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半魔族の少女は料理と共に

秋雨そのは

1話 転生したら料理人に

気に入ってもらえたらうれしいです。
屋敷から、森の中にある小屋、に変更しました。


 目の前に女神がいる。
 そして女神は私にこう告げる。

――貴女はこちらの運命の手違いで事故に遭い、命を落としました――

――お詫びというのには、苦しいかも知れませんが、私達が創った世界に転生させてあげます――

――この世界には、スキルというものが存在しており、転生した際、2つ設けるようにしています――

――貴女の望みを教えてください――

「そ、それじゃ料理人とレシピを」

――ちょっと待ってください――

 望みと言われたから、答えたのに、駄目なのかな?

――貴女の本当の望みですよ? 他に無いんですか? ほら、最強の剣を出せるとか――

 急に人間っぽくなったよ! 女神!

 「いえ、私は料理好きですし、チートスキルはいらないので」

――いいんですか? 生まれはどうとか、望みはあるんですか?――

「貧民は嫌です!」

――大雑把ですね……位は特に気にしてないんですね――

 砕けてきた、女神ってみんなこんな感じなのかな?
 位を気にしないのは、平民でのんびり過ごしたいなぁなんて。

――わかりました、今から貴女を転生します。容姿共に変わります――

――あ、種族どうします? 人族の他に、エルフやドワーフなどといったものありますけど――

 うん、凄く砕けた話し方になったよ。

「人間と何かのハーフがいいかな」

――わかりました、それでは良い旅を――



 記憶が入り込んでくる感じがする。
 女神の計らいによって、12歳になるまでは記憶によっての、体の負担が危ないものらしく。
 記憶は12歳になった際、現在の記憶に加え、転生前の記憶が入るような形らしい。

 目が覚めると、知らない天井が見えた。
 立ち上がろうとすると、ふと、長い髪が揺れた。纏っている紅いドレスを正しながら、ベッドの横に両足を揃えて座る。
 すると、そこには私の身長程の大きさのデカい鏡が置かれていた。鏡に映る私は、燃えるような真紅の瞳に頭には……悪魔が持つような、大きな角が生えていた。
 え?……角!?

「なんで……?」

 何故か分からず、頭を振るすると腰まで伸びた黒い髪が揺れる。色白く、細く綺麗な指が驚きのあまり、鏡を掴んでいた。
 必死にあの女神に言った言葉を思い出す。

(まさか何か変な事言ったかな……、最後になんて答えたか……あ!)

 言った……、そして後悔した。確かに言った。

――種族は何がいいですか?――

「人間と何かのハーフでお願いします」

(だからって、何とのハーフなのよ)

 と思考しながら、鏡を横に往復して歩いている、記憶が入る前の事を思い出す。

 私の名前はマリア・トアネット・カール。
 この家……森の中にある小屋はトアネット・カールの所有物である。
 母の名はワンダ・トアネット・カール。1族の子爵で、有名な程ではないが正真正銘の貴族である。
 そして、父の名は……ベリアル。こっちは有名で、正真正銘の魔族である。

 そう、私は魔族と人間のハーフだった……。


次は、記憶入る前の出来事とスキルの確認ですね。

(マリア)半魔族で料理人って無理じゃないの?
(女神)可能ですよ、信用させらるかは別ですけど
(マリア)理不尽!

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(マリア)人気でるのかしら……。

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