ときどき、ホットミルクが飲みたくなる人生
第40話「今世紀最大」
日曜日。俺達は学園からそう遠く無い、とあるマンションの1階駐車場に来ていた。この場所は、数少ない利用者以外ほとんど人が立ち寄る事がなく、人目につかない作業や行事をすやりたい際は絶好の隠れスポットと言える。
なんでこんな場所を知っていたのかというと、このマンションそのものが俺の知人の私有物だからである。つまり、『お前のものは俺のもの理論』。勝手に騒いでも問題無いという訳だ。
俺がそのように説明すると、峰長甘子は難しげな表情を浮かべた。
「……それって、無許可でこの場所を使うって事じゃないの?」
「そういう事になるな。大丈夫、どうせ誰も使わないから」
「いや、持ち主が使うでしょう」
「問題無い」
「だから…………はぁっ、まあいっか」
峰長は諦めたように溜息を吐いた。うむ、何事も諦めが肝心だ。下手に気を張ってもロクな結果にならない。
「それじゃあ、早速始めるか。言っておくが、降参するなら今のうちだぞ?」
「御託はいいから、さっさとかかって来なさい」
この野郎…………余裕ぶちかましやがって。見てやがれよぉ〜!
お前にお見舞いしてやるぜ! 新たに力を付けた、今世紀最大のバトルを!
なんでこんな場所を知っていたのかというと、このマンションそのものが俺の知人の私有物だからである。つまり、『お前のものは俺のもの理論』。勝手に騒いでも問題無いという訳だ。
俺がそのように説明すると、峰長甘子は難しげな表情を浮かべた。
「……それって、無許可でこの場所を使うって事じゃないの?」
「そういう事になるな。大丈夫、どうせ誰も使わないから」
「いや、持ち主が使うでしょう」
「問題無い」
「だから…………はぁっ、まあいっか」
峰長は諦めたように溜息を吐いた。うむ、何事も諦めが肝心だ。下手に気を張ってもロクな結果にならない。
「それじゃあ、早速始めるか。言っておくが、降参するなら今のうちだぞ?」
「御託はいいから、さっさとかかって来なさい」
この野郎…………余裕ぶちかましやがって。見てやがれよぉ〜!
お前にお見舞いしてやるぜ! 新たに力を付けた、今世紀最大のバトルを!
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
35
-
-
841
-
-
141
-
-
159
-
-
1359
-
-
63
-
-
238
-
-
140
-
-
3087
コメント