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半魔族の少女は料理と共に

秋雨そのは

14話 王女と半魔族

呼んでくれている方、ゆっくりしていってください!


 今日の料理は、ミクスーハン。

ミクスーハン
こちらの世界でのチャーハン
ネギとヘム(薄切りハム)をみじん切りにした後は大きさは小さめにする
卵の卵黄だけを分け、混ぜその時少量酒を加える
ボウルにご飯と先程のを交互に入れ、混ぜながら入れる
ヘムを途中で加えるのもあり
その後、フライパンで炒める

 最後の方の説明が曖昧だったが、作ることができた。
 結果は好評だった。

 彼は何か思い込んだ様子だったので、感想は聞けなかったけど。
 おばあさんとエンカさんは凄く喜んでいた。

「こんな料理があるとは思わなかったよ」
「凄く美味しいです! 王宮にいてもこんな料理は始めてです!」

 いくら本で作った料理としても、美味しいと言って食べてくれるのは嬉しい。

 エンカと部屋に戻り、食材についてに盛り上がって入浴をしようとする時。

「そういえば、マリアさんは何故ずっと帽子着けているんです?」

「そ、それは……」

 どうしよう……、流石にバラすのは不味いかな?
 でももしかしたら、彼女ならいいかもしれない。

「私は……、ハーフでそれが問題で隠してるのよ」

「そうなんですか? でも獣人族とか街によく見かけますし」

 うん、それでも魔族とのなんて言ったら嫌われるかな?
 私は、帽子を外しながら言った。

「私は魔族とのハーフなのよ」

「え? 魔族とのですか……」

 エンカは驚いてはいたが、突き放すような感じではない。
 むしろ好奇心が上に出てるよう。

「凄いです! 魔族とのハーフなんて始めて見ました!」

「街にはおいそれと、角を見せられないから帽子で隠してるのよ」

 記憶の奥底にあった、入る前の記憶の少女が救われた気がした。
 人には、色々な人がいると感じ。

 私は知らずの内に、瞳から一滴の涙を流した。

「あれ? どうしたんですか?」

「う、ううん。大丈夫やっぱりそうだよね」

 彼女に話してよかったっと思った。

「入浴は先に入って、私はもう少し後に入るわ」

「は~い、それでは先入りますね~」

 エンカはそう言って出ていった。

 私は、女神に言っておくことを思い出した。

「女神聞こえてるんでしょ?」

――……はい、聞こえてますよ~――

――今、ケルトさんと話していたのでそちらの話は聞いてませんが――

 何を話してたんだろう?
 気になるけど、今は言わないとね。

「女神はケルトさんと一緒に居てほしいの」

――それは、私の範囲外ですけど?――

「個人的に話してる時点で範囲外な気もするけど」

 私は苦笑いをして、続ける。

「お願い明日、彼と別行動を取ろうと思っているの」

――それの連絡役ということですか……――

「この街ではやりたいこともあるし、エンカのことも」

――はぁ……、わかりました。でも、危険になったらケルトさんに報告しますからね――

 女神の会話を終え、エンカが丁度良く入ってくる。

「誰と喋ってたんです?」

「う~ん、女神様かな?」

 本当の事だし、隠してもしょうがないし。
 いつかはバレること。

「私も喋ってみたいですが、今は浴場ですよ~」

「いってきま~す」

 私はそう言って、出ていった。

 その時、こっそり聞いてしまった。
 彼女の心の叫びを……。

「お父様を助けないと、魔族なんかに構っている暇じゃないの」

 解決しないとね……。
 それは、自分を正体を周りに明かすことになっても……。

 そう思って私は浴場に向かった。


次からは、本当に別々行動です

(マリア)魔法ってどうやって学ぶのかしら……
(エンカ)私は学校で学びましたよ?
(マリア)この姿じゃ学校は無理そう
(エンカ)バレる以前に前提が貴族ですけどね
(マリア)一応、貴族だったのだけど
(エンカ)え?

次話予告いつも変えてすみません
(マリア)いくらなんでも変えすぎよ
(エンカ・女神)先を予告するのって難しいのよ!
(マリア)2人して力まなくても……

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