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いきなり世界救えって言われても

リノル

騎士団長と決闘〈前半戦〉

 三日後 王都【アストレア】の王城にて
  「陛下、 マサト殿とカルト殿をお連れしました」
  「うむ、ご苦労であった。下がって良いぞ」
  「はっ! 失礼します!」
  俺とカルトは謝恩金を受け取りに王城へやって来た。
  「2人とも顔を上げよ」
  「「はい」」
  「色々と話はあるがとりあえず謝恩金の受け渡しとしよう。ほれ、もってこい」
  「はっ!」
  俺らの目の前に袋に入った金が置かれた。
  「謝恩金として白金貨10枚。確認してくれ」
  「はい」
  「……マサト、こんなに貰ってええのかな?」
  カルトが小声で俺に話しかけてきた。
  「まぁ、妥当なんじゃねぇのか。お前に関してはこれから働かされるんだし」
  「そゆことか」
  そんな話をしている間に俺は袋の中を確認した。
  たしかに10枚硬貨が入っていた。
  ネオンによるとこの世界の通貨は
  1バリスで鉄貨1枚のようで

  鉄貨……1バリス          日本円10円
  銅貨……10バリス        日本円百円
  銀貨……100バリス      日本円千円
  金貨……1000バリス   日本円1万円
  白金貨…10000バリス 日本円10万円
  黒金貨…100000バリス 日本円100万円
  
  となっている。これは全大陸共通のようだ。
  つまり今回の謝恩金として黒金貨1枚、日本円にして100万円ということだ。
  王女とはいえ、助けただけで100万は渡しすぎなのではと思ったが、国王いわく、「金では人の命は救えない」とか言っていた。まぁ、国民を思う気持ちが強い人なんだと認識した。
  「まぁ、謝恩金の話はここまでにして本題だ。……カルト君に関しては協力してくれるとのことで一昨日から我が騎士団と訓練してもらっている。マサト君、君は協力してくれないだろうか?」
  ……カルトの奴、街で見ねぇと思ったらそんなことやってたんだな。結局この三日間考えては見たものの、よく考えてみたらなぜ内乱が起こっているのか、そしてどちらに非があるのかが分からない。仮に王弟のナージャが正しいのであれば俺はそっちについていると思う。
  どの道俺としては戦争は御免だ。
  「……すみません。俺の答えは変わりません」
  ガタッ!
  「お前、国王の恩赦を受けてその態度何様のつもりだ!」
  なんか騎士っぽい奴が言いかかってきた。まぁ、なんかテンプレだよな。
  「お言葉ですが、それは私が決める権利があると思われますが……」
  「……うっ、うるさい!大抵この国の国民として生きているならば王の命令は絶対遵守だろうが!」
  「まぁ、そう言われたらそうだろうが、まず国王は命令ではなく頼みだっただろう。あと俺はこの国の国民ではない。つまりお前が言う絶対遵守か?俺が守る義務はねぇ」
  「貴様ァ!許さんぞォ!陛下!私にこやつを処罰した思います。ご許可を!」
  「止めなさい!」
  この場を制したのはリアだった。
  「リアリス殿下!しっ、しかしこやつは王を侮辱したのですぞ」
  何言ってんだこいつ?
  「彼は王を侮辱しておりません!貴方の発言を否定して、正しい意見を述べただけです。それを貴方は処罰すると言うならそれこそ王を侮辱しているのとおなじですよ!」
  「うっ……」
  騎士っぽい奴は論破されて顔を歪める。
  「まぁセルドス。私も彼に感謝しておるが、周りはそれを良しとしていない。お前の意見は良くわかる。しかし、彼が国民だろうとなかろうとこれは協力だと言っただろう。つまり命令ではない」
  「しかしだ、彼の実力がわからないのも1つある。弱ければ戦力にもならん。助けていただいたが、実力を見せてはくれないだろうか」
  見せる必要あるのか?協力するつもりは無いし、見せるということはそいつにはその後対策されるし、俺に対してのメリットがねぇ。
  「すみませんが陛下。実力を見せることで私にメリットがあるようには思いません。むしろこの先私の生活に支障が出る可能性が有り得ます」
  「うむ、そうだな。……何が条件だ?」
  「そうですね、アステリアに滞在する間の宿賃などの面倒を見ておただけるのであれば妥当かと」
  「……ほぅ。なるほど、実力だけでなく頭もきれるのか。面白い、いいだろう。だだし相手はセルドス、我が国の騎士団長としよう。実力不十分ならば先の条件は却下だ」
  おもしれぇ、つまりはセリドスという騎士団長以下ならいらないということか。
  しかし、実力としてはちょうどいいのかもしれない。この国王、がいいのか?それともスキルかアビリティを使っているということか?
  「わかりました。早速行いますか?」
  「うむ、セリドスいけるか?」
  「はっ!是非もありません!」
  「よろしい、では修練場へ参ろうか」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  
  ところ変わって王城、修練場
     
   「いいのですか?スキルを晒すことになりますよ?」
  リアが心配そうに話しかけてきた。
  「んーまぁ、問題ないな。せっかくだし今回はスキルは使わずにやろうと思う。それでも危なかったらアビリティは使おうと思う」
  「なっ!アビリティのことご存知なんですか?!」
  「おん、最近知ったわ。あと何個か手に入った」
  「いいなぁ、私もそんなに取得しずらいものなんですよ?」
  「へぇそうなんだ」
  アビリティとは技術が一定以上使っていると取得出来るものが多い。魔法も使用し続ければ取得出来る。
  結果アビリティはかなり認知されている。
  しかしだ、アビリティはスキルほど優秀ではない。
  そのためアビリティはLvを上げないと意味が無い。
  「まぁその点を考えると俺とセリドスという騎士団長との実力はアビリティによるものがあるな。」
  「そうですね、アビリティは簡単には上がりません。意識してそれのみを上げるというのも手ですがマサトは魔法と剣術、両方を上げる必要がありますもんね」
  まぁ、アビリティについての話をしていたら修練場へセリドスがやって来た。
  「マサトとやら準備はいいか?」
  (なんかさっきよりも態度が柔らかくなった気がするのは気のせいなんだろうか?」
  「おい、それは思っていることなんだろうが声に出てるぞ」
  「あっ、申し訳ないです」
  「いやいい。というか口調も素でいい。先程は済まなかった。冷静に考えてみたらそちらの意見が正しい。私が激情になっていた」
  「へぇ。こういう時は「覚悟しろよ、王や王女の目の前で恥を晒すがいい」とか言うと思ったがな」
  「まぁ、言っていただろうな。だが、貴様の実力を考えるとそんなことは言えないだろう」
  「そう見てくれるのかありがたい。セリドス騎士団長、この決闘よろしく頼む」
  「こちらこそよろしくお願いする」
   「では、王国騎士団・団長セリドスとマサト・クドウ殿の決闘を開始する。ルールは魔法、スキル使用を許可する。勝敗はどちらかが降参するか気絶するかなります。ただし、殺害は禁止とする。よろしいですか」
  「はい」
  「問題ない」
  俺とセリドスは武器を抜刀した。
  「では、始めっ!」
    
  《Say , 主よ敵を解析しました。報告します》
   いやいい、今回はスキルなしで戦う。まぁ、アビリティのみでやっていこうと思うわ。
  《Roger , ……この人を甘く見ると負けますよ?》
    ネオンの最後の声が雅人には届かなかった

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    リアリスside
   初めはお互いが動かないまま静かに時が過ぎました。
  先に動いたのはマサト
  「夢月よ『形態・短剣フォルム・ナイフ』!」
  「?!」
  この場にいた一同は驚きました。
  刀と呼ばれる武器がいつの間にか短剣に変わりました。どういうことなのでしょう?
  魔剣のようなものでしょうか?そんなことを考えているあいだにさらにマサトは動きます。
  「さらに、
  紫電よ 剣に纏いて 敵を斬り捨てよ  『雷刀 紫電』」
  「なっ!知らぬ魔法?!これが報告に聞く創作魔法か」
  短剣に変わった武器に雷魔法の付与エンチャントがかかった。付与剣エンチャントソードでもあったのですね。ほんとにマサトは凄い方です。
  「まだやるよ、
  焔よ 剣に纏いて 敵を焼き斬れ  『炎剣 焔』」
  今度はもうひと振りの小太刀に火魔法の付与エンチャントをかけた。
  「なっ、付与魔道士エンチャントマジシャンか?!……いや、ならばなぜ剣にかける?まさか?!」
  「まぁ、そういう事だっ!」
  マサトはセリドス騎士団長を襲いかかった。
  ……しかし一太刀入れようとした瞬間、セリドス騎士団長は切り返そうとしたのでしょうか?
   しかし、一太刀もいれずにマサトは後ろへ下がりました。
  その後、マサトの袖に切れ込みが入った
  一体どういうことでしょう?

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  雅人side
  一体なんだ?俺が斬ろうと思ったがなんか違和感を感じた。
  しかし、俺の袖に切れ込みがはいった。
  どういうことなんだ?俺は当たっていねぇのに?
  もう一度やってみるか。
  「せいやぁ!」
  「ふっ!」
  斬りかかった瞬間、やはり違和感が生まれた。
 (このままだとやられる!)
    俺はバックステップし、後退した。
   しかし、袖が切れてしまった。
   これは一体?
  「ほう、やはり避けるか。他のものだったら先程で終わったのにな。眼がいいのか感がいいのか。どっちなんだろうな」
  「やっぱり、なんか仕掛けているな。さてどうしたもんか」
  やっぱり分からないな。過程で考えるなら空間に切れ込みを入れて当てているか。それとも……。とりあえず不可視の斬撃と考えていこうか。
  それなら……!
  「 風よ 我が身に纏いて 障壁となれ 『ウィンドアーマー』!」
  「なっ!3属性も使えるのか。おもしれぇ!じゃあこちらもやらしてもらうぞ!
   火よ 槍となりて 敵を滅せよ 『フレイムスピア』!」
  セリドスの周辺に炎の槍が5本出てきた。
  「おお!いつ見てもすごいフレイムスピアが5本も!やはり《炎の騎士長》の名は伊達じゃねぇ!」
  「………いい二つ名ですね。《炎の騎士長》殿?」
  「やめてくれ……その二つ名で呼ばれるのは嫌だ」
  「はいはい」
  「まぁ、この5本の槍からどうするのか?」
  それもそうだ。セリドスの状況は5本の炎の槍と不可視の斬撃。無意味に突っ込めねぇし、退いたところで槍が飛んでくる。「面倒な炎の騎士長だよほんと」
  「おい、今言ったな」
  敏感すぎだろ……。
  「飛べ炎の槍よ!」
  5本の槍が俺に向かってきた。
  「これならどうだ!」
  俺は紫電を纏った『夢月』から斬撃を飛ばした。
  それと同時にまた違和感を感じる。
  〈アビリティ『剣術』『直感』を取得しました〉
  
   

  思った以上に書いてしまい、決闘までは言ったものの気力がァ!
  なので前後半に分けて投稿します
  許してくだァさい

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