
「そ、そうか…そう言われると少し照れるな…///」
「わぁ…照れてるドラゴンさん可愛いです〜」ヨシヨシ
「な、き、きさ…や、やめ…///」

ルナ、目の前にいるのは君を2度も殺そうとしたドラゴン本人だよ?何でそんな事を忘れて可愛い子犬みたいになでなでしてるのさ…あなた魔法使いだよね?魔物使いとかいけるレベルだよこれ…

「私はドラゴンさんをいじめるようなことはしませんよ〜安心して下さいねぇ〜」膝枕&なでなで
「あ、あぁ…癒される…そなたはまさしく天使そのもの…」完全にペット状態

何これ…魔法使いの女の子が、血気盛んだったドラゴンを完全にペット状態にしてる…いろんなゲームやっている俺でもこんな事初めて見る光景だ…

「やっぱり可愛いです♪あ、そうだ!ユーマさん!私、ドラゴンさんをパーティーに入れたいです♪」
「…はい?」
「だってドラゴンさん、強かったじゃないですか。それに可愛いですし、ドラゴンさんが守ってくれるなら、ユーマさんに心配を掛ける事がなくなると思います!」なでなで    
ド>ァァ〜♡気持ちいい…
「た、確かにそれはいい案だ…だがその前に完全にこの擬人化ドラゴン、とろけてるぞ…じゃなくって…まず名前がないんだから決めてあげたらどう?」
「あ、そうでしたね…名前はどんなのがいいです?」
「ルナ様が名付けてくださるなら何でもいいです!あ、ユーマ、貴様は決めるなよ!」

もうどう見ても懐いてますねこれ。癒しがあればプライドも消えていくんだなぁ…しかも俺には名前を覚えてくれた以外は何も変わらないのか…ルナ、魔物使いに転職するのもいいかもよ?

「う〜ん…どんな名前が良いでしょうか」
「そうだな…これは俺の案だが、アナンタって言うのはどうだろう?意味は無限なるもの、終わりのないって意味らしいが、ルナへの従順が終わりのないって感じで思いついたんだ」
「へぇ…アナンタ…ですか。流石ユーマさんですね!この名前でいいですか?」
「ユーマが考えたのは少し嫌だが、ルナ様が良ければその名にして下さい!」
「はい、それではこれからドラゴンさんの名前はアナンタです!よろしくね、アナンタ♪」なでなで
「はい!一生ルナ様について行きます!!」

…撫でられたら口調変わるのか、お前は…まぁ、いいか。アナンタがルナを守ってくれるならそれでいいんだうん。

「俺からも言っておく。よろしくな、アナンタ。」
「あぁ、よろしくなユーマ。だがお前は私のライバルだ。お前にいつか必ず負けを認めさせ勝ってみせるぞ!」
「おう、その時が来ないよう俺も頑張る。ところでアナンタ、聞きたいことがある」
「あ、私もです」
「ん?何だ?」
「「ドラゴンの姿からどうやって人間の姿になった(のです)?」」
「何だ、そんなことか…それは変身魔法だ」

…え?ドラゴンにも魔法使えるのかよ!?初めて聞いたぞそれ!

「お前も魔法使えたのか…」
「人間の中に入って生きる為でもあったからな。それにこっちの方が身軽だし、本来の姿と比べ、いろいろと便利になった。あと、基本この姿のままでいるつもりだから安心しろ。いつでもルナ様をお守りする為だからな!」

あぁぁ…もう、帰って寝たい…疲労がまだ溜まってるから今日の依頼は無理かも…

「さてと…俺たちの家に帰ろうか。アナンタにはしばらく、翼と尻尾を隠して生活してもらおう。バレたらどうなるか俺も知らないからな」
「そんなことは既に承知しているぞ。ユーマは心配性だな!」

それを言うなって…さて、テレポートで家に帰るとしよう…明日からどうなることやら…

to be continued…
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どうも、yamatoです。
今回は長時間の作業していたので疲れました…でも自分なりに面白い発想ができたかなと思っています。

ドラゴンさんの擬人化って大変でした…あと名前、スタイル、性格と…まぁ頑張れた方だと思うのでよしとしましょう!今回も変な所はないはず…ですよね…?次回からはちゃんとしたストーリーを書くつもりです…

アナンタさんのステータスは次回に出そうと思います。
もし、面白かったり興味を持っていただけたりしたらフォローやコメント、いいねをして下さると嬉しいです。
それではまた次回に…

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