この魔法至上主義の世界で剣聖を目指す

旧ネオン道理

5話 入学編Ⅴ

俺はふとメールの通知を見てみた。

(こちらアーティ学園生徒会。挨拶は入りませんね。 実は今年の3軍は男女1名ずつ余ってしまいましてね、寮は2人1組なのは知っているでしょ?。
なので1番安心な生徒同士をくっつけることにしました。情報によると、あなたは女の子とまともに話せない、チキン野郎との事なので、今回は女子寮でレミさんと一緒になることになりました。)

「...」

レミも携帯を見たみたいだ。

「これから宜しくね!」

「おう...」

なんかここまで一緒だと流石に運命を感じてしまう。がまぁいい。俺も正直レミのことは気になっていたからな。何かを隠している。そう本能が言うのだ。

「ここが寮か」

「うん。女子寮だからね。欲情しちゃだめよ」

「お前な、俺をなんだと思ってる?」

「ん?手紙に書いてあったチキン野郎?」

「...ですよぇー」

なんで俺はチキンなんだ?そこまでチキンじゃないぞ?やる時は、やるよ!た、多分

室内に入って見ると何故か俺達の部屋にだけ、風呂があった。おかしい。寮には銭湯があるから部屋なんて要らないはずだ。俺のために作ったのか?それなら...

「ん?どうしたのフーくん?怖い顔して」

「いや何でもないさ。」

気のせいか...

てう言うまだ昼だ。今日という時間はまだ何も無い部屋の家具を買うと言う時間だ。ベットや、テーブルはもう用意されている。

月に5万ポイントが支給され、学園内では使いたい放題だ。なので俺はないていげんのものを買う事にした。流石に今日はショッピングモールには、1年生がひしめいていて、かなり密度が高い。

「あら剣聖君じゃない」

「なんだ魔帝さんよ」

うわー。嫌なタイミングで会っちゃったよ。

「それで何のようだ?」

「唐突ですがらあなたには、私の権限で風紀委員に入って貰います」

「拒否権は?」

「勿論ないわ。」

「理由を聞かせて貰っていいか?」

「私は主席。主席は毎回生徒会に入って貰うのが伝統なのよ。それで今風紀委員には1つ空席があるのよ。それを今回は1年で選べと言われてね。打って付けの人がいたのよ。」

「分かった。じゃんけんをしよう。三回勝負だ。スノウは俺に1回でも勝てば、俺はそれを認める。」

「運にまかせるのかな?」

「そうだな。」

いや違う俺には秘策がある。

「良いかな?」

「ああいいぞ」

なんか凄いギャラリーがいるな。気にせず行こう。

「「ジャンケン」」

「「ポン」」

俺はグー。スノウはチョキを出していた。

「まぁいい。つぎ」

ん?なんか少し怒り気味かな?

「「ジャンケン」」

「「ポン」」

俺はチョキ。スノウはパーだ。

「うおースゲー二連続で勝ちやがった」

ギャラリーが何か言っている。

「次が、ラストね」

ん?なんだ?負けてる筈なのに笑っている。
そして次の瞬間に手を後ろに隠した。

そう俺のトリックに気づいたのだ。

俺の体は剣で出来ている。そう、剣を使う技術もあれば避ける技術もある。俺はジャンケンの出す時に瞬時に相手の出す札を読んで、それと逆なものを出す。

まぁいいさここからが真の運勝負。

「ジャンケン」


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