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ときどき、ホットミルクが飲みたくなる人生

極大級マイソン

第28話「絶対的強者」

『ぐぅ!? 何だ、この光はっ!!』
「……君ら、僕が目を離している隙に何をやってるのさ」

 俺が視界を奪われている中、どことなくマヌケな変えを響いてきた。じわじわと視界が開けていくと、俺と峰長の間に立つ、大森萎の姿が見て取れた。

『シナビ、お前っ!』
「太陽くんは、その様子だと、能力を取り戻せたようだね。しかし、まさかゴキブリに変身する能力だったとは驚いたよ。…………でも、戦うのは構わないんだけどさ、関係ない人を巻き込むのはやめてくれよ。ここは往来、学園なんだからさ」
『んなの関係あるか! ていうか、被害を受けた奴らの治療はもういいのかよ!』

 シナビが、救助に駆けつけてから、まだ数分しか経っていないはずだ。こんなに早く全員を見て回ったとは考え難い。
 そう、普通なら。

「昨日、言っただろう? 僕には『時間を止める能力』があるんだ。時間の概念なんて、無いようなものなのさ」

 やはりチーター。この男には最早、常識というものが通用しないのかもしれない。

「それよりも2人とも、喧嘩なら他所でしてくれ。能力者同士の争いは、周囲に大きな被害を及ぼす。日を改めて、他の場所で戦うんだ」
『勝手な事を言うな! この俺様に指図してんじゃねえよっ!!』
「何なら僕が、今ここで相手しても良いんだよ?」
『おい、峰長。日を改めるぞ、勝負は中断だ』

 俺は、シナビの言葉を素直に聞き入れる事にした。何となく、こいつとは争うべきでは無いと、直感で思ったのだ。

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