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戦闘力?皆無ですが防御力とトラップには自信があります。

ブラック兄者

私は・・・

「はいはーい、私彼方に聞きたいことがありますー!」

オレとノノを主と呼ぶホログラムと話しているなか話を割るように質問をぶつけてくる。

「はい、如何されたでしょう、我が主」

「ごめんね、私彼方の事まったく覚えてないみたいで・・・あなたの事まだ全く知らないような状況で、名前、何て呼べばいいのかな?」

なるほど、確かにオレもこいつの事は全く知らない、呼ぼうにも「お前」か「あんた」しか方法がなかったんだよな。

「私の呼び名・・・ですか、以前であれば私にも名前はあったのですが長い時間一人でいたためか体を『コアユニット』に保存したからかはわかりませんが思い出せなくなり現状私は無名です。よろしければ我が主ノノ様、私に新たな呼び名を頂けないでしょうか?」

「長い時間って大体どれくらい一人でいたの?」

「・・・そうですね、私の肉体が活動限界を迎えたのがおおよそ今から1700年ほど前ですので約1700年ほどですね。」

1700年ってそれだけの時間一人待ち続けたっていうのかこいつは!

「えっと、じゃあ『カム・ガロン』ってのはどうかな?」

それに比べてノノはマイペースっぽいな、1700年待っていたというのにあまりそのことについては気になっていないようなのだ。

「カム・ガロン・・・良き名ですね、今より私はカム・ガロンを名乗らせて頂きたいと思います。我が主ノノ様より頂きし新しき名に恥じないよう努めていきたいと思います。」

「なあ、お前とノノって昔はどういう関係だったんだ?主人と執事ってのはわかったが1700年っていう年月をそれだけで帰ってくるかもわからない主を待ち続けるって普通出来ないぞ?」

オレは気になったことの一つを質問として投げかけた。

「疑問に思われるのも無理はないと思います、ノノ様に出会う以前私はとある村貧しい村に生まれました、豊かではなかったのですがそれなりに毎日を楽しく生活していたのは今でも覚えています。ある年、私の生まれた村は大規模な不作が続き毎日生活するのが困難な状態になり生きていくのにやっとな状態となったのです。その時当時クランで活動をされていたノノ様とシート様が村に立ち寄り私達をクランホールに招き入れ召使として雇ってくださいました。小さな村でしたので貯えもなければ他の村や都市まで行き物を買うお金もありませんでした。まさに救いの手が差し伸ばされたといっても過言ではありませんでした。ノノ様は特に私達へよくしてくださいました。私はノノ様とシート様にその時のご恩を一生かかってでも返していきたいと心の底から誓ったのです。
しかし、そう思っていた矢先に先のクラン同士の抗争が起こってしまいノノ様とシート様が戻ることはなかった・・・私はそれでもご帰還されると信じ肉体が朽ちようと待ち続けた次第でございます。」

「ほかの人は一緒じゃなかったの?」

「ええ、私以外の者はコアユニットに記憶を転写したものも数名いたのですが長い年月を自我を保ち続けられる者がおらず消滅してしまいました・・・」

その声色には少し悲愁の感情がこもっていた。周りの仲間は次々に死んでいったというのだから。

「私のようにコアユニットに記憶を転写したものはよほど精神力が強くなければ自我を保てず消失してしまいます。私も自我は保てていますが以前のような人間らしい感情、感覚というものが一部欠落してしまっています、その中の一つが名前の記憶・・・ということでしょう」




〈おまけ スペル紹介〉
大穴作成ホールクリエイト
文字通り大きな穴を作り出すぞ!
大きさ、深さは任意に設定でき発動タイミングも任意のタイミングで発動できるから突如足元に穴が開き落下させられたり、あらかじめ穴を作っておいて下にナニかを仕込んでおくこともできる何気に便利なスペルだ!
このスペルで落下したときは落下時に深さに応じた落下ダメージも受けるぞ!
スペルレベルによって設定できる深さが決まるから対象が絶対倒せる深さにもともと設定することはできないから安心してくれ!
穴に落ちた敵に対して爆弾を投下しまくるっていう割とひどい使い方もできるぞ!

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