魔王を倒そうとしていた勇者と勇者を倒そうとしていた魔王を入れ替えてみた。

りゅう

休戦準備

「待てってどういうことですか?ルーラ様」

「待てってどういうことですか?サキュバス様」

「「とりあえずその人は殺しちゃダメ!剣をしまいなさい」」

2人に脅され軍長と騎士長は渋々剣をしまう。



今回2人は神様により送られてきた。
その場にいたルーラは状況がしっかり理解できていたがサキュバスはそう簡単に納得してくれなくて大変だったわい…

神様が2人を見ながら思う。

もちろんそのまま送り出すだけじゃ面白くないから魔王と勇者の身体が入れ替わっているのがバレたらゲームオーバーという条件は付けたがのう。
まあ、死ななかっただけマシだと思ってくれ。


サキュバスとルーラは魔王と勇者を解放させて、サキュバスは魔王とルーラは勇者と今後について話し合う。


「とりあえず魔王様はここで大人しくしててください。戦いは私と勇者の仲間の魔法使いで止めますから」

魔王軍のテントの中でサキュバスは勇者の中にいる魔王に告げ外に出る。




「とりあえず勇者様はここで大人しくしててください。戦いは私とサキュバスで止めますから」


勇者側の軍のテントの中でルーラは魔王の中にいる勇者に告げ外にでる。


「このテントにいるのは魔王ではありません。ですから、危害を加えるのを禁止します。」

「このテントにいるのは勇者ではありません。ですから、危害を加えるのを禁止します。」


ルーラとサキュバスは両陣営の味方にそう指示をだし、とりあえず勇者と魔王の安全を確保する。


「騎士長さん、今から魔王軍に向かいます。ついてきてください」

「軍長さん、今から勇者側の軍に向かいます。ついてきてください」





「「はっ?」」


少しの間が空き両陣営から驚きの声が聞こえた。






数分後…


両陣営の間にあった空き地でルーラと騎士長、サキュバスと軍長が対面した。


「ルーラ様、一体何を?」

「サキュバス様、一体何を?」

何が起こっているのかわからない騎士長と軍長は2人に問う。



「「これよりしばらくの間、勇者側の軍と魔王軍の争いを禁じます。」」


「「はっ?」」

サキュバスとルーラの言葉を聞き周りが驚く。




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