春にいない君は。
入院
あれから細雪くんは体調を崩し1週間入院することになり学校へは来ていない。
女子からも男子からも人気である細雪くんの突然の入院をクラス中が悲しんでいた。
だけど細雪くんが治らない病気だとはクラスメイト達は知らない。
知っているのは、家族と幼馴染の俺と学校の先生くらい。
細雪くんの希望で死ぬまで伝えないということになっている。
退院したらいつも通り生活したいからだって。
今日は部活がなかったから学校終わりに細雪くんのいる病院へと向う。
実はと言うと、毎日来ていたりする。
残り少ない時間の親友と居たい…なんて。
コンコン
俺は病室のドアを軽く叩き、失礼しまーすと言いながら病室に入っていった。
「春、今日も来てくれたの。ありがとう。
今の時期忙しいでしょ?学校」
細雪くんはそっと微笑んだ。
「ああ、まあね。でも会いたかったし」
俺にしては小っ恥ずかしい言葉を言った。
けど、照れちゃうなって言いながら細雪くんは喜んでくれた。
そんなこんなで俺は結局部活終了時間より遅い8時まで細雪くんのところに居た。
面会時間が終わるギリギリの時間
そろそろ帰らなくては、と思い、家に帰る準備をした
「じゃあまたね。」
女子からも男子からも人気である細雪くんの突然の入院をクラス中が悲しんでいた。
だけど細雪くんが治らない病気だとはクラスメイト達は知らない。
知っているのは、家族と幼馴染の俺と学校の先生くらい。
細雪くんの希望で死ぬまで伝えないということになっている。
退院したらいつも通り生活したいからだって。
今日は部活がなかったから学校終わりに細雪くんのいる病院へと向う。
実はと言うと、毎日来ていたりする。
残り少ない時間の親友と居たい…なんて。
コンコン
俺は病室のドアを軽く叩き、失礼しまーすと言いながら病室に入っていった。
「春、今日も来てくれたの。ありがとう。
今の時期忙しいでしょ?学校」
細雪くんはそっと微笑んだ。
「ああ、まあね。でも会いたかったし」
俺にしては小っ恥ずかしい言葉を言った。
けど、照れちゃうなって言いながら細雪くんは喜んでくれた。
そんなこんなで俺は結局部活終了時間より遅い8時まで細雪くんのところに居た。
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そろそろ帰らなくては、と思い、家に帰る準備をした
「じゃあまたね。」
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