土魔法ってそんなに弱いの?(凍結中)
学園初日
自己紹介が終わったところでそろそろ帰れるかなぁ…...っと思ったら
「あ、一つ伝え忘れてました。テツト君、前に来てください」
「あ、はい」
あの話かな......?
そんなことを思いながらミーシャ先生の横に立つ
「えー、テツト君には、週に1回、授業をしてもらいます。これは学園長直々のお願いということで、理解しておいてください。では、今日はここで終わります。寮に登録する場合は来週からです。では、さよならあああぁぁぁ........................」
......一瞬で消えた
というよりも駆け抜けていった
ものすごいスピードで
なぜだ?
...クラスはいたたまれない空気に包まれている
その時、一人の生徒が口を開けた
「テツト......だっけ?なんでそんな話になったんだ?」
アレン君...だったか?
あんまり人名前覚えられないんだよなぁ......
んで、正直に話した方がいいのか?
......隠し通せるものでもないし、話すか
「合格発表の日に学園長に呼ばれてな。土属性が首席ってのは体裁が悪いから、申し訳ないけどFクラスに入ってくれって言われた。ついでにFクラスをSクラスに勝てるくらいまで3年間でやれとも言われた」
「Sクラスに!?それはいくら何でも......無理だろ?」
うーん、どうなんだ?
(ソフィア、こいつらの潜在能力とか分かる?)
『そんなのわかったら苦労しませんよ。まぁ、努力次第ですね』
ま、そうだよな
「最初から負けると思ってたら、勝てるもんも勝てなくなるからな。ま、学園長の言う通り金の卵の集まりみたいだし、努力次第でどうにかなるだろ」
みんなが少し項垂れている
自信が無いのか?
......しゃーねぇな
「アレン君は確か.....火属性魔法が適性なんだよな?」
「アレンでいい。俺もテツトって呼んでるしな」
「わかった。それで、魔法としては何が使える?」
「それがなぁ......まだファイア系の下級までしか使えないんだよ」
(ソフィア、下級ってのは?)
『マスターで言うところのストーンバレット1発と同等ですね。確かファイアショットだったかと』
(おっけー)
「他のみんなもそんな感じか?」
俺がそう言うと、クラスメイト達は頷いた
なるほどねぇ......
それだったらすぐに強くなれるかもな
「わかった。質問に答えてくれてありがとな」
「これくらいならいつでも答えてやるよ」
「おう」
おかげで最初の授業の内容が決まったぜ
この日はこの後すぐに解散し、俺は宿に戻った
次の日からすぐに授業は始まった
一時間目は魔力学の初歩、魔力についての授業だった
内容を簡単にまとめると、
・魔力とは体全体を駆け巡っているもの
・詠唱をすることで、魔力が濃縮し、魔法は発動する。その際に使われた魔力は霧散する
・時間が経つごとに霧散した魔力は戻って来るが、魔力をすべて使い切ってしまった場合、魔力欠乏症になり、霧散した魔力が戻るのも遅くなる
とまぁこんな感じだな
んで次、二時間目は礼儀作法の授業だった
正直、何でやるのかな?と思ったりもしたが、この世界では当たり前のことらしい
なんでも、貴族と話す機会がある時、対応に困るからとか、宮廷魔導師になったらそういう機会も多くなるからだそうだ
これで今日の授業はおしまいだ
え?少ないって?
一応この学校の方針的には、一つの授業に120分で午前中に授業を終わらせ、その後は自習だそうだ
学費などが足りなくなりそうな生徒にたいしての救済措置として作られた方針だ
午後の時間を使って金を貯めろってことだな
こんな感じだけど、休みの日はない
ほとんど午後が休みみたいなもんだから、一日中休みっていう日は、夏季休暇と冬季休暇の時くらいらしい
ま、当たり前っちゃ当たり前かもな
さて、週に1度だけの俺の授業を開始しますかね
「よし、みんな、訓練所に行くぞ?」
「なにをするんです?」
ウーロンが聞いてきた
それに俺は少し笑みを浮かべながらこう答えた
「今日で全員に中級まで使えるようになってもらうんだよ」
「あ、一つ伝え忘れてました。テツト君、前に来てください」
「あ、はい」
あの話かな......?
そんなことを思いながらミーシャ先生の横に立つ
「えー、テツト君には、週に1回、授業をしてもらいます。これは学園長直々のお願いということで、理解しておいてください。では、今日はここで終わります。寮に登録する場合は来週からです。では、さよならあああぁぁぁ........................」
......一瞬で消えた
というよりも駆け抜けていった
ものすごいスピードで
なぜだ?
...クラスはいたたまれない空気に包まれている
その時、一人の生徒が口を開けた
「テツト......だっけ?なんでそんな話になったんだ?」
アレン君...だったか?
あんまり人名前覚えられないんだよなぁ......
んで、正直に話した方がいいのか?
......隠し通せるものでもないし、話すか
「合格発表の日に学園長に呼ばれてな。土属性が首席ってのは体裁が悪いから、申し訳ないけどFクラスに入ってくれって言われた。ついでにFクラスをSクラスに勝てるくらいまで3年間でやれとも言われた」
「Sクラスに!?それはいくら何でも......無理だろ?」
うーん、どうなんだ?
(ソフィア、こいつらの潜在能力とか分かる?)
『そんなのわかったら苦労しませんよ。まぁ、努力次第ですね』
ま、そうだよな
「最初から負けると思ってたら、勝てるもんも勝てなくなるからな。ま、学園長の言う通り金の卵の集まりみたいだし、努力次第でどうにかなるだろ」
みんなが少し項垂れている
自信が無いのか?
......しゃーねぇな
「アレン君は確か.....火属性魔法が適性なんだよな?」
「アレンでいい。俺もテツトって呼んでるしな」
「わかった。それで、魔法としては何が使える?」
「それがなぁ......まだファイア系の下級までしか使えないんだよ」
(ソフィア、下級ってのは?)
『マスターで言うところのストーンバレット1発と同等ですね。確かファイアショットだったかと』
(おっけー)
「他のみんなもそんな感じか?」
俺がそう言うと、クラスメイト達は頷いた
なるほどねぇ......
それだったらすぐに強くなれるかもな
「わかった。質問に答えてくれてありがとな」
「これくらいならいつでも答えてやるよ」
「おう」
おかげで最初の授業の内容が決まったぜ
この日はこの後すぐに解散し、俺は宿に戻った
次の日からすぐに授業は始まった
一時間目は魔力学の初歩、魔力についての授業だった
内容を簡単にまとめると、
・魔力とは体全体を駆け巡っているもの
・詠唱をすることで、魔力が濃縮し、魔法は発動する。その際に使われた魔力は霧散する
・時間が経つごとに霧散した魔力は戻って来るが、魔力をすべて使い切ってしまった場合、魔力欠乏症になり、霧散した魔力が戻るのも遅くなる
とまぁこんな感じだな
んで次、二時間目は礼儀作法の授業だった
正直、何でやるのかな?と思ったりもしたが、この世界では当たり前のことらしい
なんでも、貴族と話す機会がある時、対応に困るからとか、宮廷魔導師になったらそういう機会も多くなるからだそうだ
これで今日の授業はおしまいだ
え?少ないって?
一応この学校の方針的には、一つの授業に120分で午前中に授業を終わらせ、その後は自習だそうだ
学費などが足りなくなりそうな生徒にたいしての救済措置として作られた方針だ
午後の時間を使って金を貯めろってことだな
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