異世界に転生したので楽しく過ごすようです

十六夜 九十九

第29話 ピクニックするようです

この作品のフォロー数が150を超えました!毎度の事ながら感謝で胸がいっぱいです!感謝の気持ちとして 今回も2話投稿させてもらいます!

この次の話もお願いします!

また、今回は女の子達がいつも以上にはっちゃけます!



「今日は皆でピクニックに行こう!」

「「「「「ピクニック?」」」」」

「あぁそうだ。レンとリンはいいとして、ミルは日向ぼっこが出来て、ジュリはゆっくりできるからな。」

「わたしはー?」

「ゼロのはちょっと無理」

「えー…」

 さすがにピクニックでふにふには出来んだろう。

「それじゃピクニックに異論ある人は手をあげてくださーい」

「ん」

「お?ミルかどうした?」

「ピクニックに行くならお弁当」

「異論じゃなくて弁当の心配なのね…。まぁ大丈夫だと思うぞ?ドラゴンの肉は腐るほどあるからな」

 まぁマジックボックスに入れてたら腐らないんだけどね!

「なら安心」

「安心なのー!」

「お前達は食べるのが幸せだもんなぁ」

「わたしはマスターといる時とふにふにしてもらってる次くらいに食べてる時が幸せー!」

「あたしも」

「お、おう。なんか照れるな」

「モテモテね?」

「これで外見がロリっ子じゃなくて、しかもはちゃめちゃじゃなかったらなお良かったな」

「ロ…リ…?」

 あーっと!言葉の選択肢間違えたー!ミルにロリっ子は禁句だった!忘れてたぜ!

「ミル。大丈夫よ。この人ロリコンだから」

「なら大丈夫…!」

 何が大丈夫なのか俺には分からないです。

「ロリコン?」

「そうですリン様。見てください。この部屋にいる女の子は全員ちっちゃい子ですよ?主様が意図してしなければこんなことにはなりません」

「た、確かにレンちゃんの言うとうりかも…」

「マスターはロリコンなのー!」

「おいこら!お前達は何を言っているんだ!そしてゼロは声がでかいぞ!お隣の部屋の人に聞かれでもしたらどうするんだ!俺が死ぬぞ!」

「マスターしんじゃうの…?」

「あ、いや、社会的にな?本当に死ぬわけじゃないぞ?」

「よかったー!」

 そう言って抱きついて来るゼロ。

 ふむふむ。かわいいのぉ。

「ゼロちゃんいいなぁ…」

「お?リンも来るか?」

「いいの?」

「どんとこいだ!」

 俺がそう言うとリンも抱き着いてくる。何気に素で話してくれた事に嬉しさがこみ上げるどうも俺です。

 そういえばリンが抱き着くのは初めてじゃないだろうか?ふにふにもしてないし。まぁまた今度やってあげようかな?

『やっぱりあなたロリコンね?』

『ちがわい!かわいい子には暗い顔させたら駄目なの!』

『じゃあ私が暗い顔してたら?』

『そりゃあもちろんジュリもしてやるぞ?』

『~!』

 おい、自分で聞いてて照れるんじゃない。なんか恥ずかしいだろ。

「主様。私も…」

「あたしも…」

「じゃあピクニック行ったらな」

「はい!」「ん!」

 うむ。可愛い笑顔だな!俺の何度も0になったライフが回復するようだよ。…だが0にするのは主にこいつらなんだけどな。

「よーしそれじゃ出発するかー」

「はーい!」「はい!」「ん!」「いぇーい!」「おう!」

 今日はいつもより元気がいいな!感心感心。

 さて、今日向かうところはゴブリン討伐の時に行った湖。あそこならいっぱい楽しめるだろう。

「それじゃまたあれで行くぞー。ゼロから離れるなよー。ゼロ任せたぞ」

「うん!」

 ゼロと俺のコンビネーション転移で1時間もしないうちに全員無事に湖にたどり着く。

「「「「「「ついたー!」」」」」」

「それじゃ日向ぼっこ用のシートみたいなやつひいておくぞー」

 俺がひいたのは大きめのやつで皆乗っても充分にスペースはある。

「日向ぼっこする」

 ミルはさっそく日向ぼっこに入る。

「私も日向ぼっこするわ」

 ジュリもミルの隣で日向ぼっこ。

 ちなみに俺の従魔達はというと。

 ゼロとリンが追いかけっこ。レンはそれを見守っている。

 その従魔達の主である俺は昼ごはんの準備に取り掛かっている。

 んー。昼まではもう少し時間あるな…。あっそうだ。バーベキューなんて良くないか?天気もいいし、眺めもいいし。

「昼はバーベキューにしようと思うんだがいいかー?」

「おっ。いいわね」

「「「「バーベキュー?」」」」

「そっか。お前達は知らないのか。バーベキューってのはな野菜と肉をその場で焼いて食べる物だぞ。どんどん焼けるから自分の好きなのをとって食べるといい。詳しくはジュリに聞いてくれ。俺は準備してくるから」

「わかったー!」

「ん」

 まぁこのふたりはそうなるよね。

 それじゃやりますか。バーベキューの道具作り。食材はあるから何もしなくて大丈夫だ。

 俺は木の枝から良さそうなのを持ってきて、道具を組み立てる。

 んー。難しいな。ここをこうしてっと。…いやこうか?

 などと言いながら無事に完成。するとあら不思議。道具達が光を放ち始めた。

 光が収まるとそこにはバーベキューセット一式が。しかも鉄製に見える。

 とりあえず鑑定しておくか。

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〔マジックバーベキューセット〕
魔法の力で決して汚れず、壊れないバーベキューセット。魔鉄製。コンロは火が自動で付き、自動で調節される。トングなどは火で熱くなったりしない。魚の蒸し焼きなどを作るための機能も兼ね備えている。焼けたものは焦げないように自動でお皿についでくれるし、ひっくり返すこともしてくれる心優しいコンロ。
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 え?これなんてチート?いやチートという表現でいいのか?

 だがまぁ説明文を見る限り俺の願望が盛り沢山になってますねぇ。

「ジュリ。ちょっとこれ鑑定してみて」

「いいわよ。………これなんてチート?」

 まぁ同じ反応だな。まぁチートで困ることはないしいっか。

「みんなそろそろバーベキュー始めるぞー。集まれー」

 皆それぞれ集まってくる。

「今日の食材は、ドラゴンの生肉が5Kg。王都で買った新鮮な野菜が沢山。その他諸々。後はそこの湖で食べれる魚を捕まえれはいいだろ」

「おぉー!」

「はやく…!」

「はいはい。分かったから涎を拭きなさい」

 ゼロとミルは全くもう…。

「それじゃ焼くぞ!」

 ドラゴン肉と野菜を焼く。肉の焼けるいい匂いが充満する。

 でも匂いで魔物が寄ってくるかもしれないなぁ。どうしよう。

 するとコンロが淡く光る。おや?おやおや?もしかして進化したのか?

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〔マジックバーベキューセット〕
魔法の力で決して汚れず、壊れないバーベキューセット。魔鉄製。コンロは火が自動で付き、自動で調節される。トングなどは火で熱くなったりしない。魚の蒸し焼きなどを作るための機能も兼ね備えている。焼けたものは焦げないように自動でお皿についでくれるし、ひっくり返すこともしてくれる心優しいコンロ。匂いは吸い取るよ!
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 最後に、匂いは吸い取るよ!、の一文が追加されたな。確かに匂いが弱くなった気がする。

 火もしっかり起きてるし、ひっくり返すのも全部コンロがしてくれてる。なんというコンロか。これは一家に一台あっても困らない。これ汚れないんだぜ。

「おっ肉焼けたか。ちょっと俺にくれ。調理してみる」

「あらあなたにできるの?」

「やってやるさ」

《料理上手を獲得しました》

「料理上手のスキルが増えたぜ!」

「あなたも大概チートね」

「そんなことより調理を始めるか」

「そんなことって…。はぁ…まぁいいわ」

 俺が作ったのはドラゴン丼。米は買ったものだ。

 俺がしたことって言えばご飯の上に肉乗せて、作ったタレをかけただけだけどな。だが無駄に見栄えがいい。

「あら、美味しそうじゃない。私にひと口くれない?」

「なんだったら全部やるぞ?」

「太っ腹ね」

「また作ればいいだけだしな」

「それもそうね。じゃ食べてくるわ」

「おう」

 ジュリはひとり、ドラゴン丼を食べるため向こうへ。

「レンちゃん一緒に食べよー」

「いいですね。食べましょうか」

 レンとリンは一緒に食べるようだ。

「わたし達はお魚捕まえよー?」

「ん」

 ゼロとミルは魚を捕まえるようだ。

「そういえばふたりは前も魚つかまえてたな。どうやって捕まえるんだ?」

「手でー!」「手」

 そう言ってふたりは服を脱ぎ始める。

「……って、待てぇぇぇいい!!お前ら何服を脱ぎ始めてんだよ!」

「だって濡れちゃうよー?」

「そうだけど!服は着とかないといけないだろ!」

 俺がゼロとミルを止めようとした時、誰かに後ろから抱きつかれた。

「ねぇー。私と遊ばなーい?」

「なんだよジュリ!今はそれどころ……ってお前酒くさいぞ!どこから取り出したんだよ!」

 俺、お酒もってきてなかったはずなんだけどぉ!?

「そんなことよりー。私と遊ぼーよー」

「酔っぱらいはそこでじっとしてろ!」

「ゼロ今…!」

「うん!」

「ゼロとミルは服を脱がない!」

 今助けを呼べるのはレンだけだ…!

「リン様。お口の周りが汚れてますよ。ほら私が拭いて上げます。」

「ん…ありがとレンちゃん。……あぁジュリさんあんなに近くに…。いいなぁ…」

 リンのお世話してたー!ちょっと俺を助けてよー!

「あたし達ならいける…!」

「うん!」

「何がいけるだ!いけねぇーよ!具体的には裸になるのがな!」

「ねぇってばー」

「酔っぱらいはじっとしてろって言っだろ!」

「あーん。いけずー」

「お前いつの時代の人だよ!」

「わたしもまざろうかなぁ…」

「余所見するから落としましたよ。ほら新しいお肉です」

「あ、ごめんねレンちゃん」

 お願いだからレンとリンは俺を助けてくれ!

「あたしたちはやりとげた…!」

「お魚とるー!」

「おいこら!裸になるな!」

「私と遊んでよー!」

「わかった!わかったから離れろ!」

「えー!遊んでくれないなら離さなーい!」

「酔っぱらいめんどくせー!」

「レンちゃん!わたしたちもあそこにまざろ!」

「そうですね。ではいきましょうか」

「うん!」

 マジかよ!それは予想外だった!

「おいこら!お前達までこんでいい!余計ややこしくなる!」

「リン様。あれはツンデレというものらしいですよ。なにやら反対の意味の言葉を言っているとか」

「そうなの?ならはやくいこ!」

「おい誰だ!レンにツンデレなんて教えた奴は!」

「はーい!私でーす!」

 ジュリかよ!レンに変なもの教えるなよ!

「主様ー!」

「あ、あるじさまー!」

 ちょっ!まっ!飛び込んできたら…!

「うわっぷ!」

「ねー!私にかまってよー!」

「捕まえた…!!」

「おさかなー!」

「ゼロとミルははやく服を着ろ!風邪ひくぞ!」

「はーい!」「ん」

「お前達も後で構ってやるからちょっと待ってなさい!」

「はい」「はーい」「うん!」

 はぁ。どうしてこう俺のパーティメンバーは、はちゃめちゃなのか。

 ………まぁ?楽しいから許してあげなくもないけどね?

コメント

  • 火野目 燐助

    1度湖に来たはずなのにコンビネーション転移?

    2
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