異世界はチートなカードで乗り切ろう!?

田中 凪

2.言葉がわかるようになってきた!って、早くね?!

・・・起きたらなんかちょっとイカツイ赤髪おっさん(たぶん父)とちょっと抜けてそうな雰囲気を出している金髪美人の女の人(たぶん母)に金髪イケメンの男の子2人(たぶん双子)がいた。
「お母さま、かわいいですね」
「(コクコク)」
「あらあら、あなた達も産まれてすぐははこんな感じだったわよ」
「まさか、3人目も男とはな。めでたいような・・・でもやっぱ娘が欲しい」
うん、さっきから疑問に思ってたんだけどさ、なんで聞き取れてるの?!
試しに声を出してみよう。
「あー、あー、あー、」
うん、まだしゃべれないかな?
「おかーさま?」
うん?しゃべれちまった。しかも、わりときれいな発音で。さまがしゃまとかになってない。
「おとーさま?」
家族一同「「「「「しゃ、喋ったぁぁぁぁぁ?!」」」」」
お、なに?合わせればいいの?
「ああぁぁぁ!」
「も、もう一回言ってくれ」
「ぼくも呼ばれたい!」
「(コクコク)」
しかたないなぁ、
「おとーさま、おにーさまがた、どんなようですか?」
あれ?もう会話できるレベルまで話せるのか。これには自分でもびっくり。
さて、その頃家族は、みんな仰向けに倒れてましたとさ。
そりゃまあ、ビビるよね!生後数週間の子どもが会話できるレベルまで話せちゃったからね!!
どうしよう?
ん?なんかベルが置いてあるこれを鳴らしてみるか。
ベルを鳴らすと使用人の人が来て部屋の惨状を見て慌てて医者を呼びにいった。



「ははははははは、そんなバカな話はありますまい」
現在、俺も診察室に入れられて一家全員で診察を受けている。診察と言っても、現代日本のような聴診器などがあるわけではないのだが・・・
「本当なんだよ、レプス!なぁ、ハルト」
どうやら、このお医者さんは父様の幼馴染とかの気軽な関係らしい。
「うん!」
あ、ハルトが俺の名前らしい。
ちなみに、父様の名前がベルマーレ
母様の名前がサーラ
双子のの兄のほうががサカキ
弟のほうがトーリ
である。
あ、そうそう、そんでさっきのお医者さん固まっちゃってるんだよね。
「ほんとだったぁぁぁ?!」
あ、気絶した。まあ、そうなるよねー


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