異世界奮闘、チート兄
魔法
それから二年。
拓人ーー改め、二歳になったクオは、すくすくと育ち、今では、歩いたり、舌ったらずではあるが喋れるようになっていた。
また、スキルも取得しており、ステータスも新しくなっている。
これが、クオの現在のステータスである。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
名前 クオ   種族 人族※
年齢2
Lv1
HP12
MP20
STR3
DEX2
AGI2
INT12
DEF3
スキル
魔術師Lv1
固有スキル
鑑定Lv10   凶戦士化  上限開放
称号 管理神の使徒※
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
※が付いているのが、鑑定のLv10から見ることができる項目である。
スキルの説明はこうだ。
魔術師
•所有者のINTに補正 (素のINT×スキルLv×10%)
•一度見た魔法の習得、また、魔術は全て使用可能。
•並列詠唱  (同時発動数はINTの10分の1、他属性の同時発動はINTの10×発動属性数分の1)
•無詠唱 (魔法、魔術の詠唱破棄)
鑑定
•自身、または他人のステータスの確認が可能    (閲覧範囲に制限あり)
•閲覧制限開放。(Lv10より)
•アイテムにも使用可能。(Lv10より)
凶戦士化
•所有者のステータス倍加 (倍率は所有者の怒りの量によって変化)
上限開放
•所有者のLvの概念の上限開放
管理神の使徒
•管理神と深く繋がっており、管理神との交信が可能。
ちなみに、これらの詳細は鑑定Lv10によるものである。
そして、ここにあるスキル全て、(鑑定はLv10まで到達したのが)いままで一人も持っていなかったものだ。
ーーコンコン
クオが自分の部屋でくつろいでいると、扉がノックされる。
「クオ?今いいかしら」
「おかあさま?……はい、だいじょうぶですが……どうしたんですか?とつぜん」
声の主は、クオの母親のアーシャである。
クオは、扉を開けながら不思議そうに尋ねた。
「もう、そんなにかしこまった喋り方しなくて良いのに……。……でも、その歳で敬語が使えるんだもの。やっぱりクオは賢いわね!」
アーシャはクオの頭をよしよしと撫でる。
「あ、ありがとうございます」
クオは照れながらもなされるがままだ。
まあ、これも一貫して演技なのだが。
一通り撫でて満足したアーシャは、クオの頭から手を離すと、要件を伝える。
「あのね?クオ。あなたついこの間二歳になったでしょ?……そこでね、私が魔法の練習をしてあげようと思ったの」
この世界では、一般家庭でも生まれたばかりの赤ん坊には必ず鑑定紙という、鑑定Lv2が込められた貴重な紙を使用してスキルを調べている。
クオの鑑定紙を見た時、魔術師と言うスキルは聞いたことがなかったが、魔の文字から、魔法に関するものだろうと推測を立てていた。
「まほう……ですか?」
可愛く小首を傾げるクオ。
「ええ、どう?やってみる?」
「はい!ぼく、おかあさまみたいにまほうつかいたいです!」
アーシャの質問に、クオは手を上げながらぴょんぴょんと飛び跳ねた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家の庭、ここでクオは練習を始めようとしていた。
母が例として魔法を使う時に危なくないようにだろう。
「いい?クオ。自分の身体の中に流れているものがあるから、それを感じるところから始めましょう」
そう言われたクオは、目を閉じて意識を集中させる。
…………数分後、クオはゆっくりと目を開けた。
「おかあさま……。なにかがぼくのからだをめぐっています。…………これですか?」
その言葉にアーシャは目を見開いた。
「ええ、そうよ。それが魔法を使うのに必要な魔力。それにしても早いわね!さすがクオ!」
アーシャはまたクオをべた褒めする。
「後は簡単よ。それを集めて手から出すだけ。……そうすれば、ほら!」
そう言って、アーシャは何もない所へと手をかざす。そして、魔法を発動させた。
「火球」
アーシャの手に炎の球が出来上がり、着弾地点を黒く焦がす。
いきなりの無詠唱である。
「こんな事も出来るようになるわよ。でも、クオはまだ出来ないから、魔力を手から出す事からしましょうか」
クオはもう火球を使えるようになっていたが、言われた通りに魔力を集めて放出させるを繰り返す。
この練習は、クオの魔力枯渇ギリギリまでを5回、繰り返された。
拓人ーー改め、二歳になったクオは、すくすくと育ち、今では、歩いたり、舌ったらずではあるが喋れるようになっていた。
また、スキルも取得しており、ステータスも新しくなっている。
これが、クオの現在のステータスである。
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名前 クオ   種族 人族※
年齢2
Lv1
HP12
MP20
STR3
DEX2
AGI2
INT12
DEF3
スキル
魔術師Lv1
固有スキル
鑑定Lv10   凶戦士化  上限開放
称号 管理神の使徒※
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
※が付いているのが、鑑定のLv10から見ることができる項目である。
スキルの説明はこうだ。
魔術師
•所有者のINTに補正 (素のINT×スキルLv×10%)
•一度見た魔法の習得、また、魔術は全て使用可能。
•並列詠唱  (同時発動数はINTの10分の1、他属性の同時発動はINTの10×発動属性数分の1)
•無詠唱 (魔法、魔術の詠唱破棄)
鑑定
•自身、または他人のステータスの確認が可能    (閲覧範囲に制限あり)
•閲覧制限開放。(Lv10より)
•アイテムにも使用可能。(Lv10より)
凶戦士化
•所有者のステータス倍加 (倍率は所有者の怒りの量によって変化)
上限開放
•所有者のLvの概念の上限開放
管理神の使徒
•管理神と深く繋がっており、管理神との交信が可能。
ちなみに、これらの詳細は鑑定Lv10によるものである。
そして、ここにあるスキル全て、(鑑定はLv10まで到達したのが)いままで一人も持っていなかったものだ。
ーーコンコン
クオが自分の部屋でくつろいでいると、扉がノックされる。
「クオ?今いいかしら」
「おかあさま?……はい、だいじょうぶですが……どうしたんですか?とつぜん」
声の主は、クオの母親のアーシャである。
クオは、扉を開けながら不思議そうに尋ねた。
「もう、そんなにかしこまった喋り方しなくて良いのに……。……でも、その歳で敬語が使えるんだもの。やっぱりクオは賢いわね!」
アーシャはクオの頭をよしよしと撫でる。
「あ、ありがとうございます」
クオは照れながらもなされるがままだ。
まあ、これも一貫して演技なのだが。
一通り撫でて満足したアーシャは、クオの頭から手を離すと、要件を伝える。
「あのね?クオ。あなたついこの間二歳になったでしょ?……そこでね、私が魔法の練習をしてあげようと思ったの」
この世界では、一般家庭でも生まれたばかりの赤ん坊には必ず鑑定紙という、鑑定Lv2が込められた貴重な紙を使用してスキルを調べている。
クオの鑑定紙を見た時、魔術師と言うスキルは聞いたことがなかったが、魔の文字から、魔法に関するものだろうと推測を立てていた。
「まほう……ですか?」
可愛く小首を傾げるクオ。
「ええ、どう?やってみる?」
「はい!ぼく、おかあさまみたいにまほうつかいたいです!」
アーシャの質問に、クオは手を上げながらぴょんぴょんと飛び跳ねた。
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家の庭、ここでクオは練習を始めようとしていた。
母が例として魔法を使う時に危なくないようにだろう。
「いい?クオ。自分の身体の中に流れているものがあるから、それを感じるところから始めましょう」
そう言われたクオは、目を閉じて意識を集中させる。
…………数分後、クオはゆっくりと目を開けた。
「おかあさま……。なにかがぼくのからだをめぐっています。…………これですか?」
その言葉にアーシャは目を見開いた。
「ええ、そうよ。それが魔法を使うのに必要な魔力。それにしても早いわね!さすがクオ!」
アーシャはまたクオをべた褒めする。
「後は簡単よ。それを集めて手から出すだけ。……そうすれば、ほら!」
そう言って、アーシャは何もない所へと手をかざす。そして、魔法を発動させた。
「火球」
アーシャの手に炎の球が出来上がり、着弾地点を黒く焦がす。
いきなりの無詠唱である。
「こんな事も出来るようになるわよ。でも、クオはまだ出来ないから、魔力を手から出す事からしましょうか」
クオはもう火球を使えるようになっていたが、言われた通りに魔力を集めて放出させるを繰り返す。
この練習は、クオの魔力枯渇ギリギリまでを5回、繰り返された。
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