平穏という言葉は僕には存在しない

信念のドラゴニュート

5話 ホームルームはいつも元気①

「君の名は?」

こんなバカなことを平気で言っているのが我らが担任の・・・えーと、何先生だっけか、思い出せないの!忘れちゃいけない名前!

ああそうだ、國松(くにまつ)先生だ。自称現国の教師で、なんでもノーベル賞候補に載ったことがあるらしい。絶対嘘だ。

そして新学期初のホームルームということで、自己紹介をすることになったのである。

「じゃあ今日は如月の8日なので・・・34番のあなた!」

どうやらこの学校は2月に始業式があるらしい。あと34はどこから?

「えっと、34番の百樹 小一郎です。好きなものはバスケで、部活もバスケ部に入ろうと思っています。みなさん、これからよろしくお願いします!」

ところどころから拍手が聞こえる。

よし、次は僕の番だが、ここで少し時間を止めよう。

そう、僕は人前で喋るのが苦手だ。友達ならまだしも、初対面の相手のまえで喋るのはもはや無理ゲーである。さあどうするか・・「では35番の森なんとか君!」・おい時間止められてねえじゃねえか。そして、森なんとか君ってなんだ。
まあ、 すこしおちちゅけ、俺。きょんなのちゃだのじこしょうきゃいだきゃら俺落ち着けてないな!
くそ、時間がない。ここは前の人を真似て・・・好きなものだけ変えればいいんだから・・・

「僕は35番の森山 茂です。好きなものはラーメンで部活もラ・・・」

やってしまった!!!
これはやばい、ほんとにやばい!
それは何か撤回をしないと・・・
そうだ、「ラ」から始まる部活動といえば・・・

「ラ、ラテン語同好会に入ろうと思っています!」

絶対嘘だ。まずそんな部活存在するかも分からない。まずラテンってどこ?イギリス?

「というのは冗談で、本当はサッカー部に入ろうと思っています・・・。これから1年間よろしくお願いします・・・。」

嗚呼、薔薇色の中学校生活・・・。

「君、ラーメンが好きでサッカー部入るって、変わってるね!」

俺も不本意なんですよー!


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更新が大幅(半年?)に遅れてしまいすいませんでした。
あとこれからはあとがきも少なくしていきたいと思います。

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