平穏という言葉は僕には存在しない

信念のドラゴニュート

10話 初授業はいつも元気

翌日、つまり始業式の次の日は通常通りに授業がある。え、まだ1日しか経ってないの。1年くらい経ってると思ってた(白目)。

そんなことを思いながら下駄箱で靴を履き替えていると、後ろから声が聞こえた。

「よお、森山ー」

誰だ!我の名を軽々しく呼ぶものは!と思い後ろを向くと百木がいた。重々しく名前を呼ばれるよりは軽々しく名前を呼ばれた方がいいです。前言撤回。

「今日から授業だよな!いやほんと嫌だよなー(^o^)」

それにしては笑顔だし脳内に送られてくる顔文字も喜んでいるようですが。

「1時限目なんだっけ?」

国語だ。しかし、ここはわざと高度な情報戦を繰り広げて百木を騙して、入学式の日の「好きなものはラーメン事件」の借りを果たそう。

「数g「確か国語よ。」・・・」

またお前か柳瀬ェ!いつもいつも邪やがって!あだ名「たかし(敬称略)」にすんぞゴラァ!

「国語っていうとあれか、担任かぁ」

そう、担任だあ。あの人の授業とか不安しかないんだが。

「まあ、とりま教室行こうぜ!」

・・・ねぇ待って「とりま」って何?トリマー?毛繕いでもしてくれんの?最近の若い子の言語はもはや日本語ではないと思いました。
だがこれでも一応学生の私。とりあえずまあ、の略ってことくらいは知っている。僕、若いから!

そんなこんなで教室。下駄箱で長い時間(?)喋っていたからもう授業開始直前だった。というか教室に入った瞬間にベルが鳴った。授業初日から遅刻なんてしようもんなら問題児認定されてしまう。危なかった。

そして授業が始まった。1時間目は数g・・・国語だった。高度な情報戦に引っかかっちまったぜ。やるな、百木。

「さあ、授業を始めよう。」

ノゲ●ラでも見たかオッさん。

だが案外、と行ってはなんだが、出だし以外國松先生の授業はまともだった。普通にわかりやすい。あいつ、只者じゃねえぜ・・・!

そして授業中うつらうつらしていてもチョークが飛んでくることもなく4時間目も無事終了した。授業時間があれば睡眠不足にはならないっていうのは結構的を射ている意見だと思う。

そんなこんなで昼休み。昨日の4人でまとまって飯でも食うことにした。そう、学食である。低コスト低品質なあのご飯である。

てかこのカレーライス冷え切ってんじゃねえか。冷えたカレーライスは食ベ物ではない。飲み物だ。

なんて思いながら心を無にして残飯を食べていると百木が急に言い出した。

「みんな何部に入るの?あ、森山は知ってるよ。サッカー部でしょ?」

「今のところはな」

というか、サッカー部ぐらいしか入れるところがない。初心者歓迎とか言っているところはパシリ募集ってことらしい。情報源は父。中学校って怖い。ぼくずっとしょうがくせいがいい。らんどせるかっこいい。

「私はまだ決めてないかなー。あんたらサッカー部でしょ?ならマネージャーでもいいかなー」

マネージャーの仕事はブラックらしいぞ、気をつけろ。だから企業は元マネージャーの子を採用したがるらしい。情報源は父。嘘くせえな。まさか俺はすでに高度な情報戦の餌食になっているのか・・・!

「私も特には」

でしょうね。取り柄なさそう。

うわ、柳瀬様メッチャこっち睨んできたー!怖いって!もう柳瀬様半端ないって!あいつ半端ないって!

けど、せっかくの中学校生活なんだし、部活の1つや2つには入っておきたいなあ。サッカー部かなーやっぱw

そんなことを話していたら時間はあっという間に過ぎて昼休み終了の鐘がなった。さあ、5時間目の始まりまであと少しである。

あ、この残飯どうしよ・・・。

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