ときどき、ホットミルクが飲みたくなる人生
第42話「秘密組織」
一方その頃。
「いやー、なかなか白熱したバトルが繰り広げられてますなぁ」
「ホンマやなー。片方ゴキブリホイホイやけどな」
「しかも燃えてるっていうね」
「なんか俺、キサラギ見てあれを思い出したわ。ほらあの、地上でやるクルクル動き回る花火」
「ネズミ花火?」
「そうそれ」
「ゴキブリ&ネズミってww 完全に駆除される側じゃねえかwww」
「うん。キサラギ、多分負けるで。間違いない」
とあるマンションの一階駐車場。そこで死闘を繰り広げているのは如月と峰長。
そして、その少し離れた安全地域で彼らを監視しているのは、恋島一郎と内田友だった。彼らは、荒れ放題の空き地でタブレットを使って映像を眺めている。
「彼奴がやばくなったらどうする?」
「手はず道理や。キサラギが勝つにせよ負けるにせよ、俺達メンバーは次のステージに移行するのだと。『異能力は公に明かされていない部分が非常に多いが、メンバー内で発症した奴が出て来たことで事態は急変した。キサラギの覚醒が我々にどのような結果をもたらすにせよ、そのための行動を起こさないのはマヌケのする事だ。』…………というのが、ボスの意見らしい」
イチローが『ボス』といった人物は、如月含む彼らをまとめる組織のリーダーである。彼らは、各々の事情でなんやかんやその組織に所属しており、偶にメンバー一同で活動をするのだ。
「また面倒な事始める気かよ、あのおっさん。本当いい加減にしろよな〜!」
「賃金払えあの野郎!! 未成年だからってお手伝いじゃないんやぞコッチは!」
「労基に訴えるぞタコが!!」
…………そんなボスに、あまり良い印象を持っていない様子の2人。どうやら、組織の基盤は割とガタガタのようだ。
「ふむふむなるほど。どうやら思ったより、愉快な事を企んでいるようですね」
「「あ?」」
そんな2人に、後ろから声をかけてくる少女が現れた。
少女は笑みを浮かべる。
「是非もないです」
「いやー、なかなか白熱したバトルが繰り広げられてますなぁ」
「ホンマやなー。片方ゴキブリホイホイやけどな」
「しかも燃えてるっていうね」
「なんか俺、キサラギ見てあれを思い出したわ。ほらあの、地上でやるクルクル動き回る花火」
「ネズミ花火?」
「そうそれ」
「ゴキブリ&ネズミってww 完全に駆除される側じゃねえかwww」
「うん。キサラギ、多分負けるで。間違いない」
とあるマンションの一階駐車場。そこで死闘を繰り広げているのは如月と峰長。
そして、その少し離れた安全地域で彼らを監視しているのは、恋島一郎と内田友だった。彼らは、荒れ放題の空き地でタブレットを使って映像を眺めている。
「彼奴がやばくなったらどうする?」
「手はず道理や。キサラギが勝つにせよ負けるにせよ、俺達メンバーは次のステージに移行するのだと。『異能力は公に明かされていない部分が非常に多いが、メンバー内で発症した奴が出て来たことで事態は急変した。キサラギの覚醒が我々にどのような結果をもたらすにせよ、そのための行動を起こさないのはマヌケのする事だ。』…………というのが、ボスの意見らしい」
イチローが『ボス』といった人物は、如月含む彼らをまとめる組織のリーダーである。彼らは、各々の事情でなんやかんやその組織に所属しており、偶にメンバー一同で活動をするのだ。
「また面倒な事始める気かよ、あのおっさん。本当いい加減にしろよな〜!」
「賃金払えあの野郎!! 未成年だからってお手伝いじゃないんやぞコッチは!」
「労基に訴えるぞタコが!!」
…………そんなボスに、あまり良い印象を持っていない様子の2人。どうやら、組織の基盤は割とガタガタのようだ。
「ふむふむなるほど。どうやら思ったより、愉快な事を企んでいるようですね」
「「あ?」」
そんな2人に、後ろから声をかけてくる少女が現れた。
少女は笑みを浮かべる。
「是非もないです」
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント