ときどき、ホットミルクが飲みたくなる人生

極大級マイソン

第7話「王家陥落」

「よっしゃ昼休みだ! 早速、峰長にリベンジをしに行くぜ!」
「待つんだ太陽くん! 今、彼女に挑んでも返り討ちにされるだけさ。ここは作戦を練った方が良い」
「確かに。そもそも俺は、彼奴に何をされて死んだんだ?」
「甘子ちゃんの能力は、『砂糖を司る能力』。大量の砂糖の嵐で、相手の水分を吸収する極悪非道の技を得意とする厄介な相手さ」
「ガチ、『ス○スナの実』の能力者だな。アラバスタ征服してそう」
「とにかく、峰長甘子から能力を取り返すには、彼女を倒すしかないのさ。それが僕たちのルール。でも君1人の力では彼女に勝てない。となると、必然的に協力者が必要になる訳さ」
「しかし、クラスカーストど底辺の俺に味方をしてくれる奴なんているのか?」
「大丈夫、僕に心当たりがある。今、その人の名前とクラスを教えるから、今から行って話してくるといいさ」
「お前は?」
「僕はこれからランチの時間だから」

 こうして俺は、シナビに紹介された人物に会うため、1人教室を離れるのだった。

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