ゲーム持って異世界へ

ユリカ

◆◆光一達とダンジョン1〜


少し長いです

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窓から朝日の光と朝の涼しい微風が入ってくる。
それで俺は目を覚ます…
P〇Vit〇の電源を入れ時間を確認する…
AM6:00
「起きるか…」
と俺は言い布団から出る。
ここからはいつも通りだ。
顔を洗って髪の毛を一応整え準備が終わると一階に降りフロアにある池の中をぼぉーと眺める。
眺めていると小さい小魚達が寄ってきた。
・・・餌が欲しいのかな?そうだとしたら後でこの宿の人から貰ってくれ…俺は持っていないんでな
と伝わるはずもないのに心の中で小魚達にそう言って池から離れる。
そして食堂に向かう…

「おはようございます!えっと…ハヤトさんですね」
「あぁおはよう シー」
とこの数日で親しくなり部屋番号も言わずに食堂に入れるようになった。
朝は日替わり定食が一番人気だ。
俺もそれを注文し出来上がるのを席に座って待つ
お?出来上がった様だな…
俺はそれを取りに行く。
「今日はパンとスクランブルエッグとウィンナーとサラダだ 、それじゃぁいただきます!」
(´〜`)モグモグ…やっぱりここの飯は美味い
…………
……

「ごちそうさまでした…」
と言って手を合わせる。
さて集合時間まで何しよう…
と俺は腕組みをして考えるポーズを取る。
うし…ゲームしよう それしかやる事ないしな

六十一階〜
うわ…この階層紫の霧に包まれてるぜ
「げっ…これ毒の霧かよ…地味にHPが削られる」
数秒で5HPが削られていくのか…俺毒耐性スキル持って無かったよな…作ろ
「えっと…魔法創作で作れたような…お?これだこれだ」
と俺はP〇Vit〇の画面をスクロールしてタップし毒耐性スキルを見つける。
創作…
ピロン…毒耐性を習得…
このスキルを発動させますか?
YES or NO
「それはYESしかないだろ」
と俺はYESを押す。
これで大丈夫だろ
と地図を見ながらアバターを動かして次の階に向かい歩き出す。
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名前スケルトン
種族アンデット
レベル60
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ここはアンデット系なのか?
てことは…光魔法が有効かもな
「まぁまずは試しに斬ってみるか」
こいつの弱点は確か頭だったよな…
ブレイクスキル発動
真っ二つに斬る…
スケルトン倒れる
骨の粉をドロップ
うん…光魔法要らなかったな
さて次だ次だ!
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名前マミー
種族アンデット
レベル60
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えっとマミーの弱点は火だったよな
ファイアー・ボール…
マミーは焼けて倒れた
薄汚れた包帯をドロップ…
弱くね?ファイアー・ボールって下級魔法だったような…あっ魔力の込める量で強さが変わるって城で授業受けた時に宮廷魔導師幹部のミストさんが言ってたな…
「それで俺のは強いのか」
後で実験してみるか…今は階を進める
その後スケルトン、マミー、スケルトン、マミー
の順で現れた。集団の時もあったが楽勝だった。
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名前死神
種族アンデット
レベル65
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名前ゴースト
種族アンデット?
レベル62
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名前グール
種族アンデット
レベル61
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名前シェイド
種族アンデット
レベル63
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とかも出てきたが魔法と剣で倒した
ドロップ品は死神からは鎌とぼろマント
ゴースト、グールからは紫色の魔石
シェイド今回はドロップ無し
とまぁ六十五階まで進んで得たドロップ品はこんな物だ。
AM8:30
「そろそろ行くか…」
と六十五階層でセーブをして電源を切る。


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ギルトに着いた。もう光一と委員長と副委員長が待っていた。
「颯斗~!遅せぇぞ」
「遅くねぇよ、まだ集合時間過ぎてねぇだろ…まぁ…おはよう」
「颯斗君おはよう」
「おはよ…」
と光一、俺、委員長、副委員長の順で挨拶を交わす。
「それと…委員長と副委員長こいつがなにか迷惑な事したら言ってくれ」
「分かりました…」
「分かった……ぁ…」
「副委員長なにか思い当たることがあるのか?」
「今日…朝の5時に無理やり起こされた…」
と副委員長が言った。
「ほぅ……光一…人様に迷惑かけるなと今まで散々と言ってきたよな…」
「いや…その…颯斗…落ちついてくれ……な」
「そこに正座しろ!」
「…はい!」
と光一を正座させる。
「小学生の時から俺は言ってるよな!…人様に迷惑をかけるなって…小学校の修学旅行の時も中学校の時も朝早くに家に来ては俺を叩き起したよな…忘れたとは言わせねぇ…」ガミガミ…
と俺はその後一時間ほど光一を説教をした。
ふぅ~疲れた…
「ハヤト…サン…もういいでしょうか…」
と一時間ほど正座させられていた光一がそう言い出した。
“いいぞ”と俺が言うと光一はほっとした様な顔をして立ち上がった。
「さて…こいつのせいで時間オーバーしたけど行くかダンジョン」
と座って待っていた委員長と副委員長に俺は言う。
二人は荷物を持って準備万端ですと言う風にこちらを見てくる。俺は光一に“行くぞ”と言って四人でギルドを出た。

〜〜〜〜ダンジョン一階層前
「転移石にポーションに…全てあるな 
じゃぁ…入るぞ」
と俺を先頭に前衛の光一、副委員長、後衛の委員長の順で並んで入る
って言っても…雑魚なんだよなぁ…ここ
すると俺の気配察知(※ダンジョンに着くまでに作った)にモンスターの気配を感じた。
「ストップ…この角の向こうにモンスターがいる…ここに着くまでに決めたフォーメイションで行くぞ」
「おう!」
「はい!」
「ん…」
と光一達が頷くのを確認してから角を曲がった。
「グギャ…グギャ!」
「グギャ?グギャ!」
とゴブリンが二体こちらに気付いた。
「見本を見せるから残りの一体だけ倒してくれよ」
と俺は光一達に言って走ってくるゴブリンの一体の首を刎ねる。
「まぁ…こんな感じだ まずは光一からだ」
「おう!」
と光一は言って剣を構えゴブリンに斬り掛かる。
スパンッ…ゴブリンの首が飛ぶ
ドロップ 短剣(ボロボロ)
「見ろよ颯斗!ドロップしたぞ!」
と嬉しそうに光一が短剣(ボロボロ)を見せてくる。
「分かった…分かったからダンジョン内で大声を出すな…モンスターが寄ってくる」
と俺はデカい声で喜んでいる光一を注意する。俺が居るから来ても問題ないんだけどな…
注意すると光一が初のドロップ品の短剣をバックに大事に入れて静かになる。
「次行くぞ」
と言い俺は歩き始める。
二階層に降りるまでに四回モンスターと出くわした。副委員長と委員長の順で一回は一人で戦ってもらった。
副委員長はザ・忍者って思うくらい忍者ぽい動きをした。
委員長は戦闘向きではなく回復向きだと再度確認した。
二階層…
「ここで一旦休憩だ」
「はぁ~疲れた…数回しか戦ってねぇのに…」
「ダンジョンってこんなに疲れるんですね…」
「疲れた…」
と安全エリア内でへなへなと光一達は座り込む。
初めてだと普通はこうなるよな…俺はならなかったけどな
さて俺も休憩するか…

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