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目立ちたくない男の異世界生活【リメイク版】

血迷ったトモ

第2話 初めての街

称号:神々がつける目印の様なもの。称号によっては、強力な恩恵をもたらすものもある。

非リア:自他ともに認めるかわいそうな子に付けられる称号。モテなすぎて、称号までにも昇華させてしまった。ある意味レアな称号。女性に対しての免疫が著しく下がる。

異世界人:主人公補正がかかる。具体的には、行く先々で様々困難に巻き込まれるが、乗り越えることによって、この称号を持つ者に恩恵がもたらされる。また、ありとあらゆる言語を習得した状態になり、スキルのレベルアップ必要経験値が100分の1、身体能力の底上げなどの効果もある。

神々の駒オモチャ:??????




「最後のやつなんだよ!色々と物騒な称号だな!
せめて説明をしてくれよ!はぁー、しょうがないな、次は持ち物を見てみるか。ん?手紙?なになに?

『拝啓、親愛なるオモty…じゃなくて宮谷智紀さん、この度は急にこのような誘拐紛いのことをしてしまい、申し訳ありません。あなたには少々してもらいたいことがあったため、この剣と魔法の世界リアリスに送りました。と、言うのはまぁ建前で、ぶっちゃけただの暇つぶしだから、適当に頑張ってね〜!あ、それとインベントリーの中のものとスキルや称号は私からの餞別ってことで気にしないでいいよ〜
麗しの女神より♡』

…ヲイ、色々と台無しだよ!普通は直接会うよね?何でそんな大切なイベントをスキップしてんだよ!しかも手紙なのに微妙な発音の所で切ってるし、しかもほぼ言っちゃってるし、隠す気ないだろ!!はぁ、もういい。一々突っ込みしてたら日が暮れちまう。そんなことよりもアイテムの確認をしなくては…」




10分後、賢者のローブという物理も魔法もどちらにも強い耐性を持つチート装備と、鑑定などを弾くことが出来る隠蔽の指輪、消臭の腕輪、鋼鉄の剣×2を持ち、現在位置が記される地図を元に近くの街に向かうことにした。

「ステータス見てチートとか言ったけど、アイテムの方がよっぽどチートだよな。武器は何故か狙いすましたかのように鋼鉄の剣が2本だし。男なら1度は夢見たことがあるだろう二刀流、カッコイイよな〜。さて、お次はテンプレ王道イベントの盗賊に襲われている馬車とかは無いのかな?」

そんな馬鹿なことを言っている間に、森を抜け、無事街道に出ることが出来た。行商人と思しき集団や、身軽な格好をした旅人がちらほらみられるなか智紀は地図で見たとおりに道を進むと、やがて巨大な城壁で円形に覆われた街が見えてきた。丘陵の上に築かれた街のようで、上り坂を登ってゆくと、人の多い門と人は少ないが馬車が並んでいる門の2つがあった。

「多い方が平民用で、少ない方が貴族用か?よし、自分の勘に従って適当に並んどくか。」

並び始めて30分後、ようやく自分の番が来た智紀は、少々焦っていた。

-やっべー、身分証持ってねぇ。どうすんだよこれ。えーっと、とりあえず村人Aっていうことで、村の近くにあった洞窟の奥に、変な光る石版を見つけて、気がついたら街道の近くにある森にいたっていうことで…大丈夫か?-

門番が、少々不審者を見るような目で近づいてきた。

「次は君の番だよ。身分証を提示してくれないかな?」

「えーっと、すみません。無くしてしまったようなんですけど…」

「そうか。なら、銀貨2枚を貰うことになるけど大丈夫かい?」

「あ、えっと、大丈夫です。」

ポケットに手を入れ、前もって確認しておいた銀貨5枚のうち2枚をインベントリーから出す。

-物価が分からないから、どれだけの価値か分からないな。それに、インベントリー持ちも貴重そうだし、バレないように気をつけよう。-

「はい、確かに。あ、それと一応犯罪歴がないか確認をするから、このオーブに手を触れてくれるかな?」
手を触れるとオーブが白く光る。

-おおー、なんかファンタジーっぽい!-

「よし、通っていいぞ。あと、身分証は早めに作っておいた方がいいぞ。出入りする度に銀貨2枚は痛いだろうしな。」

「ありがとうございます。どこで作れますかね?」

「門を入ってすぐ右手側にある騎士団の詰所に行くか、冒険者ギルドなら大通りをまっすぐ行けばわかると思うよ。」

「ありがとうございます。」

「おっと、言い忘れていたよ。ようこそ、辺境の街エッジへ!」

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