ゲーム持って異世界へ

ユリカ

◆◆光一達とダンジョン4〜


少し長めに書いてみました
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「しまった…」
と俺はベットの上で窓の外を見ながらそう吐いた。
まさか朝までやってしまっていたとは…
いやだってな…七十一階層から砂漠が広がっていてさ 道に迷いまくった訳よ…地図見ながら行っていたんだけどなどこを観ても同じ景色でアリジゴクはあるわサソリの大群に出会うわですぐに道を見失った訳よこれが…
だから朝までやってまだ七十五階層までしか来れなかった…
あっ…またモンスターだ
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名前プロングホーン
種族 鹿?
レベル68
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群れ…
群れで来るのはいいんだけどな 動くのはぇよ!スキル当たりにくいんだよ!くそっ!
数分後…
ゼェゼェ…
プロングホーン群れ全滅
ドロップ品 ホーンの角×3 ホーンの肉×3 ホーンの毛皮×4
モンスター出現
今度はサソリか…
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名前スコーピオン
種族サソリ
レベル66
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一体だけだな…
ズシャ…ズシャ…ズシャ…
倒れる…
ドロップ品 毒針 
って今何時だ?……A.M.4:45
微妙な時間だな…寝るか?それと寝ないか?( ̄-  ̄ ) ンー…七十六階層まで行ったら寝よう…


七十六階層…よし着いた! 寝よう!八時まで!タイマーをセットして…おやすみ!

ピピッ…ピピッ…
もう八時か…
と思い俺はベットから出る。
いつもより遅い朝食を食べて身支度を済ませギルドに向かう。

ギルド〜
「おっ颯斗!おはようさん!」
「颯斗君、おはようございます。」
「おはよ…」
「おはよう…( ´⚰︎` )ふわぁぁ〜」
「颯斗寝不足か?」
「朝までゲームしてただけだ」
と俺は学校に行っていた時と同じ様にそう言うと光一はいつもの事なので“そうか”と言うだけだった。一応三時間位は寝たから大丈夫なんだけどな…
「昨日は俺は用事で行けなかったがダンジョンの何階層まで行けたんだ?」
「一階層しか進んでない 」
「マジで?」
一階層しか進めてねぇの?マジ?ほんと?
「マジだ」
と光一は言い張る。
「次の階層に行く階段が中々見つからなかったのと余り行き過ぎるとレベルが足らなくなって危険になると思ったからな」
と光一はその後にこう言った。
それなら仕方ないのか?( ̄-  ̄ ) ンー…仕方ないとしておこう。
「まぁ…出発するか…」
と俺は出発しようと言う。

ダンジョン前〜
「光一達は二十一階層に着いたら少し待っていてくれ すぐに行く十分も掛からないと思うし」
と俺は光一達に言って転移石を発動した。
さてと…走るか
俺はマップを開いて道を確認しながらモンスターとの戦闘も避けて二十一階層まで走った。
「お待たせ じゃぁ行くか」
「ほんとに十分掛からずに来やがったぞ…」
「私達は二時間以上掛かったのに…」
「すご…い」
何やらボソボソと三人で言っているがなんだ?
「行かないのか?」
「「「行くぞ(行き来ます!)(行く…!)」」」
と三人揃って行くと返してきた。
こうして四人は安全エリアを出て薄暗い森の中を歩く。
「昨日気づいたと思うがここのモンスターは毒を持っているから気をつけろよ」
と忠告を一応しておく
早速お出ましだ…
「毒蜂だな あの針とスピードに注意しろよ」
「分かってるって!俺から行くぜ」
と俺のアドバイスを聞いた後光一は毒蜂向けて走って行く。
レベルも上がって動きも素早くなって来たな
「はっ!……颯斗終わったぞ!」
と光一は歩いて帰ってきた。
「じゃぁ次行くぞ」
と俺達はまた歩き始める。
その後も毒蜂、蜂、毒蛇、ポイズンウルフ、毒スライムなどなど出てきたが全て倒した。何度か光一が毒にやられて毒消しを使った。

「一旦休憩するか 丁度昼過ぎだしな」
と俺は二十八階層の安全エリア前でそう言う。
「疲れた〜!飯だ〜!」
「疲れました…」
「疲れた…」
と言って三人は安全エリアで座り込む。
さてと…俺も弁当を食べるか
今日はサンドイッチって親父さんは言っていたな 
「颯斗のサンドイッチ美味そうだな!」
と自分の弁当を食べている光一が俺の弁当の中身のサンドイッチを見てそう言う。
「お前のも美味そうだな」
「替えっこしようぜ!」
と光一は切り出してきた。俺が“いいぞ”と言うと光一は“やりぃ〜!”と言って一つサンドイッチを取っていった。俺も光一の弁当箱からどれを食べるか選ぼうと中を見る。
卵焼きでいいか…(´〜`)モグモグ美味い!流石王宮の料理人の料理だ くどくもなく薄くもない絶妙な甘さだ
「うめぇ!このサンドイッチうめぇ!颯斗お前の宿屋の親父さんはすげぇな!」
とサンドイッチを食べて目を輝かせている光一がそう言っている。
「俺の宿屋の親父さんだからな」
「明日は俺のも頼んどいてくれ!」
と光一は二つ目に手を伸ばそうとしながら頼んでくる。
「分かったから二つ目に手を伸ばそうとするな」
と俺は弁当箱を光一の手の届かない所に動かす。
「もう1つくれ!お願いだ!」
「俺の分が無くなるだろ」
「お願いだ!俺の弁当半分あげるからさ!」
と光一は両手を顔の前で合わしてお願いのポーズをしている。こういう時こいつは頑固なんだよなぁ…
「あと一つだけだぞ」
と俺は弁当箱を光一の前に置いてやる。
光一はパァーっと笑顔になりサンドイッチを一つ取り美味しそうに食べている。
うん…どう見たって子供だな…この姿は…
委員長と副委員長は静かに自分の弁当を食べている。
昼ご飯を食べ終わったあとは三十分ほど休憩してまた次の階層に向けて歩き始める。
そして俺達は三十階層ボス部屋の前まで辿り着いた。
「明日はボスに挑むぞ だから今日はここまでだ それと光一レベルはどれくらいになったんだ?」
「結構強くなったぞ ステータスオープン」
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名前 神谷 光一
種族 人間
Lv7→35
HP 3000→7400
MP 2500→3200 
STR 590→1080
DEX 450→720
VIT 440→570
AGI 490→570

称号
勇者・モテル者

スキル
聖剣召喚
剣術
火魔法耐性
火魔法中級
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これならボスとやっても大丈夫だな…
「委員長と副委員長も見せてくれるか?」
「分かりました ステータスオープン」
「ん…ステータスオープン…」
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名前花屋 花美(はなや はなみ)
種族 人間
Lv5→33
HP1200→3360
MP2500→4000
STR250→500
DEX260→480
VIT300→520
AGI280→460

称号
魔法使い・委員長・世話焼き

スキル
火魔法初級
           中級
水魔法初級
           中級
聖魔法中級

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名前泉野 翠(いずの みどり)
種族人間
Lv6→34
HP1800→3850
MP1700→2500
STR320→780
DEX300→980
VIT350→600
AGI350→1000


称号
賢者・忍者・マイペース


スキル
闇魔法初級
           中級
ナイフ中級
双剣    中級

ユニークスキル
影操り・影渡り

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「皆なかなか強くなっているな 」
と独り光一達のステータスを見ながらそう呟く。
「それは颯斗のおかげだぜ!」
「颯斗君のお陰です 」
「颯斗のおかげ…ありがとう」
とそう言われる。
なんか照れくさいな…
「騎士団長と同じくらいスパルタだけどな!」
光一それは余計だ 一気に気が冷めたぞ
コツンッ…!
「ってぇ!…颯斗痛てぇよ!俺何かしたのか!?」
「ムカついた」
「俺何も颯斗にムカつくことしてねぇじゃん!?」
と光一は突っ込んで来るが無視して置こう…
「さてと これはほっといて帰るか」
と俺は光一そっちのけで委員長達に言う。
「置いてくなって!」
と光一も慌てて転移石を出す。

外は夕日が沈みかけていた。
俺達はギルドで素材を売ってまた明日と言って別れた。
帰ったら八十階層までゲームを進めよと俺は思って宿屋に戻った。

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