奇怪死神〜殺戮機械が異世界転移

天流紅星

機械と支度

前回の3行あらすじ
王都行こうかな?
そうだ、ゴブリン殺ろう
超殺戮機械スーパーキリングマシン

   まるで空気が悲鳴を上げているかのような、この世界ではあまり聞き慣れない音が響く。
   ソレは、空を飛んでいた。
   ソレは、一見人の様に見えるが、すぐに人ならざる物だと気づくだろう。
   ソレは、足元から陽炎が吹き出ており、右手・・・いや、右腕そのものが剣に、左手には槍を持っていた。
   いや、正しくは、右腕は濡れているかのような輝きで、夜の闇でできているのかと錯覚する程の黒き刀身に水晶のように透き通った刃、そして規則性が読めない様に引かれた淡く光る線が刀身を覆っている。
   そして左手には、遠目から見たら槍を持っている様に見える。しかし、近くで見たら確実におかしい事に気づくだろう。なぜなら、その槍は比喩ではなく純白の光“だけ”で出来ているからだ。
   もう大体の人がわかっているだろうが、そう、殺戮機械しゅじんこうだ。
   さて、では主人公の方に移ろうか。(はぁ、仕事しばらく無いだろうなぁ・・・)

   ・・・あー、テステス、皆さんこんにちは、どうも、殺戮機械です。なんか久しぶりな気がしますが、まあ、気のせいでしょう。
   今ワタシはゴブリン退治の任務ミッションを受けたんですが、しばらく飛行なんてしてなかったので、少し村の近くで練習してから行く所です。
「さて、そろそろ行きますか。」
「・・・・・・はっ!あ、アンタ、いったい何なんだい!?」
   あ、お婆さん、まだ居たんですか、何と言われましても・・・
「ただの殺戮機械ですが?」
「・・・・・・はい?」
   あ、もしかして、
「この辺りって機械有りますか?」
「いや機械ってなんだい?」
   あ、やっぱり。遅れてますからね、この村。
「ではお婆さん、言って来ます。」
「・・・・・・後でアンタが何者かじっくり聞かせてもらうからね。」
   だから殺戮機械だと言ってるじゃないですか・・・。
「では・・・・・・行きます!」
   そう言ってワタシは、ブラスターに送るエネルギーを少しづつ増やしていった。今の高度は20メートル位だろう。
「さて、森はアッチですね。」
   そしてワタシは、村を出た(もちろん空から)
「な、なんだぁ!?」
   あ、ジャレッドさんだ。コンチャーッス。(てへぺろ付き)
「・・・・・・(^ω^#)」
   あ、やばいやつだ。
「待てやごるぅぁあ!」
   待てと言われて待つやつがいますか?・・・・・・え、ちょっと、ジャレッドさん?その剣どこから出したんですか?と言うか凄い光っているんですがァァァァァァ!?
   そしてそのまま殺戮機械ワタシ謎多き怒れる門番ジャレッドさんとの追いかけっこが開催された。目的地はゴブリンの巣・・・・・・なんかワタシじゃなくてもゴブリン殲滅出来ると思うんですけど・・・・・・。


この小説を読んで下さっている皆様、出すのがとても遅れて、すみませんでした。どう進めるか、なかなかアイデアがまとまらず、上手く進みませんでした。
そして非常に勝手なんですが、不定期更新にさせていだだきたいと思います。すみませんでした。
「そうだ、そして俺の出番も増やせ。」
いや、三人称さん、あなた今回出番多かったじゃないですか。
「じゃあ良いよ、辞めてやるよこの仕事。」
すみませんでしたーー!!!

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