半魔族の少女は料理と共に
20話 有名な盗賊?
のんびりとしてます
更新日時まばらで、すみません。3時前後に固定します。
誤字脱字修正
ふ~ん、ふふ~ん♪
何をしているって?
それは料理よ。
「マリアさんって料理する時に見てる本ってなんの本なの?」
「料理の本よ、レシピ本みたいなものかしら」
突っ込みたい気持ちもわかると思う。
盗賊に連れ去られたよね?
殺すとかいってたよね?
なんで悠長に料理してんの?
そんなところだと思う。
話は昨日に振り返る。
――――――――――――――――
貧民街のボロ建屋の中にある。
散らばった家具に潜めるよう隠れている扉を開き。
私達は、盗賊団のアジトに着いた。
これからどうなるのだろうか。
すると、先程喋っていた男が。
「さてと、これで後は待つだけか」
「ナタルさん、お茶入れましたよ〜」
「ありがとういつもすまんな、ハナ」
この男はナタルというらしい。
女性はハナというらしい。
女性がお盆に乗せたお茶を渡す。
この世界にお盆やお茶あるんだ……。
周りの盗賊も私達そっちのけで、くつろいでいた。
取り敢えず聞いてみる事に。
「何処かに放り込んだりしないんです?」
「お嬢さん達、すまないな。依頼人に隠す為にここにしばらく居てくれないか?」
「え?  どういう事です?」
エンカも何かされるのでは、と警戒していたが男の発言によって。
混乱した様だ。
「実はな、うちは有名な盗賊と言われてるが」
実際の話はこうらしい。
ここに集まっているのは、冒険者で貴族達の反感を買って身寄りが無くなった人達らしい。
それを、ケルトさんの父ミナト・シライシが声を掛けて結成したらしい。
貴族ぐるみの、民衆のいざこざを陰ながら処理して。
貴族に嫌われるのを省みず行なっている集団らしい。
重要なのは、これが結成されたのは、7年前ということ。
きっかけは、ある魔族を殺した時の言葉が響いたかららしい。
ん?  どっかで聞いた事あるような話だけど。
「だから、お嬢さん達を死んだ事にしてお偉いさんの望み通りにしてやる訳さ」
意外といい人たちかも知れない。
「この話には続きがあってな」
ナタルという男は私を指差して。
「ミナトさんが、息子が女を連れてたから遊びだったら、根性叩き直してやろうとか張り切ってたな」
ケントさんが、苦労する顔が思い浮かぶ。
「それじゃ私達は、何処に入ればいいんですか?」
「あぁ、お前達の部屋はハナが案内する。物はないが不敏はしないはずだ」
「ついてきてください、部屋へご案内します」
ショートヘヤーの赤髪で茶色の瞳の女性だ。
普通の服装だけど、宿屋の女将みたいな雰囲気を持っている。
少なくとも私より年上ね。
「エンカさんは先に行ってて、私は少し聞きたい事あるので」
「そうなんですか?  それなら部屋でお待ちしてます」
ハナという女性に連れられて、エンカは後にする。
「それで、聞きたいことってなんだ?」
残った私達2人は喋る。
「王宮に脅迫文みたいな、手紙を送ったりしました?」
「しねぇな、そんな命知らずの奴がいたら、逆に知りたいね」
脅迫文は彼らじゃない。
なら……。
「エンカさん……、王女に取り引きさせ、襲おうとしたのも違いますね?」
「どういうことだそりゃ!」
ナタルという男は、座ってた、椅子を激しく音立てながら、立ち上がった。
これも彼らじゃない、しかもこの依頼を受けたのは最近のはずで、国王はこの人達を知ってて誘拐させた。
なら、国王がこんな回りくどい事をする理由は……、自分が狙われてて、エンカに被害を出させない為?
「これは、私の推測ですが、国王は貴方達の事知った上で、依頼し」
「本当の盗賊団から、逃すためにやったのでは」
国王は、エンカが手紙の事知らないと思って、外出させたが。
エンカがしたかったのは、手紙に書いてあった。取り引きに向かうため。
「それと襲おうとしたのに何の関係があるってんだ?」
「私が取り引き現場をたまたま、見てしまいケルトさんと一緒に撃退したからです」
彼は、大きく息を吐き。
「今日のところは、これくらいにしとけ明日すぐ事が起きる訳じゃない」
「私も店番して疲れてるもの、休ませてもらうわ」
――――――――――――――
といった感じである。
つまりは、エンカを襲った集団はこの人達と別であり。
その盗賊団の狙いは国王。
それに巻き込まないために誘拐させた。
私の因縁は、本当そうだけど。
ちなみにその話は、エンカにはしてない。
生きてもらうための、苦肉の索だったのだろう。
私は料理を終え、エンカと共に彼等が待っている。
先へ歩いた。
次は、こっそり?別行動
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ふ~ん、ふふ~ん♪
何をしているって?
それは料理よ。
「マリアさんって料理する時に見てる本ってなんの本なの?」
「料理の本よ、レシピ本みたいなものかしら」
突っ込みたい気持ちもわかると思う。
盗賊に連れ去られたよね?
殺すとかいってたよね?
なんで悠長に料理してんの?
そんなところだと思う。
話は昨日に振り返る。
――――――――――――――――
貧民街のボロ建屋の中にある。
散らばった家具に潜めるよう隠れている扉を開き。
私達は、盗賊団のアジトに着いた。
これからどうなるのだろうか。
すると、先程喋っていた男が。
「さてと、これで後は待つだけか」
「ナタルさん、お茶入れましたよ〜」
「ありがとういつもすまんな、ハナ」
この男はナタルというらしい。
女性はハナというらしい。
女性がお盆に乗せたお茶を渡す。
この世界にお盆やお茶あるんだ……。
周りの盗賊も私達そっちのけで、くつろいでいた。
取り敢えず聞いてみる事に。
「何処かに放り込んだりしないんです?」
「お嬢さん達、すまないな。依頼人に隠す為にここにしばらく居てくれないか?」
「え?  どういう事です?」
エンカも何かされるのでは、と警戒していたが男の発言によって。
混乱した様だ。
「実はな、うちは有名な盗賊と言われてるが」
実際の話はこうらしい。
ここに集まっているのは、冒険者で貴族達の反感を買って身寄りが無くなった人達らしい。
それを、ケルトさんの父ミナト・シライシが声を掛けて結成したらしい。
貴族ぐるみの、民衆のいざこざを陰ながら処理して。
貴族に嫌われるのを省みず行なっている集団らしい。
重要なのは、これが結成されたのは、7年前ということ。
きっかけは、ある魔族を殺した時の言葉が響いたかららしい。
ん?  どっかで聞いた事あるような話だけど。
「だから、お嬢さん達を死んだ事にしてお偉いさんの望み通りにしてやる訳さ」
意外といい人たちかも知れない。
「この話には続きがあってな」
ナタルという男は私を指差して。
「ミナトさんが、息子が女を連れてたから遊びだったら、根性叩き直してやろうとか張り切ってたな」
ケントさんが、苦労する顔が思い浮かぶ。
「それじゃ私達は、何処に入ればいいんですか?」
「あぁ、お前達の部屋はハナが案内する。物はないが不敏はしないはずだ」
「ついてきてください、部屋へご案内します」
ショートヘヤーの赤髪で茶色の瞳の女性だ。
普通の服装だけど、宿屋の女将みたいな雰囲気を持っている。
少なくとも私より年上ね。
「エンカさんは先に行ってて、私は少し聞きたい事あるので」
「そうなんですか?  それなら部屋でお待ちしてます」
ハナという女性に連れられて、エンカは後にする。
「それで、聞きたいことってなんだ?」
残った私達2人は喋る。
「王宮に脅迫文みたいな、手紙を送ったりしました?」
「しねぇな、そんな命知らずの奴がいたら、逆に知りたいね」
脅迫文は彼らじゃない。
なら……。
「エンカさん……、王女に取り引きさせ、襲おうとしたのも違いますね?」
「どういうことだそりゃ!」
ナタルという男は、座ってた、椅子を激しく音立てながら、立ち上がった。
これも彼らじゃない、しかもこの依頼を受けたのは最近のはずで、国王はこの人達を知ってて誘拐させた。
なら、国王がこんな回りくどい事をする理由は……、自分が狙われてて、エンカに被害を出させない為?
「これは、私の推測ですが、国王は貴方達の事知った上で、依頼し」
「本当の盗賊団から、逃すためにやったのでは」
国王は、エンカが手紙の事知らないと思って、外出させたが。
エンカがしたかったのは、手紙に書いてあった。取り引きに向かうため。
「それと襲おうとしたのに何の関係があるってんだ?」
「私が取り引き現場をたまたま、見てしまいケルトさんと一緒に撃退したからです」
彼は、大きく息を吐き。
「今日のところは、これくらいにしとけ明日すぐ事が起きる訳じゃない」
「私も店番して疲れてるもの、休ませてもらうわ」
――――――――――――――
といった感じである。
つまりは、エンカを襲った集団はこの人達と別であり。
その盗賊団の狙いは国王。
それに巻き込まないために誘拐させた。
私の因縁は、本当そうだけど。
ちなみにその話は、エンカにはしてない。
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