異世界に転生したので楽しく過ごすようです
第22話 ゴブリンを討伐するようです
「えーそれじゃ、気を取り直して作戦を伝えるぞー」
「ふぁーい」「はい」「…ん」(ソワソワ)『おぅ!』
「ゼロとミルは魚食べるのやめなさい」
「はーい」「ん」
ふぅ。これでようやく作戦を伝えれるな。
「よし、今から作戦を伝える!俺はこの槍を持って単騎で突入をする。要するに奇襲だ。ミルは魔法でバラバラになったゴブリン達を駆除してくれ」
「ん」
「ゼロは遊撃だ。俺とミルの撃ち漏らしを確実に仕留めていってくれ」
「分かったー」
「レンとジュリは後方で支援だ。レンはゼロをジュリはミルを支援してやってくれ」
「主様はどうするのですか?」
「俺はまぁ大丈夫だろ」
もしもの時は創造でどうにかすれば大丈夫なはずだ。………大丈夫だよね?
『それじゃオレはどんどんゴブリンを突き刺していけばいいんだな』
『よく分かってるじゃないか』
槍ちゃんもこの作戦の事を分かってくれたらしい。
「それじゃゴブリンの近くに転移するからみんな集まってくれ。………よし。それじゃ行くぞ」
……。無事にゴブリンの近くに転移することに成功。
俺はゴブリンの様子を見る。
確かに多い。多分100はいるだろう。しかも統率が取れてるように見えなくもない。
「これゴブリン達を率いてるやつがいるわね。おそらくだけどゴブリンキングだと思うわ。あそこに見えるちょっとだけ大きなゴブリンは、ボブゴブリンって言われるやつよ」
「マジかよ。そんなの聞いてないんだけど」
「そりゃあ、ただ増えてただけだって報告しかできないされてないしね。でもこのまま放置すると大変なことになるわよ?」
「大変なこととは?」
「この世界のゴブリンはいわゆるオークみたいなものよ。近くの街に攻撃を仕掛けて、男は殺し、女は苗床にする。ゴブリンキングが出てきているのならもうすぐ王都に攻撃を仕掛けるわ」
うへぇマジかよ。それじゃ放置とかできないじゃん。どうするんだよ。
「マスターどうするの?」
「えっと、みんなはどうしたいと思ってる?」
「わたしはマスターに従う」
「私も主様に従います」
「ゴブリン女の敵。殺す」
「そうね!そうしましょう!」
『オレはマジックシャーピングで研いでもらえるならなんでもいいぜ』
「それじゃ、ゴブリン殺します。だから作戦は変わらずだ。ゴブリンキングの場所はジュリが精霊に聞いておいてくれ」
「分かったわ」
「それじゃ作戦開始!」
俺はゴブリン達の所へ飛び出す。
ゴブリン達は俺が突然現れたことに驚いて、慌てふためいてる。さっきまで統率が取れていたのだがそれもなくなった。
俺はダメ押しに威圧を発動する。
するとゴブリン達は立ちすくみ、その場から動かなくなる。
そこにミルの氷魔法が発動する。
盗賊に放った時よりも威力が強く、広範囲だ。多分ジュリの支援魔法が効いているのだろう。
運良く氷魔法の範囲外にいたゴブリン達もゼロとレンによって駆除されていく。
「ゴブリンキングの居場所が分かったわ!この湖の少し先にいるみたいよ!既に王都に向かって進行しているらしいわ!」
おいおい、マジかよ。それじゃここでやるしかないじゃん。
「このゴブリン達は先遣部隊で、拠点を作っていたのでしょうか?そこに本隊が到着して、王都に攻撃を仕掛ける予定だったとか?」
俺もレンと同じ考えだ。
「俺もそう思う。だから今から迎え撃つぞ。さすがにゴブリン達も今すぐに襲われるとは思ってないはずだ。ゼロ。転移頼めるか?」
「わかったー!」
「よしそれじゃ行くぞ!」
千里眼を発動させ、少し先を見渡す。
……いた!これを以心伝心でゼロに伝えれば…!
そして俺達は本隊の前にそのまま転移した。ゴブリンの数はさっきの比じゃない。
だから、ここからはみんな思い思いに戦ってもらうつもりだ。
「グギャ!ゴブゴブ!」
お、どうやらアイツがゴブリンキングみたいだな。俺達が急に出てきても焦らず統率を取れている。
だが、問題はない。なんてったって俺のパーティメンバーはチートしかいないからな!
「よし!それじゃ思い思いにやっていいぞ!」
「待ってました!」
最初に動いたのはジュリだ。
「サモン!コール、ホーリーナイト!」
ジュリがそう叫んだと同時に、ジュリの目の前に4体の白騎士が現れる。そしてジュリはその騎士達に支援魔法をかけ、突撃させる。
ミルは俺達とゴブリン達を結界で囲った。ゴブリン達が逃げられない所を狙い、多彩な魔法で1体1体確実に仕留めていく。
ゼロとレンは人化を解いて、いつもの場所に収まった。俺の右手にはレンが、左手には槍ちゃんがいる。
『それじゃゼロ。あのゴブリンキングの目の前に転移してくれ』
『わかった』
俺はゴブリンキングの前に堂々と姿を見せる。
そんな俺を見て警戒を強めるゴブリンキング。
『それじゃ、早く帰りたいからこいつをちゃちゃっとやりますか』
『うん!』『はい!』『おぅ!』
俺はゴブリンキングにレンを上から振りかざす。
しかし、ゴブリンキングはそれをかわした。
だがこれは俺の作戦の内だ。現に、今避けることが出来たことで俺を見下した表情をしているからな。
ゴブリンキングが回避した先は俺の左手側だ。そして左手側に来たことで事で、槍の範囲内に入った。
俺は思いっきりゴブリンキングの心臓に向かって槍ちゃんを突き刺す。
そして、見事な程に心臓を貫き、槍ちゃんの穂先が背中から突き出た。
『ドラゴンに比べたらこんなの屁でもないよなぁ』
『ドラゴンとゴブリンを比べるのはどうかと思いますが』
『それもそうだな』
周りのゴブリン達はキングがやられた事で統率を失った。
それからは一方的な虐殺だった。
ミルは広範囲に魔法を放ち、死体が残らないくらいめちゃくちゃにしていた。
ジュリは4体の騎士と一緒になって戦った。これでもかと言う程に支援魔法をかけて、素手で殴ったらゴブリンが破裂していた。
俺はミルとジュリを見てから戦う気がなくなった。
と言うか戦っているのを邪魔したら後で怒られる気がしたからな。無駄なことはしないでおいた方がいい時もあるのだ。
それから数分たってようやくゴブリン達を殲滅した。
「ふぅ。これぞ異世界よね」
「お前返り血めちゃくちゃ浴びてるぞ?」
「あぁそんなの浄化魔法で、それ!」
するとみるみる内に返り血がなくなっていく。
浄化魔法便利だな。俺も欲しい。
《浄化魔法を獲得しました》
うぇーい!望んだら手に入ったぜ!……まぁ当然なんですが。
「スッキリした」
「そりゃあ死体すらも残らないくらに魔法をぶっぱなしてたらスッキリするわな。逆にスッキリしなかったら怖いわ」
「あなたもやる?」
「あ、結構です」
「ん」
それにしてもこのゴブリンたちは何だったんだろうな?
「このゴブリンたちはキングが出てきたから猛繁殖して、街という街を襲う気だったのよ。ゴブリンはそれが生きがいみたいなものだか」
「なにそのはた迷惑な生きがい。やめて欲しいんだけど。そしてお前は何気なく思考を読むな」
だけど、思考を読まれることに慣れてきた自分が情けないです。
そんなことより。
「ちょっと時間かかったからな。すぐに戻るぞー。今昼ぐらいだから、王都に帰ったら昼ごはんにするか」
「わーい!ごはーん!」
ゼロ?さっき魚食べてなかった?それと、人化するの早くない?まぁいいんだけどさ。
『オレを研ぐの忘れないでくれよ!オレ活躍したんだし!』
『忘れないから大丈夫だ』
『やった!』
『主様にといで貰えることになってよかったですね』
『うん!』
素が出てる槍ちゃん可愛いんだけどな。俺の時も素を出してくれると嬉しいんだが…。
「まぁいいや。じゃあ帰るか!」
「うん!」「はい」「ん」「はーい!」『おう!』
「それで?何がまぁいいやなの?」
「ほっとけ!そしてニヤニヤすんな!」
それから俺達は1時間ほどかけて王都に戻った。
「ふぁーい」「はい」「…ん」(ソワソワ)『おぅ!』
「ゼロとミルは魚食べるのやめなさい」
「はーい」「ん」
ふぅ。これでようやく作戦を伝えれるな。
「よし、今から作戦を伝える!俺はこの槍を持って単騎で突入をする。要するに奇襲だ。ミルは魔法でバラバラになったゴブリン達を駆除してくれ」
「ん」
「ゼロは遊撃だ。俺とミルの撃ち漏らしを確実に仕留めていってくれ」
「分かったー」
「レンとジュリは後方で支援だ。レンはゼロをジュリはミルを支援してやってくれ」
「主様はどうするのですか?」
「俺はまぁ大丈夫だろ」
もしもの時は創造でどうにかすれば大丈夫なはずだ。………大丈夫だよね?
『それじゃオレはどんどんゴブリンを突き刺していけばいいんだな』
『よく分かってるじゃないか』
槍ちゃんもこの作戦の事を分かってくれたらしい。
「それじゃゴブリンの近くに転移するからみんな集まってくれ。………よし。それじゃ行くぞ」
……。無事にゴブリンの近くに転移することに成功。
俺はゴブリンの様子を見る。
確かに多い。多分100はいるだろう。しかも統率が取れてるように見えなくもない。
「これゴブリン達を率いてるやつがいるわね。おそらくだけどゴブリンキングだと思うわ。あそこに見えるちょっとだけ大きなゴブリンは、ボブゴブリンって言われるやつよ」
「マジかよ。そんなの聞いてないんだけど」
「そりゃあ、ただ増えてただけだって報告しかできないされてないしね。でもこのまま放置すると大変なことになるわよ?」
「大変なこととは?」
「この世界のゴブリンはいわゆるオークみたいなものよ。近くの街に攻撃を仕掛けて、男は殺し、女は苗床にする。ゴブリンキングが出てきているのならもうすぐ王都に攻撃を仕掛けるわ」
うへぇマジかよ。それじゃ放置とかできないじゃん。どうするんだよ。
「マスターどうするの?」
「えっと、みんなはどうしたいと思ってる?」
「わたしはマスターに従う」
「私も主様に従います」
「ゴブリン女の敵。殺す」
「そうね!そうしましょう!」
『オレはマジックシャーピングで研いでもらえるならなんでもいいぜ』
「それじゃ、ゴブリン殺します。だから作戦は変わらずだ。ゴブリンキングの場所はジュリが精霊に聞いておいてくれ」
「分かったわ」
「それじゃ作戦開始!」
俺はゴブリン達の所へ飛び出す。
ゴブリン達は俺が突然現れたことに驚いて、慌てふためいてる。さっきまで統率が取れていたのだがそれもなくなった。
俺はダメ押しに威圧を発動する。
するとゴブリン達は立ちすくみ、その場から動かなくなる。
そこにミルの氷魔法が発動する。
盗賊に放った時よりも威力が強く、広範囲だ。多分ジュリの支援魔法が効いているのだろう。
運良く氷魔法の範囲外にいたゴブリン達もゼロとレンによって駆除されていく。
「ゴブリンキングの居場所が分かったわ!この湖の少し先にいるみたいよ!既に王都に向かって進行しているらしいわ!」
おいおい、マジかよ。それじゃここでやるしかないじゃん。
「このゴブリン達は先遣部隊で、拠点を作っていたのでしょうか?そこに本隊が到着して、王都に攻撃を仕掛ける予定だったとか?」
俺もレンと同じ考えだ。
「俺もそう思う。だから今から迎え撃つぞ。さすがにゴブリン達も今すぐに襲われるとは思ってないはずだ。ゼロ。転移頼めるか?」
「わかったー!」
「よしそれじゃ行くぞ!」
千里眼を発動させ、少し先を見渡す。
……いた!これを以心伝心でゼロに伝えれば…!
そして俺達は本隊の前にそのまま転移した。ゴブリンの数はさっきの比じゃない。
だから、ここからはみんな思い思いに戦ってもらうつもりだ。
「グギャ!ゴブゴブ!」
お、どうやらアイツがゴブリンキングみたいだな。俺達が急に出てきても焦らず統率を取れている。
だが、問題はない。なんてったって俺のパーティメンバーはチートしかいないからな!
「よし!それじゃ思い思いにやっていいぞ!」
「待ってました!」
最初に動いたのはジュリだ。
「サモン!コール、ホーリーナイト!」
ジュリがそう叫んだと同時に、ジュリの目の前に4体の白騎士が現れる。そしてジュリはその騎士達に支援魔法をかけ、突撃させる。
ミルは俺達とゴブリン達を結界で囲った。ゴブリン達が逃げられない所を狙い、多彩な魔法で1体1体確実に仕留めていく。
ゼロとレンは人化を解いて、いつもの場所に収まった。俺の右手にはレンが、左手には槍ちゃんがいる。
『それじゃゼロ。あのゴブリンキングの目の前に転移してくれ』
『わかった』
俺はゴブリンキングの前に堂々と姿を見せる。
そんな俺を見て警戒を強めるゴブリンキング。
『それじゃ、早く帰りたいからこいつをちゃちゃっとやりますか』
『うん!』『はい!』『おぅ!』
俺はゴブリンキングにレンを上から振りかざす。
しかし、ゴブリンキングはそれをかわした。
だがこれは俺の作戦の内だ。現に、今避けることが出来たことで俺を見下した表情をしているからな。
ゴブリンキングが回避した先は俺の左手側だ。そして左手側に来たことで事で、槍の範囲内に入った。
俺は思いっきりゴブリンキングの心臓に向かって槍ちゃんを突き刺す。
そして、見事な程に心臓を貫き、槍ちゃんの穂先が背中から突き出た。
『ドラゴンに比べたらこんなの屁でもないよなぁ』
『ドラゴンとゴブリンを比べるのはどうかと思いますが』
『それもそうだな』
周りのゴブリン達はキングがやられた事で統率を失った。
それからは一方的な虐殺だった。
ミルは広範囲に魔法を放ち、死体が残らないくらいめちゃくちゃにしていた。
ジュリは4体の騎士と一緒になって戦った。これでもかと言う程に支援魔法をかけて、素手で殴ったらゴブリンが破裂していた。
俺はミルとジュリを見てから戦う気がなくなった。
と言うか戦っているのを邪魔したら後で怒られる気がしたからな。無駄なことはしないでおいた方がいい時もあるのだ。
それから数分たってようやくゴブリン達を殲滅した。
「ふぅ。これぞ異世界よね」
「お前返り血めちゃくちゃ浴びてるぞ?」
「あぁそんなの浄化魔法で、それ!」
するとみるみる内に返り血がなくなっていく。
浄化魔法便利だな。俺も欲しい。
《浄化魔法を獲得しました》
うぇーい!望んだら手に入ったぜ!……まぁ当然なんですが。
「スッキリした」
「そりゃあ死体すらも残らないくらに魔法をぶっぱなしてたらスッキリするわな。逆にスッキリしなかったら怖いわ」
「あなたもやる?」
「あ、結構です」
「ん」
それにしてもこのゴブリンたちは何だったんだろうな?
「このゴブリンたちはキングが出てきたから猛繁殖して、街という街を襲う気だったのよ。ゴブリンはそれが生きがいみたいなものだか」
「なにそのはた迷惑な生きがい。やめて欲しいんだけど。そしてお前は何気なく思考を読むな」
だけど、思考を読まれることに慣れてきた自分が情けないです。
そんなことより。
「ちょっと時間かかったからな。すぐに戻るぞー。今昼ぐらいだから、王都に帰ったら昼ごはんにするか」
「わーい!ごはーん!」
ゼロ?さっき魚食べてなかった?それと、人化するの早くない?まぁいいんだけどさ。
『オレを研ぐの忘れないでくれよ!オレ活躍したんだし!』
『忘れないから大丈夫だ』
『やった!』
『主様にといで貰えることになってよかったですね』
『うん!』
素が出てる槍ちゃん可愛いんだけどな。俺の時も素を出してくれると嬉しいんだが…。
「まぁいいや。じゃあ帰るか!」
「うん!」「はい」「ん」「はーい!」『おう!』
「それで?何がまぁいいやなの?」
「ほっとけ!そしてニヤニヤすんな!」
それから俺達は1時間ほどかけて王都に戻った。
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