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半魔族の少女は料理と共に

秋雨そのは

おまけ 野生の魔物退治と協力技

謎回です……
最初辺り修正しました、タイトルにおまけと追加


 僕は、なんでここにいるんだろう?
 状況を整理しよう、僕はここに何しに来た?

 一応、言うと周りにいる人達。
 貧民街のマリアさんを姉御呼びする3人組と、ナタルさんと僕とハナさん、そしてマリアさんがいる。

 出かけたきっかけは、マリアさんがこの辺りの素材採取をしたいということだ。
 僕が、危険だからとついていくことにしたんだ。
 うん、そこまではいい。

 何故、その場に、こんなに人が居るかというと。

「「「楽しそうじゃないですか! あっし達もいきやす!」」」

「お? どうした、採取か?」

「街の外ですか、私達も暇してたので行きますよ」

 そう言って、付いてきたのだ。
 正直な話、マリアさんには黒い獣の猫や、その配下の軍団が付いているから正直護衛がいらないくらいなのだ。
 マリアさんは、気にしてないというか。気づいていないらしい。
 僕に頼んでくるくらいだしね。
 問題なのは、マリアさんから離れると魔物が僕達に襲い掛かってくる事だ。

 と言っても、気の毒なのは魔物の方だ。
 3人組は強さは分からないけど……。
 ナタルさんとハナさんの強さは、親父の仕事仲間もあってこの街では規格外だ。

 マリアさんは僕の隣で本を見ながら熱心に、摘み取っている。
 キノコだったり、草だったり。果実や石だったり様々だ。
 端から見れば錬金術でもやるんじゃないか? と言った物拾い方だ。

 僕は近くに居るので、魔物も襲ってこない。猫が僕の肩に乗っているのもあると思う。

 キャンプ気分で来ている人達は、野生の魔物の退治している。
 3人組が狩るみたいだ。

「行くぞお前ら!」
「おう」
「おうよ」

 名前は確か、号令を掛けたのは筋肉マッチョのワルド。すぐ返事したのはワーモル。ナルシストみたいなのに残念なハロルカだったか。
 魔物は5匹、ナタルさんとハナさんは温かい目で見てる。余裕そう。

 3匹はスライムの様だ、色が3色なため強さは違うだろう。
 残り2匹は、大型の蛇だ。こっちは一緒の模様のため同じだろう。

 マリアさんの方を、ちらっと見ると初めての魔物に目をキラキラさせていた。
 そんなマリアさんも可愛……ゲフン。
 気を取り直して、3人組に対して魔物がバラバラに攻撃を仕掛ける。

 驚いたのは、ハロルカは魔法を使えるようだ。ワルドの武器、ナックルを魔法で付与させ、左手に炎、右手に氷を付与していた。
 次に、ワーモルは脚を武器にしていて。脚に着けた金属をハロルカは魔法付与する。脚に風を、手に土を付与していた。

「久しぶりの合体技だ、姉御にいいとこ見せるぞ!」
「「おうよ!」」

 そう言って、決め言葉の様に叫ぶ。

「「「四属性乱舞」」」

 ネーミングがあれだけど。
 ワーモルが付与した脚で高速で、5匹の魔物を蹴り飛ばし、中央に寄せる。
 ワルドの元に戻り、ワルドを魔物の上空へ打ち上げる。
 ハロルカは、詠唱をして最後のトドメに備える。
 その間に、ワーモルが竜巻を起こし。魔物を打ち上げる。
 ワルドが思いっきり、地面に炎の左手を叩きつけ大火炎を起こす。
 追加で、氷の右手を叩きつけその炎を凍らせる。
 ワーモルがワルドの元に付き、両手の土で土を盛り上げ守る。
 ハロルカが詠唱を終わり、上から豪雷を落とす。

 正直に言って、オーバーキルだった。
 いや、普通に考えて弱い魔物だよ? それも普通に初心者冒険者でも狩れる魔物の。
 ナタルさんやハナさんは笑ってみてるし。

「「「どうすか、姉御!」」」

「え? 私、戦闘苦手だからあまり分からないけど……、凄かったわよ?」

「「「よっしゃあ!」」」

 マリアさんも顔が引きつっていた。
 それもそうだよ、僕でも顔が引きつっているから。
 四属性言ってるけど、五属性使ってたからね?

 ツッコミどころ満載の合体技だった。
 ナタルさんは満足そうだった。

「よし、お前ら俺と組み手してみるか?」

「「「遠慮します!」」」

「僕でも遠慮するよ」

 そう思った、何故かというと、女神の説教の時、聞こえた盗賊たちの断末魔が凄かったからだ。
 ナタルさんは少し残念がってたけど。

 ん? マリアさんが素材採取を終えたようだ。

「うん、これぐらいでいいかな」

 ハナさんはどんなの採ったの? など聞いていた。
 僕は帰ってから聞いてみよう。

 すると、魔物が10匹程やってきた。ナタルさんとハナさんが前に出た。
 何故か凄く寒気がしたんだけど、気にしない。

「んじゃ俺らも少しは披露しますか」

「そうですね、私も最近雑務ばかりでしたから」

「んじゃそっち半分頼む」

「分かりました」

 半分? あの数、どうやって狩るんだろう。少し興味があった。
 親父の動きだけでも、ついていくのがやっとなのに。

 すると、ナタルさんは一般的なシンプルな剣を、ハナさんはシンプルな短剣を取り出した。

 それぞれ、魔物が襲いかかる瞬間。
 ナタルさんが横に一振り、たったそれだけで木々諸共一枚の絵の様にスパッと切れた。
 ハナさんは目にも止まらなぬ速さで、分身の様に残影が見えるほどでだ。5匹を切り刻んでいた。

 うん、敵わないです。絶対敵にまわしていけない人達だと思った。
 マリアさんは、拍手して喜んでいた。
 少しドキッとしてしまったのは、言うまでもない。

 その背後から、オークがマリアさん目掛けて飛びかかって来たので僕は即座に。
 マリアさんを僕の腕で引張り、剣を抜き。オークを縦に切り落とす。

 僅か数秒の話しだけどね。

「「「姉さん達もそうですが、ケルトさんも大概っすよ……」」」

 そう言って、街に戻った。


 その後、マリアさんが作った。鍋という物が出てきた。
 みんな一同、美味しく頂いたのは言うまでもない。真に強いのはマリアさんかもね。

 そんな事を思った1日だった。


次は、おまけです。マリアさんと?

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