君は僕の気持ちを知らない
信じてる
最近、幼馴染である鈴音と一緒に登校しなくなった。
まぁ、元々学校でも同じクラスだが喋らないし、あいつ自身高校で新しい友人が沢山出来ている。
いつまでも幼馴染と一緒いても仕方がない。
まぁ、詳しい理由は知らないが僕的にも嬉しい事だから気にしない。
こうして最近僕は1人で登校するようになった。
あと、変わった事といえば夕方に行っていたお参りを朝の登校前にもするようにした事ぐらいだかそれ以外は別段変わった事はない。
僕は未来と会いに行った帰り道いつも通り神社に寄り彼女の病が治るように願う。
そして、帰り道僕は先ほどの病院での事について考える。
未だに僕は未来が何の病にかかっているか知らない。
彼女もきっと僕にその話はしないと思う…
ここ最近まで僕は彼女は病気では無く何か大きな事故したせいで入院しているのだと思った。
確かに最初の頃は未来の姿を見て何かの病なのだと思ったのだが、未来と会っていて病らしいそぶりが一度も無くいつも元気なので病では無いのではないかと思っていた。
しかし、今日未来の病室を出た際に未来の母親である詩織さんに出会った。
別に初対面の相手ではない。
時々、顔を合わせる事が何度かあり、その度に『いつもありがとうね。』と言ってくれた。
しかし、今日は少し雰囲気が違った。
『ねえ。樹君は未来から病の事聞きましたか?』
詩織さんの口から出た言葉を聞いてやはり病であったのか…と心が沈む。
きっと、未来もそう言った様子を自分の前で見せない様にしていたのかもしれない。
『すいません、聞いてないです。』
僕が素直に答えると
『そうですか…やはり言っていなかったですか…』
詩織さんはそう言って顔が暗くなる。
『樹君、未来の病は…』
『すいません、詩織さんそれは聴けないです。』
樹は詩織の言葉を遮る。
『え…何で…』
詩織は樹の言葉を聞いて驚き言葉が詰まる、その間に樹が口開き先ほどの言葉の後を続けた。
『この事は未来本人から話して貰いたいからです。』
勿論、樹も知りたいか知りたくないかと言えば知りたい。
しかし、それは自分のエゴになる。
未来が自分の事を話す機会など沢山あったそれでも彼女は一度も僕に話さなかった。
それは彼女はきっと僕に知って欲しくないだ。
今の関係を続けたいと思っているからこそ僕に伝えない。
もし、自分の事を伝えたのならきっと僕は今まで通りに自分と接する事が出来ないだろうと思われている。
僕自身は絶対そんな事はない!と言い切れるのだかそればかりは彼女との信用の問題だ。
まだ、僕は彼女から自分の事を話してくれるほど信用されていない…
だからこそ、僕は彼女が自分を信用して話してくれる日をただ待つしか出来ない。
『そうね…確かにそうよね…ごめんね、樹君。』
『いえ、大丈夫です。僕は信じてます彼女が話してくれる日を…』
僕と詩織さんはその後少し雑談した後別れた。
まぁ、元々学校でも同じクラスだが喋らないし、あいつ自身高校で新しい友人が沢山出来ている。
いつまでも幼馴染と一緒いても仕方がない。
まぁ、詳しい理由は知らないが僕的にも嬉しい事だから気にしない。
こうして最近僕は1人で登校するようになった。
あと、変わった事といえば夕方に行っていたお参りを朝の登校前にもするようにした事ぐらいだかそれ以外は別段変わった事はない。
僕は未来と会いに行った帰り道いつも通り神社に寄り彼女の病が治るように願う。
そして、帰り道僕は先ほどの病院での事について考える。
未だに僕は未来が何の病にかかっているか知らない。
彼女もきっと僕にその話はしないと思う…
ここ最近まで僕は彼女は病気では無く何か大きな事故したせいで入院しているのだと思った。
確かに最初の頃は未来の姿を見て何かの病なのだと思ったのだが、未来と会っていて病らしいそぶりが一度も無くいつも元気なので病では無いのではないかと思っていた。
しかし、今日未来の病室を出た際に未来の母親である詩織さんに出会った。
別に初対面の相手ではない。
時々、顔を合わせる事が何度かあり、その度に『いつもありがとうね。』と言ってくれた。
しかし、今日は少し雰囲気が違った。
『ねえ。樹君は未来から病の事聞きましたか?』
詩織さんの口から出た言葉を聞いてやはり病であったのか…と心が沈む。
きっと、未来もそう言った様子を自分の前で見せない様にしていたのかもしれない。
『すいません、聞いてないです。』
僕が素直に答えると
『そうですか…やはり言っていなかったですか…』
詩織さんはそう言って顔が暗くなる。
『樹君、未来の病は…』
『すいません、詩織さんそれは聴けないです。』
樹は詩織の言葉を遮る。
『え…何で…』
詩織は樹の言葉を聞いて驚き言葉が詰まる、その間に樹が口開き先ほどの言葉の後を続けた。
『この事は未来本人から話して貰いたいからです。』
勿論、樹も知りたいか知りたくないかと言えば知りたい。
しかし、それは自分のエゴになる。
未来が自分の事を話す機会など沢山あったそれでも彼女は一度も僕に話さなかった。
それは彼女はきっと僕に知って欲しくないだ。
今の関係を続けたいと思っているからこそ僕に伝えない。
もし、自分の事を伝えたのならきっと僕は今まで通りに自分と接する事が出来ないだろうと思われている。
僕自身は絶対そんな事はない!と言い切れるのだかそればかりは彼女との信用の問題だ。
まだ、僕は彼女から自分の事を話してくれるほど信用されていない…
だからこそ、僕は彼女が自分を信用して話してくれる日をただ待つしか出来ない。
『そうね…確かにそうよね…ごめんね、樹君。』
『いえ、大丈夫です。僕は信じてます彼女が話してくれる日を…』
僕と詩織さんはその後少し雑談した後別れた。
コメント