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半魔族の少女は料理と共に

秋雨そのは

3話 勇者の息子

前回の話と若干被る部分あります


 僕の名前は、ケルト・シライシ。年齢は12歳だ。
 お父さんの名前は、ミナト・シライシ。勇者で、僕はその息子だ。
 名前のシライシはお父さんのらしいけど、詳しいことは知らない。

 突然だけど僕は、魔族とも仲良くなれるのではないかと思っている。
 そう思ったきっかけは、僕が5歳の時にお父さんの仕事についていった時だ。

――――――――

 僕は幼く、あの頃に教わったのは。

「魔族や魔物は敵だ、お前は大きくなったら魔族を滅ぼせ、例え話がわかる相手でもだ」

 5歳になった僕に告げた言葉は、残酷な一言だった。
 あの頃の僕はそうなんだ、魔族は滅ぼさないといけないんだと思った。

「お前に今から、魔族の殺し方を教える。俺達の仕事場に来い」

――はい――

 そう答えた僕は、時間になるまで暇を潰し。
 お父さんと3人の人と連れられた場所は、大きな建物だった。

――お父さんここ、家だよね?――

「あぁ、ここに魔族が住んでいる、人の影に隠れながらな」

――そうなんだ、なら殺さないといけないんだよね?――

「そうだ、偉いぞ私の教えを覚えてくれて」

 お父さんは僕の頭を撫でる。でも、僕はその時嬉しくなかった。
 お父さんの顔が、異常なほど不気味だったからだ。

「行くぞお前ら」
「「「おう!」」」

 そして、入っていく。そこには、裕福な家庭が見えた。
 1人の大人の女性は出迎えようとしたが、こちらが武器を構えたのがわかったのか。
 走りさった。
 お父さんと3人は後を走って追いかける。
 すると、立派な角を持った。魔族がでてきた。

「なんですか、勝手に人の家に入り込んで、武器を構えるなんて」
「うるさい! 貴様みたいな魔族を殺しに来たんだよ!」

 出てきた魔族にお父さんは怒鳴り散らし、武器を構える。
 その後ろには先程の女性と……角を生やした少女がいた……。

「ぐはっ!」
「この程度か? もっと抵抗してみせろよ! あぁん!」

 少し目を離したら、無抵抗の魔族はお父さんに斬りかかれ、血まみれに倒れていた。
 魔族は女性と少女にこういった。

「ワンダ逃げろ! マリアを連れて!」
「あなた……!」
「お父さん! 何で? 何で血まみれなの?」

 その言う魔族に女性は心配し、少女は混乱して魔族を見ていた。
 そして、次に魔族の言うセリフが僕の心に響いた。

「マリア……、私が死んだとしても……人を恨まないで欲しい」

 その時、僕は誓ったんだ。魔族は悪い人ばかりではないと。

――――――――

 あの時からそう思ったんだ。
 あの後女性と角を生やした少女の行方はわからない。

「だけど、もし会えたら……許してもらう……。いや、友達になりたいと思った。」

 そういって、蒼い瞳を閉じた。
 窓に腰掛けている体は、風を浴びながら短い黒髪がなびく。
 ふと、窓ガラスに写った顔は、イケメンが持つ雰囲気だが、どことなく寂しそうだった。


次は、マリアが素材採取始めたそうです。

(マリア)あんな子いたの?
(女神)いたんじゃないですか?
(マリア)記憶探っても、見たって感じはないけど
(女神)記憶入る前は子供でしたし、襲われてたから気づかなかったのでは?
(ケルト)……

ブックマーク等お願いします
(ケルト)僕の出番が来たら、増えるかな
(マリア)増えないわよ、今の貴方じゃ
(ケルト)!?

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