なんか伝説の剣の付喪神になっていたので勇者と共に魔王倒します。
八 勇者と背徳感
「ハァ、、、ハァ、、、。」
どれだけ走ったのだろうか。走っている時気づいたのだが、横の左右の壁に何メートルおきかに松明が立て掛けられているようになってきていた。
えーっと、マイ◯ラの松明を壁に取り付けた感じ。
明るくなってきたのは些か不本意だ。
体感では何時間か経ったように感じたが、きっと十分と過ぎていないのだろう。
それにしても。
息を荒らげてるロリを眺めるってとんでもない背徳感に襲われるね!
でも、またこの背徳感に苛まれる感覚がゾクゾクするというか、、。
いや、ここら辺でやめておこう。
何か話数を追う度に俺の変態度が増していっている気がするのだ。
気がするだけだろう。きっと気のせいだ。うん。
「変なこと考えてないで。彼ら、もう巻いたかしら?貴方のスキルで認知できる?」
え!?なんでおれが変なこと考えてるって分かったの!?
彼女は今頃!?とも言いたげな表情で説明してくれた。
「どうやってさっきまで会話してると思ったのよ、、。私は人の心を読むスキル、「読心 Lv.9」を持ってるの。剣にも使えるか試したことなかったけど読めてるわよ。今まで考えてたこと、全部ね。」
そして、悪戯っぽい笑みを湛える。
って、さっきまでのこと全部!?
すみません、先程まで卑猥なこと考えてました。
フィリアたん。
「分かればいいのよ。そんな事よりも、追っ手はもう見えない?」
ご機嫌を損なわずに済んだか。よかった。
うん。もう見えないよ。
「視覚 Lv.2」をもってしては、だけどね。
「良かった、、、。あそこで捕まってしまっていたら私の計画も全て水の泡になってしまうもの。これと出会えたことも、、、ね。」
そう言いながら俺のことをじっと見つめる。
んんっ。
恥ずかしいなー。
それはともかくさ、フィリアたん。
お願いがあるんだけど。
「何?また卑猥な内容だったら怒るわよ。」
いやいや、そんなんじゃ無く。
俺のことを人扱いしてくれないかな?
ただこれだけなんだけど、ダメ?
「色々事情があるのは分かってるから、どうして?とは聞かないけど。やっぱり違和感があるのよね。剣を人扱いするって。」
だよねー。
そう言えば俺は色々と教えて貰ったのに、俺の事情は彼女に全然教えて無いな。 
何となく申し訳無い気がしてきたな。
「そういえば。なら、あなたに人格がある理由を聞かせて貰えるかしら?無理にとは言わないけど。」
優しいな。フィリアたんは。
じゃあ、話すよ。
分からないことが多いけどね。
彼女に俺の事全てを話した。
転生者であり、神であることも含めて、だ。ほとんどアマちゃんの受け売りだけどね。
彼女はそんな突拍子もない事を真剣に聞いてくれた。
優しいし可愛いとかマジ女神。女神はフレイヤ様か。
この子は天使だな。
「、、、なるほど。貴方が付喪神なら腑に落ちる部分がある。転生者っていう話は信じ切った訳ではないけど。」
まあ、信じろという方が無茶だわな。
彼女はうつむき加減に謝罪を述べた。
「ごめんなさい。」
いいっていいって。
そんな顔しないでよー。
可愛い顔が台無しだぜ?
「ありがとう。
そうそう、貴方が付喪神ならね、やはり私と一緒に魔王を倒すべきだわ。」
彼女は一転、明るい表情になって。
確信に満ちているといった風情でこう言った。
確かに俺は魔王を倒すことは賛成だけど。フィリアたんが喜ぶからね。
だけどなんで倒すべきなの?
「私が昔読んだ絵本でね、ある剣に神格が宿り、勇者とその剣で魔王を倒す、っていう昔話があったの。あやふやだけどね。その状況に酷似してるなーって思ってね。」
うんうん、確かになー。
剣に付喪神が宿って勇者と共に、、、ってあれ?
もしかして?
「言ってなかったかしら?私がこの世の勇者よ。」  
へー。異世界なのに勇者出てこないなーって思ったら、こんな身近にいたんですねー。
「反応薄いわねっ!?」
ごめんなさいね。異世界慣れしてて。
どれだけ走ったのだろうか。走っている時気づいたのだが、横の左右の壁に何メートルおきかに松明が立て掛けられているようになってきていた。
えーっと、マイ◯ラの松明を壁に取り付けた感じ。
明るくなってきたのは些か不本意だ。
体感では何時間か経ったように感じたが、きっと十分と過ぎていないのだろう。
それにしても。
息を荒らげてるロリを眺めるってとんでもない背徳感に襲われるね!
でも、またこの背徳感に苛まれる感覚がゾクゾクするというか、、。
いや、ここら辺でやめておこう。
何か話数を追う度に俺の変態度が増していっている気がするのだ。
気がするだけだろう。きっと気のせいだ。うん。
「変なこと考えてないで。彼ら、もう巻いたかしら?貴方のスキルで認知できる?」
え!?なんでおれが変なこと考えてるって分かったの!?
彼女は今頃!?とも言いたげな表情で説明してくれた。
「どうやってさっきまで会話してると思ったのよ、、。私は人の心を読むスキル、「読心 Lv.9」を持ってるの。剣にも使えるか試したことなかったけど読めてるわよ。今まで考えてたこと、全部ね。」
そして、悪戯っぽい笑みを湛える。
って、さっきまでのこと全部!?
すみません、先程まで卑猥なこと考えてました。
フィリアたん。
「分かればいいのよ。そんな事よりも、追っ手はもう見えない?」
ご機嫌を損なわずに済んだか。よかった。
うん。もう見えないよ。
「視覚 Lv.2」をもってしては、だけどね。
「良かった、、、。あそこで捕まってしまっていたら私の計画も全て水の泡になってしまうもの。これと出会えたことも、、、ね。」
そう言いながら俺のことをじっと見つめる。
んんっ。
恥ずかしいなー。
それはともかくさ、フィリアたん。
お願いがあるんだけど。
「何?また卑猥な内容だったら怒るわよ。」
いやいや、そんなんじゃ無く。
俺のことを人扱いしてくれないかな?
ただこれだけなんだけど、ダメ?
「色々事情があるのは分かってるから、どうして?とは聞かないけど。やっぱり違和感があるのよね。剣を人扱いするって。」
だよねー。
そう言えば俺は色々と教えて貰ったのに、俺の事情は彼女に全然教えて無いな。 
何となく申し訳無い気がしてきたな。
「そういえば。なら、あなたに人格がある理由を聞かせて貰えるかしら?無理にとは言わないけど。」
優しいな。フィリアたんは。
じゃあ、話すよ。
分からないことが多いけどね。
彼女に俺の事全てを話した。
転生者であり、神であることも含めて、だ。ほとんどアマちゃんの受け売りだけどね。
彼女はそんな突拍子もない事を真剣に聞いてくれた。
優しいし可愛いとかマジ女神。女神はフレイヤ様か。
この子は天使だな。
「、、、なるほど。貴方が付喪神なら腑に落ちる部分がある。転生者っていう話は信じ切った訳ではないけど。」
まあ、信じろという方が無茶だわな。
彼女はうつむき加減に謝罪を述べた。
「ごめんなさい。」
いいっていいって。
そんな顔しないでよー。
可愛い顔が台無しだぜ?
「ありがとう。
そうそう、貴方が付喪神ならね、やはり私と一緒に魔王を倒すべきだわ。」
彼女は一転、明るい表情になって。
確信に満ちているといった風情でこう言った。
確かに俺は魔王を倒すことは賛成だけど。フィリアたんが喜ぶからね。
だけどなんで倒すべきなの?
「私が昔読んだ絵本でね、ある剣に神格が宿り、勇者とその剣で魔王を倒す、っていう昔話があったの。あやふやだけどね。その状況に酷似してるなーって思ってね。」
うんうん、確かになー。
剣に付喪神が宿って勇者と共に、、、ってあれ?
もしかして?
「言ってなかったかしら?私がこの世の勇者よ。」  
へー。異世界なのに勇者出てこないなーって思ったら、こんな身近にいたんですねー。
「反応薄いわねっ!?」
ごめんなさいね。異世界慣れしてて。
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