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目立ちたくない男の異世界生活【リメイク版】

血迷ったトモ

第4話 貨幣について

その時、智紀の思考回路は完全にストップしていた。

「おい兄ちゃん‼︎どうしたんだい?急に動きを止めて‼︎」

「ハッ⁉︎えーっと、もう一度宿屋の名前をおっしゃっていただけませんか?ちょっと耳がおかしくなったらしいので。」

ラナは頭の上にハテナが浮かんでいたがもう1度宿屋の名前を言う。

「?まぁ、いいけどね。じゃあ耳をよくかっぽじって聞いときな‼︎ここは宿屋ジビエだよ‼︎」

「ジビエ…だと⁉︎」

「ん?兄ちゃんどうしたんだい?急に叫んで。」

「な、名前の由来は何でしょう?」

「さぁ?」

「特に深い意味は無いんかい⁉︎」

「兄ちゃん完全にキャラが崩壊してるよ?そっちが素かい?」

「えっと、まぁそうですけど、興奮しないとああいう風な言葉遣いはしませんよ。」

「ま、どっちでもいいけど早く入ろうか。」

「は、はい!」

-た、確かジビエってフランス語で鳥獣の狩猟肉っていう意味だよね?誰だよ!こんなアウトな名前をつけたバカは‼︎-

中に入るとそれなりの清潔さを保ったエントランスであった。

「さて、何泊する?」

「えっと、じゃあ一週間…じゃなくて10日でよろしくお願いします。」

「イッシュウカン?ってなんだい」

「い、いえ何でもありません。故郷でのみ使われていた日付の単位です。」

「やっぱり他国の人なんだね。その髪と目の色はこの辺じゃあ一切見ないからねぇ。」

「やっぱり?ということは、俺が宿無しだと分かったのも、見たことないやつだったからか。」

「そうだよ。それに、お金はそれなりに持っていそうだったからだね。」

「金を持っているかは置いときましょうか。ところで10日分でおいくらですかね?」

「そうだったね。すまなかった。10日分で鉄貨7枚、朝晩食事付きで銀貨1枚だよ。」

-1枚か〜。危ない危ない。危うく野垂死にする所だったじゃねぇか。もっと金を持たせてくれても良かったんじゃ?まじで。この際だから、異国の人間ってことで物価とかを聞いとくか。-

「はい、それじゃあ朝晩食事付きで。あ、それと聞いておきたいことがあるんですけど。」

「ん?何だい?何でもおねぇさんに聞きな!」

「は、はい。では…」

聞くところによると、貨幣は次のようになっているらしい。

・銭貨
・銅貨
・鉄貨
・銀貨
・金貨
・銀の延べ棒
・金の延べ棒

これらは、10枚で一つ上の貨幣と同等の価値を持ち、平民は一月に銀貨5枚あればギリギリ暮らせるらしい。フランスパン?のようなものが一本銅貨3枚であり、食事処で食べると銅貨2枚が平均だそうだ。だいたい銅貨1枚あたり百円ってところである。これを踏まえて計算してみると智樹は五万円ほど貰っていて、能力を考えれば十分生きていけるレベルである。因みに一般人なら一月でちょうど使い切るくらいだ。大分食料系の物価が安いようだ。
因みに延べ棒は生涯において見ることない人の方が多いらしい。

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