俺が出会ったメデューサはなんか他の奴とは違うようです
第20話 〜動き出す鬼〜
戦争が終わった頃。大きな長テーブルに1人、赤ワインの入ったグラスを揺らしながらグラスを見つめる男がいた。その男の傍に立つ執事もいた。
「ご主人様。サンシア様をお呼び立てしたのでそのうちこちらにお戻りになられるかと。THでの活動がお忙しいようですぐにはお戻りになられないとは思いますが。」
「ふっ。王家の人間のくせに、何故わざわざ危ない仕事をするのかねぇ。」
「噂によると、カシア様はもうすでにお亡くなりになられたとか。」
「どちらかというとサンシアの方が死にそうなのにカシアが先に死んだか。」
「サンシア様も今回のメデューサと人間の戦争で大怪我をされてただいま治療中だそうです。」
「まぁーっ、カシアという厄介者がいなくなったからなんでもいーよ。」
「またサンシア様の情報が入り次第お伝えいたします。」
「あぁ、次入ってくる情報はサンシアが死んだ、とかかなぁ?」
「ふふっ、酷いご冗談を。」
「ほんとになるかもしれなーいよ。」
「そうですね。この先どうなるか楽しみです。」
グラスに入った赤ワインをぐいっと飲み干し男は立ち上がった。
「ご主人様。サンシア様をお呼び立てしたのでそのうちこちらにお戻りになられるかと。THでの活動がお忙しいようですぐにはお戻りになられないとは思いますが。」
「ふっ。王家の人間のくせに、何故わざわざ危ない仕事をするのかねぇ。」
「噂によると、カシア様はもうすでにお亡くなりになられたとか。」
「どちらかというとサンシアの方が死にそうなのにカシアが先に死んだか。」
「サンシア様も今回のメデューサと人間の戦争で大怪我をされてただいま治療中だそうです。」
「まぁーっ、カシアという厄介者がいなくなったからなんでもいーよ。」
「またサンシア様の情報が入り次第お伝えいたします。」
「あぁ、次入ってくる情報はサンシアが死んだ、とかかなぁ?」
「ふふっ、酷いご冗談を。」
「ほんとになるかもしれなーいよ。」
「そうですね。この先どうなるか楽しみです。」
グラスに入った赤ワインをぐいっと飲み干し男は立ち上がった。
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