異世界はチートなカードで乗り切ろう!?

田中 凪

7.チーターのレッスン開始

俺の魔法適性がわかった翌日、お父様に呼ばれた。
お父様の部屋の中に入ると腰に剣を下げた犬(?)獣人の男性と杖を持ったエルフの女性がいた。
「今日から、お前の剣術の稽古をしてくれることになった戦士のウェイルと、魔術師のエスタノールだ。失礼の無いようにな」
「はい!ウェイルさん、エスタノールさんよろしくお願いします」
「ガハハ、意外と聞き分けが良さそうじゃねえか。こりゃ訓練のさせがいがあるぞ」
「魔法適性を聞いたけど本当なのかしら?本当だったら面白いわね。ふふふ」
「…あの、お父様?この人達若干危ない気がするのですが?」
「そ、そんなことはないと思うぞ?お前の兄たちもこいつらに指導を受けてるんだからな」
「はははっ!昔の友人の頼みだ!聞いてやらないとな!」
「本当は依頼料が高いからでしょ…」
「それもあるな!否定はせぬぞ!はははっ!」
「この人って単細胞バカなんですかね?」
「否定はしないわ」
「まあ、そうだな」
えぇ…めちゃくちゃ心配なんですけど。
「でも安心して大丈夫よ。剣の腕はたしかだから」
「感覚で教え込もうとしそうで怖いんですが?擬音とかばっかでよくわからなさそうなんですが…」
俺がそういうと2人は横を向いて口笛を吹き始めた。
おい!!
「む?何の話をしていたのだ?まあよい、とにかく素振りから始めるぞ!」
ウェイルさんは訓練場へ俺を引きずっていった。
「え?ちょ、いきなりやるんですか?!ま、まだ心の準備とかその他諸々がぁぁぁぁぁぁ!!」
残された2人は部屋で肩をすくめるのだった。



いや〜、まさかもうブクマが40人になってるとは思いませんでしたよ。(^◇^)
みなさんの期待を裏切らないよう頑張ります!


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