ゲーム持って異世界へ
◆◆初めて鍛冶屋に行く〜
お待たせしました!m(_ _)m
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俺は宿に戻ってから食事と風呂を素早く終わらせて部屋に戻りP〇vit〇の電源を入れる。
「さて…やりますか…」
と俺が言いゲーム機を操作しボス部屋の重々しい扉をアバターが開ける。
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名前リッチ
種族アンデッド
レベル66
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“リッチ…って事は光魔法で倒すのが楽だな…でも魔法耐性が有るから剣でもやるか”と俺はリッチを画面越しから観察してブツブツと一人で呟いている。
「ん?後ろにも何か居るぞ…?」
マップにリッチ以外のモンスター反応がある事に気付いた俺は画面を動かしてよく見てみる。
。。。。。。スケルトンの集団じゃねぇか!?ん?…マミーも居るぞ!?
なんとリッチの後ろにはモンスターがうじゃうじゃ居た。
「俺…どんだけ不運なんだよ…」
と落ち込む俺。
………ライト・ランス
………ファイヤー・ボール
………ブレイクスキル
と俺は無心でマミーとリッチに魔法を撃ち込みスケルトンの集団を剣で斬るをゲーム機を操作し行った。
ドロップ品 禍々しい杖・魔石レア度中・骨の粉…
要らねぇ!禍々しい杖要らねぇ!ぜってぇ厄介なやつだよこれ!……
「ギルマスにでも渡してみるか…」
と俺は言いゲーム機の電源を切って眠った。
翌朝…
「ふぁ〜…朝か」
と俺は伸びをしながら外を見てそう言う。
さっさと身支度をして食堂に向かい朝食をとる。
「いただきます…」
と言ってパンを食べとスープを飲む。
やっぱりここの飯は美味いな~と思いながら食べる。
「ごちそうさま…」
と言ってお盆をお盆返却口に置く。
そしてギルドに向かう。
ギルドのギルマスの部屋…
「ガルドさん入っていいか?」
と俺はギルマスの部屋の扉を叩きながらそう聞く。中から入っていいと言われたので俺は中に入った。
「で…ハヤト今日は何を持ってきたんだ?」
と書類を整理しながらガルドさんは聞いてくる。
「禍々しい杖ってのを手に入れた」
「なんかやべぇ名前だな…よしハヤト専用の部屋に行くぞ」
とガルドさんは言って立ち上がり俺を連れて部屋を出る。
ってやっぱりあそこ俺専用の部屋だったのか…
俺専用の部屋…
「ハヤト出してくれるか」
とガルドさんが杖を出す様に言う。俺はアイテムボックスから禍々しい杖を出す。
禍々しい杖はその名の通り杖の周りから紫よりの黒い色の何かを放っている。
「これは……浄化するしかないぞハヤト」
「やっぱりか…」
「毒素を放っているがお前は平気なのか?」
とガルドさんが冷や汗を欠きながらそう聞いてくる。
「毒素耐性持っているからな…何とも無いぞ?それよりも大丈夫か?」
と自分は大丈夫なのでガルドさんの心配をする。
「俺は毒素耐性を持っていないんだ…毒消し持っていたらくれないか?勿論代金は後で払うぞ後その杖ちと仕舞ってくれ」
とガルドさんが言ってくる。
まぁ…毒消しの代金くらい別に要らねぇけどくれるんだから有難く貰っておくか…と俺は思いながらアイテムボックスから毒消しの薬が入っている瓶を何本か出す。そして杖を仕舞う。ガルドさんはそれを受け取りその一本を飲む。
「さて…ハヤト浄化出来るか?」
「出来る…」
「それじゃぁやってくれその後杖の値段を決める。大丈夫だ杖自体は良いもんだと俺は思うからな」
と自信満々でガルドさんは言ってくる。
言い値で買い取ってもらえればいいか…
さてさて浄化魔法は…お?あったあった…。
「“ピュリフィケーション”…」
と俺は杖を出し浄化魔法を使う。するとみるみる禍々しい何かが消えていく。
こんなもんか。へぇ〜ホントは白かったのか~と杖を見て俺はそう思う。
一応鑑定しとくか
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名前粉雪
特性 魔力消費軽減・攻撃力+900
使用不可(魔石がありません)
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粉雪って言うのかこの杖の名前か…
「ハヤト終わったか?」
「終わった。ほら」
と俺はガルドさんに杖を渡す。
ガルドさんは杖をまじまじと見て観察する。
「白金貨六枚でどうだ?」
「白金貨六枚もくれるのか?」
「ここに魔石がハマっていれば白金貨八枚はくだらない」
「よし魔石を付けよう…どうやって付けるんだ?」
「鍛冶屋に頼むしかないな」
と俺の質問にガルドさんはそう答える。
鍛冶屋に行くしかないのか…ん~どうしよう
まだ一度も行ったことねぇし試しに行ってみるか
「鍛冶屋って何処にあるんだ?」
「ハヤト鍛冶屋に行ったことがないのか?」
「あぁ…」
「じゃあその剣は何処で手に入れたんだ?」
と何時も愛用している俺の剣を見てガルドさんはそう聞いてくる。
しくじった…鍛冶屋に行ったこともないのに剣を持っているっておかしいよな【・_・?】
いやゲーム内では何回も行ったけどなこれもボスのドロップ品集めて鍛冶屋で作ったやつだし…
「。。。。。。ドロップした」
「ホントか?」
とガルドさんは言う。これは信じてない様子だ。
「まぁいい…鍛冶屋の場所はギルドを出てハヤトが泊まっている宿と反対側の道を行くとデカくて派手な看板がある。それが目印だ」
とガルドさんはこの剣の事を深く詮索してくることも無く鍛冶屋までの道を教えてくれた。
はぁ…よかった。
「今から行ってくるわ」
と俺は言って部屋を出て鍛冶屋に向かった。
ガルドさんに言われた通りに行くとデカくて派手な看板が見えてきた。
これはすげぇ…派手過ぎるだろう…
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