奇怪死神〜殺戮機械が異世界転移

天流紅星

機械と依頼

前回の3行あらすじ
金持ち門番ジャレッド
メー○ちゃーん!
リンゴウマウマ


「所で、次の目的地は決まってるのかい?」
「いえ・・・・・・まだ決まって無いですね。」
「そうかい、なら王都にはもう行ったかい?」
「王都?王都とは?」
「あら、その様子だと知らない様だね?」
「はい、もし宜しければ教えてください。」
「じゃあ簡単に説明してあげよう?」
「あの、できれば詳しく教えてもらえると有難いです。」
「いいのかい?おばちゃんの話は長いわよ?ふふふ。」
「やっぱり遠慮します。」
「あらそう・・・・・・じゃあ、短く話そうかね。」
   その後聞いた話をまとめると、この村から東に10km程の場所に王都フォファードが有る。
   冒険者ギルドという物が存在する。
   フォファードにはとても優しい王様が居る。
   名物の噴水はとても幻想的。
   ほかの内容は全て世間話だったので(ry
「所で、冒険者ギルドとは何ですか?」
「あら、あんた冒険者じゃなかったのかい?」
「はい、ワタシの居た所にはそのような職業は無かったので。」
「そうかい・・・・・・あんたが冒険者だったら頼みが有るって言えたんだけどねぇ。」
「頼みとは何ですか?」
「せっかくだから話すけど、危険な仕事だよ。」
   ゴクリ・・・いったいどんな事をするのでしょうか?
「魔物退治さ。」
   なんだ、その程度ですか。
「何故呆れた目でこっちを見てるんだい?」
「いや、毎日(人を)やってますし、多分出来ますよ?」
「・・・・・・本当かい?」
「はい。」
「なら、お願いしようかねぇ。依頼内容はゴブリンの村の捜査だよ。段々数が増えてきて、いつか攻めて来るんしゃないかって噂が出てるから調べてほしいのさ。場所は近くの森だから危なくなったらすぐ戻るんだよ。」
「殲滅してしまってもよろしいですか?」
「え?まあ出来るなら良いけど、さすがに一人は無理じゃないのかい?」
「出来ますよ?」
   ふふふ、派手にやりますか。
   エネルギー増幅装置起動。セカンドバッテリー起動。
   ブラスター、起動。“ 超振動剣エターナル”、装備。“不壊盾槍ランスコア”、装備。
「んなっ!?」
   お婆さんが驚くのも無理は無い。
   話していた少女が中に浮いて、右腕があらゆる物を切る事が出来るんじゃないかと思う程の迫力があるぼんやりと光る黒剣に変形し、左手には、そこに有るのに向こう側が見えるという不思議ななにかで作られた少女の背丈と同じ位の長さの赤い槍が出現したのだから。
「これより、任務を遂行します。」


2017:12/16   文章修正

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