チート特典スキルは神より強い?
第29話 魔法大会8
相手のチームは一旦自分の陣地に戻り、3人でなにやら大量の魔力を女性が持っている銃のようなものに注ぎこんみ始めた。少しすると全員の魔力が1割ほどになり、銃の中心にある丸いガラスの器からギラギラとした光が放たれた。
[国連級魔法、ヌークリ・スプラッシュ]
彼女は銃口をこちらに向け、その光を放った。その光が銃口放たれると、何百倍もの大きさに膨張し、皮膚が焼けそうな威力の光が周りを襲った。威力と発動後の効果からしてこれは核爆発なのではないだろうか?いくら小規模でも、相手が俺じゃなかったらこの会場と共にアキレア国が吹き飛んでるぞ?
[ブラックホール]
この魔法は威力制御がかなり難しいので以前は使うことが出来なかったのだが、今は魔力制御をある程度できるようになっているので、かなり小規模のものが作れるようになっていた。核爆発を丸々吸い込むことが出来るブラックホールを小規模と言えるのかはわからないが、ブラックホールはあの銃から放たれた核爆発とそれによって生じた周りの熱を一瞬で吸い込んだ。
「なっ…アトミック・スプラッシュを吸い込んだだと?」
「あれは国連級魔法だぞ! 国を一瞬で吹き飛ばすほどの威力がある魔法だというのに一体どうやって? あの黒い渦の巻いた魔法は……」
俺は時間停止を使い、殴り気絶させた。俺がいたから核爆発を阻止できたが、そうでなかったら確実に何千万人もの人々が死んでいた。確かに俺を倒すにはこれくらいの威力の魔法が必要なのかもしれないが、この威力はただの大会にしてはやり過ぎなのではないだろうか?
「結局またアウルに助けられたわね」
「そうだね。まさか相手が別空間に忍んでいたとはね。そしてアウルもその空間に入ることができたとはね」
「ところであの…[ブラックホール]…? って魔法。あれは何?」
「あ~。あれはあらゆる物を吸い込む魔法だな」
「その魔法教えて!」
「悪い。あの魔法は教えることが出来ない。それにあの魔法の制御は他の魔法と比べてもかなり難しい。もし一歩でも間違えれば世界が崩壊する可能性すらもある。もしランクで表すとしたら世界級魔法かな? その規模の魔法があるのかもわからないけどね」
試合が終わり、待合室に戻ると、俺達は昨日同様に時間停止魔法で観客席まで移動したのだが、記者や出場者達、そして研究者たちが昨日より断然しつこくあの[ブラックホール]の情報を求めて追いかけてくる。
「もう、しつこいわね。これじゃあ静かに休憩することすらできないわね」
「今日はかなり派手な試合だったからね」
「とにかくもう準決勝の試合は終わったから一回外に出ようか」
「でもこの後決勝あるわよ」
「でもこの人だかりが収まらないと会場で休憩を取ることもできないからね」
「だな。それに決勝は午後4時に始まる。ということはまだあと6時間程時間があるということだ」
[国連級魔法、ヌークリ・スプラッシュ]
彼女は銃口をこちらに向け、その光を放った。その光が銃口放たれると、何百倍もの大きさに膨張し、皮膚が焼けそうな威力の光が周りを襲った。威力と発動後の効果からしてこれは核爆発なのではないだろうか?いくら小規模でも、相手が俺じゃなかったらこの会場と共にアキレア国が吹き飛んでるぞ?
[ブラックホール]
この魔法は威力制御がかなり難しいので以前は使うことが出来なかったのだが、今は魔力制御をある程度できるようになっているので、かなり小規模のものが作れるようになっていた。核爆発を丸々吸い込むことが出来るブラックホールを小規模と言えるのかはわからないが、ブラックホールはあの銃から放たれた核爆発とそれによって生じた周りの熱を一瞬で吸い込んだ。
「なっ…アトミック・スプラッシュを吸い込んだだと?」
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俺は時間停止を使い、殴り気絶させた。俺がいたから核爆発を阻止できたが、そうでなかったら確実に何千万人もの人々が死んでいた。確かに俺を倒すにはこれくらいの威力の魔法が必要なのかもしれないが、この威力はただの大会にしてはやり過ぎなのではないだろうか?
「結局またアウルに助けられたわね」
「そうだね。まさか相手が別空間に忍んでいたとはね。そしてアウルもその空間に入ることができたとはね」
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「あ~。あれはあらゆる物を吸い込む魔法だな」
「その魔法教えて!」
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試合が終わり、待合室に戻ると、俺達は昨日同様に時間停止魔法で観客席まで移動したのだが、記者や出場者達、そして研究者たちが昨日より断然しつこくあの[ブラックホール]の情報を求めて追いかけてくる。
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