最強の高校生

アプス

第3話 覚醒

「っ、ここは」
「学校の保健室だよ、具合はどうだ?」
シルフィはそう声をかけた
「あれからどれくらい経ってるんですか?」
「まあ、三時間ってところかな」
「香菜は⁉クルワッハはどこに?!」
そう、彼がやられるときにクルワッハは香菜を誘拐していったのだった 
「クルワッハの居場所は町外れの廃墟のようだ」
「ありがとうございます、今すぐ向かえば…」
「まちたまえ!君の今のその傷でどうするというのかね!第1、悪魔に人間の君が勝てるはずないだろう!」
「まあ落ち着きたまえ、今我々が準備をしているからね。たとえクルワッハであっても勝てないだろう」
そう言ってきたのは魔王の側近で作戦の立案などをするベルデ・クロムウェルだった
「お前たちに期待はしていない、香菜は俺が助けに行くんだ」
「いいや、仮に君が戦えたところで作戦には参加できないよ。なぜなら、君は人間だろ?悪魔でないものを作戦に参加させるわけにはいかないからね」
現在、人間と悪魔は共存しているが昔は争いあっていた
争いが終わった今でも相手の種族を憎んでいるものも少なくない。ベルデは人間の存在を認めてはいるが、人間は下等種族だと思っているのである
「場所は分かっているんだ、お前に許しを請うつもりはない」
「いいや、君がこの場から動くことを禁止するよ。魔王様にもそう伝えたからね。」
「魔王はどこだ?」
「君のような下等な種族に魔王様がお会いするわけないだろう?」
「なら、魔王にこう伝えろ。あの契約は…」
「呼んだかな?」
そこにいたのは魔王、ライオネル・クロードであった 
「魔王様?!何故ここに?!」
「彼がここに軟禁されるって聞いたからね」
「ちょうどいい。ライオネルいやレオ、あの契約はここで終了だ。契約の違約による罰は後で受けよう。レオの言うことを1つやるよ。」
「貴様!魔王様に向かってなんて口の聞き方だ!だいたい…」
「ベルデ、うるさいよ」
「魔王様、しかし」
「二度も同じことを言わせるなよ、ベルデ」
「っ、申し訳ありません」
「分かったよ龍騎、無理はするなよ」
「ありがとう、レオ」
それまで驚いていたシルフィは龍騎に聞いた
「龍騎、君はいったい何者なんだ?そもそも、どうやって助けるんだ?」
「うーん、説明めんどくさいし香菜を助けてから安全なところまで連れていって欲しいからシルフィ先輩一緒に来てくださいよ」
「私が?まあ、良いだろう」
そして、二人は廃墟に向かおうとしたときにシルフィが
「どうやって行くんだ?」
と聞いた
「先輩、ちょっとどいてて」
【我、彼の地へと向かう門を開くもの  我が魔力という代償をもって門は開かれん  ソロモンズゲート】
その時、その場にはなかった門が現れた
「龍騎、君は本当に人間か?」
そうシルフィに問われた龍騎は
「終わってから教えますよ」
と答えた

その頃のクルワッハは廃墟で香菜から情報を聞き出そうとしていたが、香菜に何も危害を加えることが出来ずにいた
「ふむ、あの人間がやったのか?面白い術式を使うな。使用者が死んでも術はそのままなのか、又はまだ生きているか。どちらにしろ来たところで私に勝てるわけはないがな」
「アホか、同じ奴に何回も負けるわけないだろ」
その声は入り口の方から聞こえた
「香菜を返してもらいに来ました~、どうも」
龍騎はこう言った
「最強の高校生です」
「最強か知らないが二人で我々に勝てるとでも思っているのか?」
「いや、戦うのは俺だけだ。先輩は香菜を安全なところまで連れていってもらうために一緒に来てもらっただけだ」
「じゃあ、どうやって君一人で勝つんだい?人間の君がだ」
「簡単な話だ。こうすれば良い」
【我、封印し力を解き放たん  悪魔の力を我が身に戻し最強と今一度なろう  魔神化カオスチェンジ
それが、龍騎が最強と呼ばれていた力だった
「ほう、まさか君も悪魔だったとはな。だが、それで勝てるとでも?」
「とりあえず、香菜は返してもらうぞ」
「やれるかな?」
「来い、我が七つの僕よ」
その時
「お久しぶりです、我らが主よ」
そう聞こえた方向には七つの人影があった
「まさか…そこにいるのは、だがそれは魔王に封印され何も出来ないはずだ⁉しかし、あの力は…⁉」
「お前の考えてる通りだよ、あいつらは俺の僕であり…」

「七つの大罪を司る魔神だよ」




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