魔王の息子は自由に生きたい

死者

ゼノ 世界に出る

あれから三か月たった、父さんが言ってた様に俺は魔王の中では最強らしいのだが、神族と言う種族に関しては負ける可能性があるらしい。

あと、この世界の名前は【ゼノス】ここから、俺の名前を取ったのだとか。

そして、最も重要なのは俺が魔王の息子だと言うことである、聞くと魔王の息子は本来魔王城に篭もり育てられるらしいが、俺は既に成人の体を手にしているし、何より世界を見て回りたい、ここで問題が起きる。


吸血鬼は恐怖の象徴なのだ、当たり前だろう、攻撃しても攻撃しても、再生して、そして何より霧状に変化すれば攻撃も当たらず姿が見えない。

正真正銘の【バケモノ】だ。

まあ、そんなもの関係なしに行くけどね、障害があれば力でねじ伏せる、そんなことも俺には出来るしな、極限殺さないけどね?

ちなみに、アリーにはまだ手を出していない、ヘタってる訳では無いよ?
ただ無理やりってのはね?だから魔法とか知識、そこら辺頑張ってたかな、
あと武器とかの適正検査で結果は。

S銃、鎌、薙刀、爪
A剣、弓、槍、銃剣、ナイフ

適正が高いのはこれだけだった、逆に言えばこれだけだった。

そして、適正検査に従って召喚した武器がこれである!

_________________
魔銃・ウロボロス
武器rank・error
武器スキル
必中 ・属性弾・吸血・最適化・使用者登録
【説明】
2対の銃が放つ弾丸は如何なる的も貫きそして、生物の血を吸い尽くす。
_________________
強すぎるだろ…
_________________
死神の鎌
武器rank・???
武器スキル
????????
_________________
ダメだろ……
_________________
天津風アマツカゼ
武器rank・unknown
武器スキル
吸血・絶切・破壊不能・最適化
【説明】
この薙刀に切れぬものは無し
_________________
もう何も言わない…
_________________
ブラッディ・グローブ
武器rank・error
武器スキル
変化・不可視・吸血強化
【説明】
自の血を使い刃に拳に変える。
血の質がよければその刃は空間をも切り裂く。
_________________

自重しないよ?
まあこれ見た時父さん失神してたけど




さて、そろそろ世界に出ようかな。

「父さん、母さん、行ってくるよ」
「ああ、いつでも帰ってこい。待ってる」
「行ってらっしゃい、仲良くするのよ?」
「はい、ゼノ様のことは任せてください!」

アリーと一緒に──







いやね!待って!違うねん!
吸血するのに血を吸わせてもらってたら、なんか懐かれてね!いや、まあそれとも少し違うけど…惚れられたんだよね〜、アハハハハ…
はあ…


顔かな?多分そうだよね、それによく話したり、トランプ作って遊んだし…大丈夫かな俺、アリーって姫でしょ?吸血鬼と姫の恋って…

とりあえず、今飛行中です!アリーはお姫様抱っこしてる

「ゼノ様!今何処に向ってるんですか?」
「アルゼルト王国だよ」
「ッ!!?それって!」
「うん、人間の国でアリーのお父さんの国だね」
「ダメです!人間は吸血鬼に恐怖し討伐しようとします!それが常識になっています!」
「あははは」
「何笑ってるんですか!」
「血の通ってる生物は俺には勝てないし、まず敵対するつもりもない!その常識を壊してやろうと思ってね!」
「それはどういう事ですか!?」
「俺の血液操作と血眼を使えばどんなものでも血なら操れるんだよ?そして父さんは人間とは戦いたくないらしい、だから人間と吸血鬼の仲を良くしたいんだ」
「なるほど…ふふふ」
「ん?」
「いえ、ゼノ様は相変わらず優しいですね」
「照れるね…」
「そろそろですね…」
「……うん、月光眼で見てもそろそろだね、あ!、見えたね!」
「ええ、門のところで降りましょう」
「楽しみだな〜」

その日、世界は変わろうとしている

コメント

  • おじいちゃん

    これ、個人的にめっちゃ好き(笑)
    更新待ってます!頑張ってください!(๑•̀ㅂ•́)و✧

    5
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