半魔族の少女は料理と共に
42話 マルズダマという国
4章始まりました!
私としてはちょっと、イベント起こしたかったけど。ダメでした。
名前修正しました!
私は、国王ガルドの元を訪れていた。
手紙を渡しに使者を出すと言っていたけど、私はそれを断った。
まぁ結局来たけど。私の家の扉で、執事服の男の人が立っていた。
「マリア様、国王様からの便箋が届きました」
「様なんて、必要無いですよ。もっと気軽にしてください」
「で、ですが……」
「誰もいないし……ね?」
そう、ここは私の家だし、基本誰も訪ねてこない。たまに3人組がやってきて、騒ぐけど。
私は、貴族や使者だとかで、敬語使ってほしくないし。
「分かりました……。それでは……マリアさん、国王様がお呼びですので行きましょう」
「うん、貴方も堅苦しい挨拶じゃなく私の時は、普通の喋り方を心がけて……。然る時にはちゃんとね」
「はい……、疑っていたのですがマリアさんは、どんな方なのか……魔族だと聞いたので」
やっぱりそうよね~、警戒しないわけにはいかないもんね。
でも、と彼は答えると。
「優しい方なのですね、貴族の方でフレンドリーの方はいませんよ」
「そうなの? 私は平民……小屋暮らし? が長かったからかも」
そんな事を話しながら、王宮の前に着くと。彼は来た時の様に、キリッとした。割りと様になっているので、モテそう。
便箋貰っておいて、中身見てなかった……。ガルドさんに直接聞こうかな。
「マリア様、いらっしゃいませ」
「こんにちわ~、元気になって良かったですね!」
「はい、マリアさんに指摘してもらった。食べ方をしたら調子が良くなりました!……つい敬語取れちゃいました」
メイドや執事の人の悩みを聞いて、食改善や生活のリズムを直させたら。大半の人と打ち解けてしまったのだ。
なので、たまにガルド国王の前でもボロを出しているけど。彼はそれを笑って、許しているのだ。
噂で『彼女と話すと幸せを届けてくれる』などメイド、執事間で話題になってしまった。
メイドや執事達と話していると、あっという間に王の間についてしまった。
コンコン
「入れ」
「失礼します、マリア様をお連れいたしました」
扉を開けると、ガルド国王が王の椅子に座りながら。笑顔で迎えてくれた。
私は、封を切っていない便箋を出し。
「便箋の中身見ていませんけど、呼ばれたので来ました!」
「はっはっは! そうだな、口で説明した方が良かったのだが。一度も会ったことのない彼に合わせたくてな」
「なっ! 国王様、分かっていて私を使者にしたのですか!」
どうやら確信犯だったらしい、こんな会話をするとクスッと笑ってしまう。
前はガルドさんと、みんなは仲良くなかったらしいけど。そんなのが嘘になるくらいフレンドリー。
「おっとっと、話をズレてしまったな。学園の入学手続きと貴族と私の親書を発行し終わって、学園へ向かう馬車を手配が終わったのでな」
「そうなんですね、そんな手続きが必要だと思ってませんでした」
「……本当は、必要ないんだが。なり始めの貴族はあたりが強いからな」
「……そうですね、雑に扱ったなど……この国の人が知ったら……」
「「……間違いなく戦争が起きる!」」
ん? ガルドさんと執事の彼は、耳打ちし何やらやりとりしてたけど。終わったのか、こちらに焦ったような汗をかき笑顔で。
「お主は気にしなくて良い。そうだ、便箋を開けてみてくれ」
「はい? 分かりました」
開けて見ると、各貴族、国王、メイドや執事、街の人々、貧民街の感謝状とお詫びの言葉が並べられた紙が入っていた。
貴族は、メイドや執事を通して色々な事まで解決していったので。手紙のやり取りだが、仲良くなった。直接あったこと無いんだけどね。
「それとな、ケルト殿を護衛及び騎士候補として入学させようと思うのだが……」
「ケルトさんも入学されるんですか?」
「お主が望めば、入学して護衛と勉学をしてもらうことになる」
ケルトさんも一緒に入学出来るんだ~、知り合いが居ないと心細いし。嬉しい。
断る理由もないため、私は頼むことにする。
「お願いします」
「そうか、ケルト殿にはすでに伝えてある。許可を貰え次第報告をしようと思ってな」
ガルドさんは、「了承するとは思っていたがな」と笑っていた。
どんな学園生活になるんだろう? 前世だと、ぼっちだったから、お友達何人できるかな~。
その日は、ケルトさんに報告すると笑顔で頷いてくれた。
3日後の出発する日。
「お嬢ちゃん達、忘れもんは無いかい? 国を出て、別な国に入るから遠出になるよ」
「えっと……、大丈夫です!」
「僕の方も問題ありません」
私とケルトさんは馬車を乗せてくれる人に、答える。
それにしても馬車なんて始めて乗った~。素材集めは、徒歩の移動だったから新鮮。
「そっちの兄ちゃん、魔物や賊が来たら頼むよ」
「魔物については気にする必要はありません、賊はその時対応しましょう」
「気にする必要無いってことはないはずだ、最近物騒だからな」
ケルトさんは澄まし顔で受け答えしていた。実際に魔物に会うことほとんど無いため、ケルトさんの言ってることは正しいんだけど。なんで自信満々なの?
ちなみに同じ学園のエンカは先に戻っている、休暇の間だけ王国に戻ってるみたい。私の入学より先に始まってるため、別行動になってしまって少し残念。
馬車に揺られること、数十分程した時に馬車の人が話しかけてきた。
やけに驚いた様子で、首をこっちに向けていた。
「本当に珍しいな、この辺りは気性が荒いと評判なんだが、魔物1匹通りゃしねぇ」
「だから大丈夫と言ったんです」
「兄ちゃんがなんか、まじないしたのかい?」
ケルトさんは「そんな事はないです」と答えていた。私も知りたいのに~。
馬車の人が、「こっちの嬢ちゃんか? いや、何も知らなそうな顔してるしな~」など言って暢気な声を上げていた。
「おっと、そろそろ国外にでて、ハルデルト王国の領に入るぞ」
「早いですね! 流石です!」
「そんな事はねぇよ、魔物に出会わなきゃ、こんな時間かかんねぇだけだ」
彼は照れくさそうにして、自分の頭を撫でていた。
そんなやり取りをしていると、頭の中で何か聞こえる。
ハルデルト王国が登録されました
素材、調理、調合等追加されました
上記の物で似た性質の物があったため反映しました
特産物の情報を追加しました
なるほど、国内に入ったのと国名で登録が入ったみたい。
前より情報が多いけど……、また気になる情報が追加される。
国外に出たため、マルズダマ国の評価共に概要に追加されました
マルズダマ国
評価 世界最強国である、表向き戦争に縁がないが。国内にて戦を起こすと、争う両国が消えるとか。また、元勇者ミナト・シライシが住んでいるため他の国は下手に手出しできない。
魔物危険度 平均的に低めだが、国内の冒険者の評価なため正確ではない。国の戦力を合計しても危険度は一番したである。
また、唯一種族を気にしない国で魔族への嫌悪はあるようだが、害が無いと国民と認めてくれる。
私の住んでいた国って、凄い国なんだ~。評価はしょうが無いし、危険度はそこまでじゃなかったような?
そういえば、獣人族の受付嬢いたよね。私の事もいい人だと分かるとみんな優しくしてくれた。
「どうしたんだい?」
「何でもないわ、賊って強いのかしら?」
「どうだろう? 僕は戦ったことないから」
そんな事を言っていたが、フラグを回収することなく。安全に平凡で問題なく、街へ目指すのであった。
「俺の心配は無駄だったのか~~~! いや、安全なのは良いこと、だ。だけど何か違う!」
馬車の人が、両手で頭を抱えて叫んでいた。
平和なのは良いことよ?
次は、街中と学園ですよ!
私としてはちょっと、イベント起こしたかったけど。ダメでした。
名前修正しました!
私は、国王ガルドの元を訪れていた。
手紙を渡しに使者を出すと言っていたけど、私はそれを断った。
まぁ結局来たけど。私の家の扉で、執事服の男の人が立っていた。
「マリア様、国王様からの便箋が届きました」
「様なんて、必要無いですよ。もっと気軽にしてください」
「で、ですが……」
「誰もいないし……ね?」
そう、ここは私の家だし、基本誰も訪ねてこない。たまに3人組がやってきて、騒ぐけど。
私は、貴族や使者だとかで、敬語使ってほしくないし。
「分かりました……。それでは……マリアさん、国王様がお呼びですので行きましょう」
「うん、貴方も堅苦しい挨拶じゃなく私の時は、普通の喋り方を心がけて……。然る時にはちゃんとね」
「はい……、疑っていたのですがマリアさんは、どんな方なのか……魔族だと聞いたので」
やっぱりそうよね~、警戒しないわけにはいかないもんね。
でも、と彼は答えると。
「優しい方なのですね、貴族の方でフレンドリーの方はいませんよ」
「そうなの? 私は平民……小屋暮らし? が長かったからかも」
そんな事を話しながら、王宮の前に着くと。彼は来た時の様に、キリッとした。割りと様になっているので、モテそう。
便箋貰っておいて、中身見てなかった……。ガルドさんに直接聞こうかな。
「マリア様、いらっしゃいませ」
「こんにちわ~、元気になって良かったですね!」
「はい、マリアさんに指摘してもらった。食べ方をしたら調子が良くなりました!……つい敬語取れちゃいました」
メイドや執事の人の悩みを聞いて、食改善や生活のリズムを直させたら。大半の人と打ち解けてしまったのだ。
なので、たまにガルド国王の前でもボロを出しているけど。彼はそれを笑って、許しているのだ。
噂で『彼女と話すと幸せを届けてくれる』などメイド、執事間で話題になってしまった。
メイドや執事達と話していると、あっという間に王の間についてしまった。
コンコン
「入れ」
「失礼します、マリア様をお連れいたしました」
扉を開けると、ガルド国王が王の椅子に座りながら。笑顔で迎えてくれた。
私は、封を切っていない便箋を出し。
「便箋の中身見ていませんけど、呼ばれたので来ました!」
「はっはっは! そうだな、口で説明した方が良かったのだが。一度も会ったことのない彼に合わせたくてな」
「なっ! 国王様、分かっていて私を使者にしたのですか!」
どうやら確信犯だったらしい、こんな会話をするとクスッと笑ってしまう。
前はガルドさんと、みんなは仲良くなかったらしいけど。そんなのが嘘になるくらいフレンドリー。
「おっとっと、話をズレてしまったな。学園の入学手続きと貴族と私の親書を発行し終わって、学園へ向かう馬車を手配が終わったのでな」
「そうなんですね、そんな手続きが必要だと思ってませんでした」
「……本当は、必要ないんだが。なり始めの貴族はあたりが強いからな」
「……そうですね、雑に扱ったなど……この国の人が知ったら……」
「「……間違いなく戦争が起きる!」」
ん? ガルドさんと執事の彼は、耳打ちし何やらやりとりしてたけど。終わったのか、こちらに焦ったような汗をかき笑顔で。
「お主は気にしなくて良い。そうだ、便箋を開けてみてくれ」
「はい? 分かりました」
開けて見ると、各貴族、国王、メイドや執事、街の人々、貧民街の感謝状とお詫びの言葉が並べられた紙が入っていた。
貴族は、メイドや執事を通して色々な事まで解決していったので。手紙のやり取りだが、仲良くなった。直接あったこと無いんだけどね。
「それとな、ケルト殿を護衛及び騎士候補として入学させようと思うのだが……」
「ケルトさんも入学されるんですか?」
「お主が望めば、入学して護衛と勉学をしてもらうことになる」
ケルトさんも一緒に入学出来るんだ~、知り合いが居ないと心細いし。嬉しい。
断る理由もないため、私は頼むことにする。
「お願いします」
「そうか、ケルト殿にはすでに伝えてある。許可を貰え次第報告をしようと思ってな」
ガルドさんは、「了承するとは思っていたがな」と笑っていた。
どんな学園生活になるんだろう? 前世だと、ぼっちだったから、お友達何人できるかな~。
その日は、ケルトさんに報告すると笑顔で頷いてくれた。
3日後の出発する日。
「お嬢ちゃん達、忘れもんは無いかい? 国を出て、別な国に入るから遠出になるよ」
「えっと……、大丈夫です!」
「僕の方も問題ありません」
私とケルトさんは馬車を乗せてくれる人に、答える。
それにしても馬車なんて始めて乗った~。素材集めは、徒歩の移動だったから新鮮。
「そっちの兄ちゃん、魔物や賊が来たら頼むよ」
「魔物については気にする必要はありません、賊はその時対応しましょう」
「気にする必要無いってことはないはずだ、最近物騒だからな」
ケルトさんは澄まし顔で受け答えしていた。実際に魔物に会うことほとんど無いため、ケルトさんの言ってることは正しいんだけど。なんで自信満々なの?
ちなみに同じ学園のエンカは先に戻っている、休暇の間だけ王国に戻ってるみたい。私の入学より先に始まってるため、別行動になってしまって少し残念。
馬車に揺られること、数十分程した時に馬車の人が話しかけてきた。
やけに驚いた様子で、首をこっちに向けていた。
「本当に珍しいな、この辺りは気性が荒いと評判なんだが、魔物1匹通りゃしねぇ」
「だから大丈夫と言ったんです」
「兄ちゃんがなんか、まじないしたのかい?」
ケルトさんは「そんな事はないです」と答えていた。私も知りたいのに~。
馬車の人が、「こっちの嬢ちゃんか? いや、何も知らなそうな顔してるしな~」など言って暢気な声を上げていた。
「おっと、そろそろ国外にでて、ハルデルト王国の領に入るぞ」
「早いですね! 流石です!」
「そんな事はねぇよ、魔物に出会わなきゃ、こんな時間かかんねぇだけだ」
彼は照れくさそうにして、自分の頭を撫でていた。
そんなやり取りをしていると、頭の中で何か聞こえる。
ハルデルト王国が登録されました
素材、調理、調合等追加されました
上記の物で似た性質の物があったため反映しました
特産物の情報を追加しました
なるほど、国内に入ったのと国名で登録が入ったみたい。
前より情報が多いけど……、また気になる情報が追加される。
国外に出たため、マルズダマ国の評価共に概要に追加されました
マルズダマ国
評価 世界最強国である、表向き戦争に縁がないが。国内にて戦を起こすと、争う両国が消えるとか。また、元勇者ミナト・シライシが住んでいるため他の国は下手に手出しできない。
魔物危険度 平均的に低めだが、国内の冒険者の評価なため正確ではない。国の戦力を合計しても危険度は一番したである。
また、唯一種族を気にしない国で魔族への嫌悪はあるようだが、害が無いと国民と認めてくれる。
私の住んでいた国って、凄い国なんだ~。評価はしょうが無いし、危険度はそこまでじゃなかったような?
そういえば、獣人族の受付嬢いたよね。私の事もいい人だと分かるとみんな優しくしてくれた。
「どうしたんだい?」
「何でもないわ、賊って強いのかしら?」
「どうだろう? 僕は戦ったことないから」
そんな事を言っていたが、フラグを回収することなく。安全に平凡で問題なく、街へ目指すのであった。
「俺の心配は無駄だったのか~~~! いや、安全なのは良いこと、だ。だけど何か違う!」
馬車の人が、両手で頭を抱えて叫んでいた。
平和なのは良いことよ?
次は、街中と学園ですよ!
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