ゲーム持って異世界へ

ユリカ

◆◆日常〜


クラス転移してから数日が経った…今日も朝からランニング、腕立て伏せ、剣の稽古をしている…俺は魔法も使えるから昼からは魔法の勉強も一応している、だってしなくてもゲーム内での技だからもう使えるしさ…まぁこんな感じの生活を数日しているって訳だ。ちなみに光一は勇者って事もあって騎士団長直々に剣の稽古をしてもらっている。
「しかし…暇だなぁ〜そろそろ此処を出て旅でもするかなぁ…」
と俺は一人外の景色を観ながら呟く。
「お?…颯斗!おーい!」
と下から光一がこっちを見て手を振ってくる。子供かお前は…まぁ一応振っておくか…
「光一、稽古の帰りか?」
と俺は手を振りながら下を見てそう聞く。
「おぅ!服着替えたらそっち行くから居ろよ!」
と光一は言って行ってしまった。
「ゲームでもするか…」
と俺はP〇Vit○の電源を入れてゲームを始める。この数日で俺のスキルについて色々分かってきた。俺のスキルはこのP〇Vit〇を通して戦うことも出来るとゆう事、ステータス版を使わなくてもこれでステータスは確認出来ること、マップや気配探知も出来るようになっている事、アイテムボックスも入れ放題と言うこと(生き物は入れれないが…)、などなど便利な機能が沢山付いたことだ。この事はまだ誰にも言っていないぞ…話すといろいろとめんどくさそうだからだ。しかも今ゲーム内で戦っているモンスターは王都に一番近いダンジョンにいる奴を気配探知で探し出してアバターをこっちから操って戦っているんだ。なんて便利な機能だろうか…しかもアイテムは自動的にアイテムボックスに仕舞われるので一々拾いに行かなくてもいいのだ!
「やっと二十五階まで来たぜ…」
「何が二十五階なんだ?」
「ウォ!?ビックリさせるなよ…光一」
「わりーわりー…で?何が二十五階なんだ?」
「ゲームのだよ、やっと二十五階まで来たんだよ」
「颯斗はこっちに来てもゲームかよ…全く飽きねぇ奴だな」
「悪かったな…ゲームオタクで」
「怒るなよ~悪かったって…」
「まぁそれは置いといて、稽古はどうだった?」
「なんだよ…稽古は上々だな!もう少しで騎士団長のクラウさんに一撃を決めれそうなんだ!」
と光一は言う。元々光一は運動神経超良いしな…それに加えて騎士団長直々に剣の稽古ときた、強くならないなんてことは無い、でも俺よりかは弱いけどな…
「(・∀・)ニヤニヤ…」
「何(・∀・)ニヤニヤしてんだよ颯斗…」
「いや別に~、さて…魔法の勉強でも受けに行こうかな…」
「そうか、頑張れよ!」
と言って光一は部屋から出ていった。いかんいかん…なに(・∀・)ニヤニヤしていたんだ…俺は…すぅーはァーすぅーはァーよしっ!行きますか!
と俺は気持ちを切り替えて部屋を出た。

コメント

  • ノベルバユーザー80864

    サイコーに面白い!!!これからも頑張ってください!次の話も楽しみにしてます!!!

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